いじめを苦による子どもの自殺を考える:英会話講師としての素質と資質

英会話スクール

人間関係について、アメリカ人の妻からいろいろと教えてもらっているセシルの安田です。

子どもがいじめを苦にして自殺をしたことで、学校の教師としてのあり方、学校関係者のあり方、親として、コミュニティーの一員としてどうあるべきか考えさせられますね。もし我が子がいじめられたり、もしくは、いじめる立場でいたり、または、いじめられている現場を見ても、身に振りをしていたら、親としてどうあるべきでしょうか?

命を絶った子にしか本当の気持ちや叫びはわかりません。

学校の先生を責めたり、いじめた本人やその親への怒りは、被害者の親として当然な気持ちです。許せない・・・・。

昔、妻といっしょに、子どもが生まれる前に「いじめ」の話をしていました。いじめを苦に自殺した親としてどう振る舞うべきか。私は「いろいろな状況であっても、いじめた親と子どものところに行って、殴り込む!」そして「担任や関係者全員もそのあとすぐ、けりをつける!」と。当然の考え方だと思っていました。

でも妻の意見を聞いて、「あっ!」と思いました。

「もし我が子が、いじめを受けて自殺なんてしたら辛いよ。周りを責めるよ。でもいつも一番そばにいる母親である私に、子どもがその辛さをどうして打ち明けてくれなかったのか。自分を責めるよね。親として普段からどうあるべきかの方が重要だよね。」

「子どもが親に気を使ったり、親に子どものことでつらい思いをさせたくないなんて、本来あるべき親子関係ではないでしょう?」と。

私はなんて器の小さい人間なんだと妻から勉強させられました。そんな良好な親子関係であれば、子どもがいじめに対する被害者であっても、加害者、第3者であっても未然に防ぐことはできるでしょう。

人を感情的に責める前に、自分が人としてどうあるべきか。今いる我が子にとって今、そして将来、父親としてどういう親子関係であるべきか日々考えています。

子ども自身も自分の守り方を身に付けるためにも相談を

子ども自身も自分の守り方を身に付けるためにも相談を

 

英会話講師としての資質と素質について

辞書によると、

「素質」適性。性格や性質が、その物事に適していること。また、その性格や性質。素質の「素」は、たち、性質。

「資質」は生まれもった才能。その物事を巧みになしうる生まれつきの能力。資質の「資」は、たから。

どちらの言葉も、人のある一面の表現のようですね。

私は、講師としてやスクールの代表としての資質はないです。生まれつきの能力なんてない。その仕事に対する素質もないです。でも今も続けていられることに感謝・感謝です。

だから素質や資質はあまり関係ないような気がする。

私が英会話スクールを運営する上で、一緒にお仕事をさせてもらう英会話講師は日本人や外国人、またその人のもつ生活環境、宗教、習慣、考え方、言語、食習慣、今までの経験などが私とは、まったく異なります。

だから一緒にお仕事させていただいて楽しい!

そんな方達が英会話講師として日本の子どもから大人まで英会話指導のためにいしょにお仕事をしたいなと、私が採用し仲間としてこだわっているのは、この2つだけ。

一つは:指導技術:教えること。

もうひとつは:その人がどういう人か。人徳。

これらの両方を備えている人です。片方だけでもだめ。両方ないともっとだめ。

なぜこだわっているのかというと、これらがないと人間関係上ストレスになるから。また関係者みんなハッピーになれない。

教えることが好きな人、情熱を持っている人は、自分からどんどん勉強し実践をすれば指導技術って、みるみる向上します。生徒からの質問にも的確に答えることができる。生徒もその担任講師の授業内容に満足。これはプロとして当然ですね。

そして結果をだすこと。つまり、「生徒が英会話ができるようになる」ことです。

結果をだすことができて、プロフェッショナル英会話講師です。指導経験のない人でもベテランでも、人様からお金をもらう以上は当然です。

もう一つ私が大切にしているのは、「この人はどういう人なんだろう」です。優しい人だろうか、勇気があるのか、誠実で、嘘をつかない人か、謙虚で気配りのできる人なのか。人の話をきちんと聞けるのかな?ということ。人として当たり前のことです。

これらって、日本人だからとか、外国人だからとか関係ないと思う。人種、国籍、宗教、家族構成、言語など、いろいろな国の人たちとお会いするけど、全て共通している。

例えば、指導技術が最高でも、その講師に誠実さや生徒への気配りがなかったら、そんな講師の英会話のクラスは、おもしろくないでしょうね。ただ素晴らしい技術で教えているだけ。生徒からの難しい質問にも、知ったかぶりをして答え、生徒が授業内容を理解していようがしていまいが、全然気にしていない、なんてことになるでしょう。空気読めないってこと。

 

辛い思い出

以前こんなことがありました。

ある講師が私に泣きながら、「生徒が全然言うことを聞いてくれないんです。」と訴えてきました。子どものクラスでしたが、いわゆる「学級崩壊」です。

「生徒の話は聞いていましたか?」と。すると「質問しても答えてくれないのです・・・・・、つらい、だから辞めたい。」

なぜこの先生は私にもっと早く相談してくれなかったのか・・・いっしょに解決する方法はあったかもしれないのに。本当に辛かった。

また私が講師として小学生の生徒たちに指導している時、みんな楽しく学んでくれていて、そして英語がすこしずつできるようになってきていました。私も意欲が湧いたものでした。

そんなある時、ある生徒が「辞めたい」と突然の申し出があり、びっくりしました。「どうしたの?授業内容とか難しいかな?」などいろいろと辞める理由をその子に質問すると、最後に「・・・・先生は助けてくれなかった・・・・。」と。

同じクラスメイトの悪気のない好意が原因だったんですが、それがその子にしたらものすごいストレスだったんです。その子の気持ちを全然気づかなかった。

本当に落ち込みました。いまでも思い出すと、このブログを書きながら涙出そう・・・・

その子の信頼を裏切ってしまった。

 

だから、指導技術と人徳を備えている人と一緒に仕事をこれらからもしたいし、私自身もそのようになれるように気を引き締めています。

もしスクールで至らないところがあったら是非教えてください。よろしくお願いします。

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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