アメリカでの老後の人生を垣間見る

自身の体がまだ自由が効く時でも、死後のことまで考えて実行している人は素晴らしいと思う。

私は、全く考えたことがない。だから、一般的に老人になったときの人生設計、その時の生活がどんなふうになるのかついて全く知らない。人生設計教育レベルは落第である。　No plan, No future です。

あるアメリカ人老人が一人暮らしの時に庭で骨折をしてから、老人ホームで生活をしている。

老人ホームを英語では、Assisted living home（基本的に自分で生活ができるけど食事など身の回りのサポートをしてくれるところ） または Nursing home （看護師が２４時間常駐）と言います。

ロサンゼルスでは、自宅を改造してAssisted living homeとして仕事をしcare giver（介護士）の資格があれば、営業できます。看護師ではないけど、そんなフィリピン人家族がロスには多い。ちょっとグレーぽい仕事ではある。だからなのか、このようなところは比較的値段が魅力的で利用者も多い。また経営者にとっても毎月の家のローンがあれば、３人の老人でも介護できるシステムがあれば、家計も楽であろう。

以前ロスで自宅を改造して経営していたフィリピン人女性と話す機会があった。彼女は日本でも住んだことがあり、フィリピンパブで務めていた経験があった。彼女の話を聞いていると、フィリピンの女性はきっと一般的に介護の仕事は合うんだろうな〜と思った。

でも彼女は収入の割に仕事が大変なこと、特に痴呆の患者を受けれていたこと。そして入居後すぐに亡くなる人が多いので、空室率が高くなり人件費がかかるなどで辞めてしまった。

ちなみに日本では、看護、介護付き老人ホームと言うのだろう。

彼は、Assisted living homeに滞在している。

「浜松市楽器博物館」へ行ってきました。
管楽器シリーズがありました。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

骨折をして手術なり怪我は治っても、足の骨折だったので退院して自宅に戻り一人で生活なんてできるわけがなかった。

自宅が車椅子用にリフォームされているわけでもなく、また日常のショッピングも車が運転できなくなってしまった。

そこで急遽、an assisted living homeを探す必要になったのです。

最近は、ネットにはたくさんの老人ホームのサイトがあるけど、どのサイトにも肝心な費用がほとんど記載されていません。様々な老人ホームを一括にまとめた仲介業者のホームページから資料請求をするのが主流なようでした。

すぐにでも情報が欲しい人にとっては、とてもうざいシステムになっているのでした。

そんな仲介業者を通さず、なんとか希望地域の直接老人ホームに問い合わせることができたのでした。

そして、聞いてびっくりなのは、ホームの滞在費用。

プライベート１ルームだけど、毎月３,０００ドル以上！！（１ドル１００円として３００,０００円以上！）

これにはたまげた。

何年ホームで生活するのか！？１年？５年？１０年？

仮に１年なら３６０万円

５年なら１,８００万円

１０年なら３,６００万円

ただしこれは、入居した時の値段である。

アメリカは景気がよくなると、物価にすぐに反映され、彼が入居しているホームでは毎年１５０ドルから２００ドル毎月値上がりしている！

世の中、試算通りにはいかないものです。

そんな話を、ハワイに遊びに行った時、知人にホノルルでの施設の料金になりました。

親の介護はどこでも大変である。

そして、ロサンゼルスのan assisted living homeの料金を伝え、元気に長生きして欲しいけど、今後払えなくなる可能性もあるかもな〜と・・・・言うと、

「You guys are still lucky!」（あなたたちまだラッキーね〜）

と言うのです。

なんとホノルルの月額の料金は７,５００ドル！

私はこの金額を聞いて、テーブルの椅子から転げ落ちた。

ホノルルでもお金持ちが住むような地域で豪邸に住んではいたけど、この金額を払い続けたら家族が破産するとのことで、痴呆の父をなんとか自宅で最後まで見届けたと話してくれた。

この金額を日本円に換算すると、

１年で約９００万円

５年で４５００万円

１０年で９０００万円

ホノルルでも景気がよくなると入居時から毎月値上がりしているとこのことでした。

日本は一体いくらなんでしょうか。

私がもし施設でお世話になることになったら、仕事ができている現役の時にいくらの準備金を用意しておく必要があるんだろう。

120歳まで生きようとしている身としては、恐ろしい限りである。

Work hard!

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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