子どもの英会話の学習に何をしたらよい?- Part 2

英語で子育て
だれかわかりますか??

 

英会話ができるようなるために、子どもにどんなことをさせたらいいのか?、という質問をよく受けます。

この質問に対する答えの前に、年齢をある程度考慮したほうがいいです。ただし、子どものもつポテンシャルは大人が考えているよりすごい場合があります。よって、子どもへの制限は取っ払うべきです。つまり、「この子には無理でしょう〜。」とか「まだ年齢的に早い。」みたいな、大人の勝手な思い込みの場合があるからです。
そう、子どもが主体的にさせたいようにさせることです。
子どもから進んでなにかをするときでも、自分でやってみて、できないときは、「できない〜。」と言うでしょう。または「手伝って〜。」と催促することも。
無理強いはよくないです。
親として、子どもと意思疎通が取れていれば、このような話は無意味ですが、意外にコミュニケーションが取れていない親子をよく目にします。
意思疎通ができているという条件で、では、会話習得のために何をしたらいいのか?

まず、子ども自身ができることは全部。

  • 英語を聞く
  • 英語を話す
  • 英語を読む
  • 英語を書く
  • 英語の文法を理解する

まず3歳くらいまで

上記#1と#2がメインとなりますね。たまに読むことや書くことが得意な子がいますが、出来る子であれば、#3と#4もOK.

 

#1:英語を聞く

何を聞くか。

子どもと親が興味のあるものがいいでしょうね。親子で一緒に楽しめるもの。私の家庭では、よく「Sesame Street セサミストリート」を見せていました。日本版ではありません。この番組は本当によく考えられています。私はあまり興味がなかったけれど、初めてじっくりと見てみると、「お〜!」と関心するシーンがたくさんあります。たまに大物の俳優がでてくるんです、ロバート・デ・ニーロとか。子ども向けの番組に出るんです、「Hi, kids.」ってね。歌手なら、70年代放映時にスティービーワンダーの「Superstition」のセッションがあり、かっこいいですね。大人でも十分楽しめます。私は、今でもたまに見ています。

 

アメリカ版「Sesame Street セサミストリート」は世界的にオススメです。

そんな「Sesame Street」にまつわる、私のアメリカ人の友人の話をひとつ紹介します。

彼の両親は韓国からのアメリカに移住し、家庭では、韓国語を話していました。アメリカで生まれたが、小学校に入学しても英語に難があり、学校のカウンセラーからもっと英語を勉強しなさい、と助言を受けていたようです。友人は当時、カウンセラーの意図が全く理解できなかったようです。というのも、彼の話す英語には韓国語が混じっていて、彼自身それが普通の英語だと思っていたからです。そのカウンセラーが彼の両親に勧めたのが「Sesame Street」だったのです。彼は、それから英語をこの番組から学んだと言っています。

私のアメリカ人の妻も、小さいときによく「Sesame Street」を見ていて、英語の勉強になったようです。

 

だれかわかりますか??

だれかわかりますか??

この白人男性、だれかわかりますか?そうです、あの人です。

先ほど「Sesame Street」の日本語版ではないことについてひとこと。

日本の子ども向け英語番組がいろいろ放映されていますね。英語教育に関心のあるかたであれば、自分のこどもに見せたり、もしくは子どもが積極的に番組を見ているかもしれません。

英語の環境に触れることはとてもいいことだと思います。また積極的に英語を聞いたりすることは賛成です。

ただし、日本の英語向け子ども番組は、不自然な英語の話し方が多いのです。どういう意味かというと、「ゆっくりと話しすぎ」。制作サイドで一般的日本人に合わせて、理解しやすい、「年齢に合わせて」聞き取りやすい英語を意識してか、もしくは有名な英語関係の大学の教授の監修のためかわかりませんが・・・・・。

これも好みですので、どちらがいいとか、悪いのことではありません。

子どもが楽しんで英語の興味をもち、英語を聞き取り、それを理解できるようになることが目的です。

 

絵本の読み聞かせはオススメ!

良書の読み聞かせは素晴らしいと思う

良書の読み聞かせは素晴らしいと思う

テレビやインターネットの見過ぎは子どもにとってよくありません。たとえ質のいいものや子どもが興味をもっていても。

寝る前の英語の絵本はオススメです。読み聞かせ、というものです。

ここで問題が発生します。親で

  • 「私、英語できません。」
  • 「英語読めても、発音自信がありません。」

という場合。

昔から絵本でも、CDや音声が添付しているものがあります。それでもいいですね。一緒に聞きながら絵を見るのも。

読み聞かせに関する研究で、親が読むことが子どもにできなくても、親と子が一緒にipadで絵を見せながら、音声を聞くのも、本を実際に読み聞かせることと同じような効果があるという記事を読んだことがあります。

絵本の読み聞かせは、子どもの記憶に長期間深く残っているようです。私の自宅の子どもの部屋には子ども用の本棚があり、子どもが大切にしている本がいつも揃えています。そんな本から、絵と英語がいっしょになって記憶されているのでしょう、あるとき、子どもがどこからか英語を聞くと、「今の英語、XXXXの本のXXXXではなしていたよ。」と話してくれたことがよくありました。今聞いた英語が書いてある絵本とそのページを見せてくれて、驚かされた経験が何回もありました。

#2の話すこと、については、またの機会に。

ある4歳ぐらいの子をもつ親が私に、こんなことを話してくれました。

「うちの子に、せっかくいろいろ買った英語のDVDを見せても、日本語に変えて欲しい、とせがまれて・・・。」

がんばれ!

家庭学習:英会話習得のために何をしたらいいのか?(子ども編−1)

を以前に書きました。よかったら読んでみてください。

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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