知識として頭の中にある英語を実際に話す場面で使えますか?
タイトルの”this” と”that”の単語を見るのが初めて、もしくは忘れてしまったのであれば、辞書かインターネットで調べてみてください。
もし2つの単語の意味を知っていて、
読み方も知っていれば、
この単語に関して、
改めて勉強や覚える苦労はないわけです。
ちょっと得しているのです。
日本で中学校や高校で英語を勉強した経験があれば、
上記の単語を、ほとんどの日本人は知っているでしょう。
よく学校の教科書に(昔)載っている、
“This is a pen.” “That is a pencil.”
のような例文を見たことはあると思います。
特に受験勉強や英語を科目としてしっかりと学生時代に学んだ経験のある人は、
英語の知識は高いでしょう。しかし今は、ほとんどの英語を忘れているかもしれませんね。
知識を英会話で使えるか?
学生時代に学んだ英語や、かすかに覚えている英語を会話で使えるようにするのであれば、実践練習が必要です。
知識としての英語が豊富でも英会話ができない人は、知識量が少ない人に比べても、かなりアドバンテージがあります。学生時代の苦労は無駄ではない場合が多いです。
知識が少ないと思っている人にとっては、英会話ができるようになるために一生懸命単語を覚えたり、文法を知っておいたほうがよいのです。
しかし、知識として英語を知っていても、実際の日常会話で使えない学習経験者が日本はとても多いです。
それは学生時代、会話の練習、知識を使うことをしてこなかったからでしょう。とても単純な実情です。
習うより慣れろ
先のThis と Thatに関する質問です。
車内でのシーン。
あなたが車を運転中、英語しか話せないあなたの知人、もしくは会社の同僚が隣に座っています。
FMラジオから80年代のヒットソングが流れていました。
あなたは昔よく聞いた歌だったので、懐かしいと思い、知人にこの歌について英語で質問しようと思います。
「この曲を知っていますか?」
あなたならどのような英文で質問しますか?
this か thatを使って質問してみてください。
片言の英語でも質問して、意思疎通ができれば、すばらしいですね。
状況に応じて、this とthatが使い慣れていれば、
より正確な内容の会話ができるようになります。
これはthis とthatだけに拘らず、正確な知識としての英語がすぐに口から表現ができるようになるための練習が必要です。見慣れた単語や表現を知っていても、会話で使えるようになることがとても大切です。
覚える作業も大変大切なことですが、同時に使えるようにする作業も大切なことです。
先ほどの質問でthis か thatのどちらを使いましたか?
安田 英承
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