英会話講師について

英会話スクール
Halloween partyとスピーチコンテスト入賞者のみんな

英会話講師になりたい、もしくはどんな人が講師に向いているのかを話してみたいと思います。

セシル代表の安田です。

Halloween partyとスピーチコンテスト入賞者のみんな
Halloween partyとスピーチコンテスト入賞者のみんな

 

私は、スクール運営プラス、英会話講師として、講師のサポート、また生徒管理などをしています。そして、英会話講師になることに興味がある人、講師経験者、他のスクールと掛け持ちの人、辞めてからブランクのある人、外国人、日本人、老若男女、色々な方と採用のための面接をしています。

私がこの仕事に就く前まで、特に教えることが好きとか、英会話講師になりたかったのが夢だったわけではありません。だから人に英会話を指導するとは、全く思っていませんでした。

では、どのように英会話講師となったのか?

日本で英会話講師という職業には、医者や弁護士、学校の先生になるためのような国家資格があるわけではありません。

ということは、どんな人でも英会話講師になるための勉強をしていなくても良いし、また講師になるための試験に合格する試練があるわけでもありません。

ある意味とてもお気楽な職業に見られる一面はあるでしょう。

この私も英会話講師という仕事に就く前まで、「講師なんて誰でもなれる」ととても安直に考えていました。確かにそれは事実ですが、それが後になってとても痛い目に遭うこととなります。どんな仕事でもそんな甘いもんじゃないですね。

一般的な資格として認められるものとして、英検、TOEIC、また英会話講師となるためのセミナーやコースを教育機関や英会話学校で一定期間受講したことで、「認定講師」みたいな資格などがあります。

これらの資格は、採用する側、また採用される側として大切な指針となる場合もあります。また採用される側とすれば、これらの資格を持つことによって「自信」となることでしょう。

もし仮に、そのような資格や指導経験がない場合、スクールサイドが面接試験として、英語のテストなどを実施することがほとんどではないでしょうか。

私が英会話講師として仕事を始める時、何一つ上記の資格はありませんでした。教えた経験もないし、知識もない。また資格なんて必要ない!と思っていました。(今も)

なぜなら、医者でもヤブ医者と言われる人や、学校の先生や教授と言われている人でも、資格だけが一人歩きして実力がともあわない人を多く見てきました。

だから、資格がなくても仕事がきちんとできるのなら、わざわざその勉強をする必要がないとさえ、思っていました。

しかし、資格をたとえ持っていても、講師となるには足りないものが自分にはたくさんあったのです。

だから、私は講師の本当の仕事は何なのか?というところから始めました。

私がラッキーだったのは、もともとこの会社には営業として入社していたので色々な先生たちが指導している現場を観察、生徒の様子などを見てきたので、先生たちの指導法、アイデアなどを常に吸収する立場にいた経験がその答えを出すきっかけとなりました。また同時に、それが私の強みとなっていきました。さらに、日本人が英会話を習得することの困難さと、習得の方法は自分の経験でわかっていたことも。

英会話レッスンの一部
英会話レッスンの一部

 

徐々にですが、生徒が英会話を少しずつできるようになったり、生徒や先生たちと生徒の成長や上達を見るのが楽しく、やりがいがあるな!と思ったのです。

その後、講師として経験を積ませてもらい、また色々な方の面接をさせていただき、色々な先生と一緒にお仕事をさせていただいて、私のスクールの信念や考え方が出来上がっていきました。

プロの英会話講師として

講師として、そして授業料や給料をいただくからには、もうアマチュアではありません。プロとして責任感が発生します。

私は当初、教えることは簡単だと思っていました。それは今でも変わりません。でも教えることは、指導することの一部なのです。本当にこの仕事の難しいのは、生徒の目標のお手伝いをし、その人を肯定し、会話ができるようになる結果を示してあげること。

教科書やカリキュラムに沿って生徒に「教える事」がイコール、指導することだと勘違いしている人がいるかもしれないけど、「指導する」とはもっと深い意味だと思うのです。

一生懸命教えても、生徒の結果が出せないのなら、指導者として不適切だと思う。結果が出ないのなら、生徒と一緒に考え、教え導く、忍耐さが必要なんです。

また生徒にとって楽しい授業をするのは講師として当たり前だということ。つまらない授業にわざわざお金を払う人はいないです。義務教育ではないのですから。

あとコミュニケーション能力は大切だと思う。人の話が聞けない、教えることに悦に浸っていて、生徒を見ていない、生徒を理解していないなど、本人の資質に気づいていない場合がほとんど。これは言語の話ではないですよ。外国人講師で日本語での会話が上手に生徒とできなくても、意思疎通が必要十分に図れるのは、この能力によるものです。

親子や夫婦同士でもコミュニケーションできない人がいますからね。

もし生徒が十分に理解されていないと講師が感じれば、我々のような日本語が単横なスタッフが仲介役となって、意思疎通の手助けをするのは当たり前。

講師になりたい人にとって気に留めておくといいこと

  1. 英会話講師として、指導者としてやっていける能力、考えがある人。この能力は教授法やスキルではありません。テクニックはいつでもすぐに習得できます。

  2. 英会話講師をやってみたい考えがある人。他人の成長や成功をあなたも一緒にHappyになれますか?

  3. 英会話講師として、パートでもフルタイムでも生計が成り立つ人。

  4. そして、当たり前のことを、当たり前のこととして、当たり前に行うことができる考えと実行力のある人。

どんな仕事でも当てはまると思う。

でも私がずっと大切にしている信念です。

Good luck!

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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