英会話のための英単語数の増やし方

英会話上達

「暗記すること」、私は苦手です。

でも「暗記すること」が全然苦にならない人もいます。子どもでもすぐに暗記できる子となかなかできない子がいます。

だから人によって覚え方は千差万別ということでしょう。

暗記が得意な人は何か特別な暗記の仕方でもあると思う。でもそれを自分に取り入れてやってみてうまくいく人と全くダメというケースもある。

単語ひとつ暗記するためには、「イメージ(シュミレーション)すること」、「見る」、「聞く」、「声に出す」、「触る」、「感じる」、「読む」、「書く」、「関連する体の部位を動かす」・・・・・More!

こんなにもできることがある!またこれらをたくさん組み合わせることで忘れにくくなる。

でもほとんどの人は志半ばで挫折してしまう。そうならないためにも気力が必要です。

 

今回は英会話ができるために初心者が目指す英単語数とその増やし方について。

 

英単語を覚える目的は何?

  1. 英会話ができるようになるためですか?(For Listening & Speaking)

  2. 長文読解や英字新聞がスラスラ読めるようになりたいため?(For reading)

  3. 文章作成のため?(For writing)

  4. ただ単に単語数を増やすため?

  5. などなど

英単語の暗記というと、単語帳などを使って「XXX式必須英単語・熟語」とか「TOEIC攻略OO単語」みたいな書籍、スマホやインターネットとかDSで通勤・通学時でイヤホンつけて頑張っている人よく見かけます。

そんな人たちが手に持っているものを横から覗き見させてもらうと、英文読解のための単語の暗記が多いような気がします。

読書のための単語について、英字新聞のある記事を読んでも、一つの単語の意味がわからないとその記事の内容が全く理解できない場合などがあります。どんな記事でも辞書を使わずに100%理解できるくらい読めることを目指すのか、辞書なしで70%ぐらい理解できているぐらいを目指すのかによって、長文をスラスラと読めるようになるための目指す単語数は異なります。

英会話でも最低限の単語数がなければならない。知らないと会話ができないからです。

 

覚えてもすぐに忘れることが問題なら、忘れない作業が必要

覚えてもすぐに忘れることが問題なら、忘れない作業が必要

 

初心者が目指す単語数

さて、一般的に日本の中学・高校で習得する英単語数が

中学3年間で1000単語前後

高校3年間で2000単語前後

大学入試対策で合計5000単語前後

英語力を上げるためにはできる限り語彙量を増やすようにしましょう。この語彙量が多いほど、自分の英語力を活用できる場面が増えます。

初心者の英会話学習者であれば、まず目指すは中学3年間で学習した1000単語ぐらいのレベルの内容を目指してみましょう。

1000語には、日常的に使えるような英単語が選ぶといいでしょうね。

初心者にとって1000単語なんて大変ですよ。数字や曜日も覚えて、身の回りの物、動詞なども覚える。覚えて、使えるようにすること。

あなたができる、あなたに合った暗記方法で最低単語数を覚えて、実際の会話でその単語が使えるように頑張って欲しい。

 


 

ある程度英会話ができる人の単語の増やし方として、例えば、ある会話で相手の話している最中に、知らない単語がでてきたら、それについて質問ができれば、単語量を増やすきっかけとなります。しかし質問の内容が話の内容についてではなく、単語の意味について質問ばかりしているようでは、人の話を折ってしまい会話になりません。つまり絶対的な英単語数が少ないことになります。

また、ある程度英単語数を持ち合わせていても、知っている単語のはずがまったく聞き取れなかったり、知っている単語でもたくさんの意味が含まれていることを知らなかったり、他の単語と組み合わさって意味が異なる場合があることを知らないと、会話の内容を理解できないこともあります。

そして知っている単語を使って話すとき、それを適切に使えることも必要です。英語って深い!

よくある経験で会話中に、たった一つの単語が聞き取れないがために、そればかりに気になって、その文脈の前後関係を理解することができなかったりして話の内容全体がさっばりわからなくなることもあります。会話中に相手の話をず〜と聞いていたので、話の内容に関して急に質問されても、笑って誤魔化すか、”I’m sorry.  I didn’t understand.”と伝えるしかない・・・・

だからある程度推測する能力を高めると共に、当然単語数を増やす作業が必要になってきます。

 

単語数を増やしたらそれを使えるようにする

初心者がなんとか会話レベルにもっていくための単語数を覚えることができたら、実際に使えるようになっているか確認のためにも文字に起こすか、自分の声を録音するなどして、自分で考えた英文をたくさん作ることをおすすめします。

日記を書くことも効果的。

普段からあまり文章を書かない人にとって苦痛に感じたり、書くことの内容があまりなくて書けないと思っていても、とにかく作業に取り掛かること。同じ内容を毎回書いたり録音しても、それを何回も何回も続けることができたら信じられないくらい上手に、流暢に話せるようになる。また書く内容が無いと嘆いていたら、どんなことを話してみたいかイメージして考えてください。

頭を使うこと。

レストランの場面とか、デートに誘う(誘われる)場面などつまらない内容のセリフでも全然大丈夫。誰も気にしません。少しずつ書ける量が増えてくると思う。

しかし実際に作った自作の英文を誰かに確認してもらう必要が絶対あります。なぜなら、知っている単語、もしくは辞書で調べた単語でさえも文脈にあっていない、不適切、意味不明な単語を使用している場合が本当にたくさんあるからです。

とくに日本の高校・大学受験経験者やTOEIC学習者に多い。ゆうに5000単語以上を知っているだろうなって人が簡単だと思っている単語ほど実際の場面で使えないものです。

 

会話中、もし伝えたい単語がわからない場合や忘れてしまった場合、他の言い方や自分の知っている語彙で説明ができるようになることはとても重要。すでに語彙量が豊富だと他の言い方や説明が不要になるけど、量が少ない場合は伝える工夫と練習が必要です。

例えば、「枕」という英単語が思い出せないとき、辞書があればそれを探したり、実際の枕を見せれば事足りますが、言葉そのものがわからない場合、「枕」を別の表現で説明し、それを相手に伝えることができればいいですね。「寝るときに頭を乗せるもので、ふわふわしているもの・・・」みたいに。

回りくどい会話になりますが、語彙量が少ないのでしょうがないです。

安易に辞書を使って単語を探しても、すぐに忘れます。例えば、長文読んでいて、わからない単語を辞書で探して、しばらく読み続けるとまたわからない単語がでてきたから辞書で探してみると、「あれ、今さっき探した単語じゃん!」みたいなことがあります。なぜ覚えていないかというと、覚えるという作業をしていないからですね。

知らない単語・伝えたい単語を先のように別の表現で説明ができないとき、英単語数が少ないのでやはり辞書などを使って単語を調べて記憶する作業が必要です。

そんな作業を繰り返しながら、それを実際の会話で使ってみる。この作業を何回も繰り返す。

単純作業ですが、あとは気力をもって継続するしかない。

頑張りましょう!

Let’s get moving!

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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