英会話講師とスクールとの関係:面接編

英会話スクール

就職活動や会社に正社員として就職した経験がない、セシルの安田です。

バイトはたくさんやりましたよ。小学2年生ぐらいに、友達が夕刊の新聞配達をしていてそれのおすそ分けから始まり、親戚が米屋を営んでいて、毎年年末に餅作りの手伝い、中学時にコンサートの警備員、引っ越しの手伝い、3K(きつい、きたない、きけん)と言われるものから、スナックやバー(年齢偽証)でお酒を作ったりしたこともあります。まだまだ他にもありました。

シアトルに留学中も違法でしたが、いろいろな人に声をかけて、紹介してもらった先での面接経験や、実際に採用していただき仕事をさせてもらったこともあります。

帰国後も韓国・朝鮮系在日のオーナーの元でいろいろとお世話になった時、日本の在日の人たちの苦労話や現在活躍されている方とお会いする機会もありました。

ある程度お金を貯めた後、友人と3人で起業した経験もあります。紆余曲折があり解散後、営業という仕事を極めたいという思いがあり、営業経験豊富な父親の会社で手伝うことになりました。

そんなちょっとした経歴から現在まで、いろいろな上司、会社、その場で働く人たちを見てきたつもりです。

そして、英会話講師として仕事を探している人と面接をしたり、ご縁があって採用させていただき一緒に仕事をさせていただいています。

今回は、英会話講師と会社との初めての出会い、面接について、お話ししたいと思います。

英会話講師という職業

この職業には、学校の教師や、医者、弁護士になるための国家試験に合格が必要な、法的な資格は現在、日本では必要ありません。一部の日本の大手英会話スクールやNPO、海外の教育機関には、英会話講師になるためのコースを設けているところがあります。ただそのコースを受講し「英会話講師」としてその機関に認定されても、今現在、採用に関して絶対必要なものではないようです。

では、どんな人が英会話講師として採用されるのか?

採用する側は、その人の履歴書を見て、どんな人なのか大まかなことはわかりますよね。

外国人からの履歴書はとてもユニークな場合があります。その国の慣習をそのままのフォーマットで提出されたり、履歴書を書く慣習がないところもあります。でもほとんどは、日本特有の履歴書の書類で提出される方が多いようです。

そんな履歴書の中から精査し、お会いしてみたい人、就労条件の合う人と面接をさせていただくことになります。たまにイレギュラーで、電話で面接について問い合わせがあって、その人とのお話し中、「感じがよさそう」な人には、履歴書よりも、その人のことをもっと知ってみたいということもあります。

 

In the case of our school……

私のスクールで現在一緒に仕事をしている人に関してだけ言えることですが、面接前にすでに以下のことに自覚していると思います。

  • 指導する生徒に「英会話ができるようになってもらう」ための課題や私たちのスクールの問題を理解して、それに対して努力したいと思い、

  • その目標達成のための「情熱」があり

  • 英語力があり、

  • 「やりがい」を感じている(収入・時間・環境・人間関係)

外国人でも日本人でも老若男女、同じです。

たまに、「英語ができれば、英会話講師になれる」とか、「ネイティブスピーカーは採用されやすい」など、たしかにそういう人を採用している会社やスクール、そういう考えをもって仕事をしている人の話を聞いたことがあります。「英会話ができる」、「ネイティブスピーカー」であるのは、その「英語力」のほんの一面でしかありませんよね。

「XXXができるから」とか、資格を持っているからとか、「XXXXになりたい・したい」という動機で、「ミー、me 、私〜」にだけ関心ある人では、今の英会話業界だけでなく、他のどんな職業でも採用されるのは厳しいのではないでしょうか?

上記の自覚要素が一つでも欠けていると、私たちの業界では、「生徒」:「講師」:「スクール」の関係において、いずれ不幸になると信じています。

面接希望者が「英語力」と「やりがい」があり、「教えたい!」と思っても、生徒の英会話が上達のための努力をする必要があることを理解していないと、生徒やスクールがhappyになれない。

また、「英語力があり」、「生徒も上達し、会話ができるようになり」、「教えたい!」と思っても、収入面や就労時間などの「やりがい」に関して、講師が我慢することになると、講師がhappyになれないですよね。

他のスクールで講師として活躍している人、過去に講師をしていた経験のある人たちと話をする機会があるのですが、他の会社の採用状況、職場環境などの不平不満を耳にすることがあります。

会社名やスクール名は出しませんが、ひどい環境や不信が蔓延したような人間関係の職場で仕事をしている講師や、またそのような会社やスクールで受講している生徒さんたちのことを、「かわいそうだな」と思うと当時に私自身、「気を引き締めないと」と気づかされることがあります。

逆に「すばらしい!」会社やスクールの話も聞きます。私たちのスクールも皆さんに認められるようにならないと!

集中!

集中!

面接後、ご縁があって一緒に仕事させていただくことになっても、お互いに切磋琢磨しないとあっという間に、先の条件のバランスが崩れていきます。

お互いに成長し、良好で効果的な人間関係を育むことができるようになるかは、講師とスクールがお互いに指導力や影響力をこつこつと積み上げて、信頼でき、信頼されるような講師とスクールと生徒さんとの関係を育むことを目指している仲間との仕事は最高だと思います。

英会話講師になることを希望している人や求職中の人は、就職先とのいい縁があるといいですね。

Let’s get moving!

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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