いろんな英語の単語を調べていると、言葉の持つ意味の背景を知ると文化の違いを感じます。

こんにちは。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

鯉のぼり：生命力

レッスン中、生徒さんから「陣痛って英語で何ですか？」と質問がありました。

辞書で調べてみてください。

labor

と記載されています。

また、「労働」という意味もあります。

労働と陣痛が同じlaborで使われている・・・・。

調べてみると、キリスト教の聖書、「エデンの園」の話のアダムとイブから来ているんですね。

蛇にたぶらかされて、リンゴを食べてしまい、神様の逆鱗にふれ、懲罰が与えられました。

アダムはひたいに汗してパンを得なさい。死ぬまで働きなさい！と。

そして、

イブには、「出産の苦しみ」：陣痛が与えられました。

そして楽園から追い出された、っていう話。

労働も陣痛も共に「懲罰」として考えられているんですね。

だから「働かない」、「働かなくても良いのなら、働かないのが良い」というような考え方が一般的な気がします。

昔のヨーロッパでは「奴隷」に労働を与えて、上流階級の人間は「働かない」ことが、当たり前の考え方だった。

日本語で「働く」は？

これには「はた（他の人）を楽にする」という意味があり、「自分のために仕事をする」という意味はないようです。

「他人を楽にさせる労働」と「他人に懲罰を与える労働」では全く違う見方です。

イブに与えた懲罰のはずの陣痛も現代では、「出産時の苦しみ」を軽減でき、出産後の回復も早い、「無痛分娩」による出産は、神様にとって、「反則技！」と思われているんだろうな。

またある母親は宗教上の理由でもなく、ただ単に「生みの苦しみを味わいたい」と自然分娩を選ぶ人もいます。

苦しい、いやいやな労働ではなく、楽しく、有意義なコトとして視点を変えてみると、人から必要とされている限り、死ぬまで仕事を現役でいられるのは、ある意味幸せな人生だと思うんだけどね。

こんな考え方も神様からすると

「反則！」

と思われるんだろうか。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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