英会話学習における「training（トレーニング）」、「coaching（コーチング）」の違いについて考える

training（トレーニング） と coaching（コーチング）の両単語とも「ing」が付いています。

元々は、「train」と「coach」なんです。

こんにちは。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

単語の語義を理解してみた

trainは名詞形に「列車」の意味があります。動詞になると「訓練する」になります。

また

coachは「４輪の馬車」、ファッションブランドの「コーチ」のデザインが馬車ですね。そして動詞になると「指導する」になります。

トレーニングは「できるようになること」、つまり英語が話せるようになるために必要なことをします。

日常的に英語を使っていることがない環境で英語能力を高めるために必要なことは、

「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」

これら４つをバランスよく行うこと。

これらができるようになるまでトレーニングをし続けます。

トロッコ列車をイメージしてもらうと、

人力で決められた線路の上をただひたすら漕いで、次の駅（目標）を目指して行きます。

目標地点がすぐそこなのか、山の向こうにあり全く先が見えないのか、崖の淵を通るのか、トンネルの中なのか、途中、線路がなくなっているのか、など・・・・

気が遠くなりそうですが、英会話ができるようになるのはず〜と時間のかかること（かも）です。

でもそのトロッコの移動が楽しくまた、適度に休憩を入れながら一歩づつ確実に進めればいいですよね。

とにかくトレーニングし続けることです。

でもトロッコで移動途中、

「もっと体を違うように動かせばもっと早く漕げて、スピードが出せるのに・・・」とか、「なんであんなトロッコ使って移動しているのか！車輪に油させば滑らかになるのに」みたいなアドバイスをしたくなるのがコーチの役割です。

移動途中、線路の広告に「トロッコにV8 エンジン（パワフル）がいい！」なんてのに引っかかり、目的地まで遠回りする人も多いんだが。

さて、コーチングとはトロッコ（馬車）を駅（目的地）まで送り届けることです。

トレーニングに励み、正しく適切にコーチングを受けること、つまり、

「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」

これら４つの技能をさらに一歩先に行く仕方や、効率の良いトレーニング法を指導してもらうことで、目的地に早く確実に到着しようということ。

トレーニングがしっかりできない人にいくらコーチングをしても効果はあまりないかも。また反面、トレーニングがしっかりとできるようにサポートするのもコーチングの役目でもあります。

英語ができない多くの学習者は、勉強の仕方がわからないことがほとんどなので、

まずはトレーニング方法を教えてもらうこと。何をどうしたらいいのか。

それと同時にティーチング（指導）を受けて英語の知識を教えてもらう。知識がないところでは何もできません。

教えてもらったことができるようになるまでトレーニングをする。

例えば、教えてもらったことを復習したり、単語を覚えたり、リスニングの練習、英文を読んだり、話してみたり、文を書いたり、などなど。

コーチングを受けるときに今の状態から一歩先へ進めることができるようなトレーニングの仕方や知識を教えてもらう。

そしてそのトレーニングや課題をひたすら行います。

途中、人は「スランプ」とか「伸び悩み」という場面に遭遇したりするものです。そのときカウンセリングを受けることで元の状態に戻しましょう。

そしてまたトレーニングを再開。

ある一定のレベルまで到達するためにはやっぱりトレーニングが欠かせません。でも多くの人はこれが続かず挫折してしまうんです。トロッコへの乗車拒否です。

さてトロッコに乗るかどうかを決めるのは、やっぱりあなたです。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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