海外旅行で観光中、マーケットなどでショッピンをしているとショップの人たちの日本語が達者な人たちや日本人観光客に向かって、” China? China?” (本当はChinese (中国人?))と話しかけてくるので、”No. Japanese!”と返答すると、商売上手な彼らは、” I love Japanese!”と売り込みを開始します。
そんなローカルの人たちで賑わうところで、目の前の人が何か落とし物をしたりしたときに、”You just dropped this!”と英語で声をかけてあげたり、記念撮影をしている外国人がいれば気軽に”I can take a picture for you!”と提案できるといいですよね。
そんなある意味初対面において、話し相手について知り・理解すること、そして自分について伝えることは、いかなる言語、文化、習慣を持つ人と意思疎通を図る時に、また人間関係の発展に大変役に立ちます。
そのような初対面での様々な英語表現は、インターネットや本などでたくさん調べられます。
英会話を学習する上で、まず話し相手について、いろいろな質問ができるといいでしょう。ただしここでの話は、相手への尋問や取り調べみたいな会話のことではないです(笑)。
個人的なことは、まず自分自身について伝えてから、相手のことについて質問することがエチケットですね。
どんなことを英語で伝えてみたいですか?どんな質問をしてみたいでしょうか?
こんな質問をすると、日本の小学生から社会人まで、英語で質問をすることや自由な発想で伝えることは、あまり得意ではないように思います。これは、英語を知らないから質問できないとか、答える気がないから、という意味ではなく、相手のことについて質問する発想や自由な発言に慣れていないように見受けられます。
もしかすると、日本の学校教育は、先生からあらかじめ与えられた指示や、質問に答えることの訓練はできているけれど、自らが質問をすることや自由な発想で答える訓練や機会が少ないからではないか?他の国の人たちを観察するとそのように感じてしまいます。
話し相手からの英語の質問に答えること、理解することはできるが、相手に質問がなかなか上手にできない、もしくは苦手で、また「間違えたらどうしよう」という、個人的な性格もあり、思うように伝えられないこともあります。これらを克服できるようになれば、英語でも会話をすることが楽しくなるのでは?と思います。
質問する能力
英語の語彙力や文法力が十分でない人でも、この質問する能力を持っていて生かすことができる人は、意思疎通がとても上手で、英会話の上達も早い人が多いです。
これは子どもでも社会人でも同じです。
たとえば、初対面の外国人に日本人である自分の名前を覚えてもらうことは、外国人にとっては大変なことです。また日本人にとって外国人の名前を覚えることは難しい。
そんな人との別れ際に、「おや?この人の名前なんだったけ?」と名前を再度確認したい、もしくは、Facebookのやり取りをしたい、そんな質問もできるようになるといいですね。
いろいろな英語表現を覚えること、使い慣れること、そして繰り返しの練習をすることは、英会話の上達には必須です。
そして、
「話し相手のことを知ってみたい」、
「自分のことを知ってもらいたい」、
そんな純粋な気持ちは、英会話上達の為の会話練習の目的ではなく、自然と湧いてくるいろいろ質問や自分のことを英語にできるように勉強して、それを実際に伝えられるようになると、楽しく学習ができるようになります。
昔、私が女性と付き合っていない(モテナイ)期間が長〜かった時、ある女性からこんな質問をされたことを今でも覚えています。
「Are you gay?」
英語の質問の意味は理解できましたよ。でも、なんという質問するのか!?何も知らなかった私は、開いた口がふさがりませんでした。この質問は、別に差別的意味ではありません。特にアメリカには、いろいろな種類の人がいますので、確認の意味を含めて、このように異性や同性に質問をすることがあります。
ちなみに私はstraightです。(gayではありません)
安田 英承
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