誕生日プレゼントにNintendo Switchが欲しいとせがむ子供への親の対応

子供英会話のレッスンに通う子供たちから、「Nintendo Switch」の話がでます。ポータブルゲームってやつですね。

生徒たちは、私が全然ゲームをやらないことを知っているので、今のゲームの仕組みや遊び方などを色々と話してくれます。

本当に夢中のようですね。

最近のゲーム機は、オンラインで自宅にいながら友達と通信で遊べたり、遊びすぎないように親が使用制限ができるタイマーがゲーム機に内蔵してあったり、親のスマホでモニターできるアプリとか、様々な工夫がしてあるんですね。

また彼らの話では、学校のクラスでは「みんな」持っているんだそうです。

全くゲームのことを知らない私ですが、「Nintendo Switch」の名前だけは知っているのは、それが理由です。

そんなある日、我が子から来月にくる誕生日のプレゼントの話になりました。

私：「何が欲しいの？」と聞くと、

子：「Nintendo Switch！」

私：「・・・・・・」

「浜松市楽器博物館」へ行ってきました。
各国の楽器が展示してあり、中央のはベトナムの弦楽器のようです。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

個人的には、ゲーム機を親が買い与えるべきではないと思っています。

ただ子供に対して、

「ゲームなんかダメ！」と否定はしたくありませんでした。

一応、子供がゲームが欲しいことは理解したつもりです。

まず子供に確認したことがありました。

「誕生日プレゼントはどうしてもらえるの？」ってこと。

これを質問されて、かなりショックだったようで、

「どうせ、買ってくれないんでしょ」って、いじけます。

私は、まだ何も買うとか買わないとか何も言っていません。

「どうして、誕生日になったらプレゼントがもらえるのか、考えて欲しい」と話しました。

そんな親の話に耳を傾けるようになるまで、かなり時間がかかりました。

そして親の話が聞ける姿勢に子供がなってから、

私：「パパとママはあなたが生まれたこと、誕生日を迎えられたことはとても嬉しいだよ。だからこの気持ちから何かしてあげたいと思っている。あなたが『欲しい、欲しい！』と、プレゼントを買ってあげなければいけないことではないんだ。この気持ちは理解して欲しいな。」と伝えました。

当然、子どもの気持ち的には、まだ納得しませんよね。それぐらい、ゲームのパワーって強いんですね。

念のため、ネットで「Nintendo Switch」の値段を調べてました。

「げ！　５万円以上するの？」とボー然となったな。

世間の親は金持ちだな〜。ある親は、子供が年長のときに買い与えているとも、セシルに通う生徒さんから聞きました。

高校生に値段のことを聞くと、昨今の武漢ウィルスでチャイナでの製造が中止していて、国内の品薄状態から値上がりしていると話してくれました。みんな良く知ってるな〜と思った。

そして今度は、我が子から「Nintendo Switch」が欲しい理由、どうして欲しいのか聞いてみました。すると、

「お友達、みんな持っている」、親が遊びすぎないように制限できる（ずっと遊んでしまうかもしれないことは、自分なりに分かっているらしい）、充電できて何回も遊べる（電池が切れたら毎回電池を買うものだと思っている）、いろんなゲームで遊べる、とのことでした。

ゲームの内容の話をしてくれるのかなと思ったら、ゲームのことはまだ良く分からないようでした。でもすでに持っているお友達から、遊ばせてもらったことはあるので、「欲しい！」と思ったようです。

安田家の財務大臣からは、

「５万円以上もするプレゼントを買えるような裕福な家ではないこと、でも何かbirthdayにはしてあげたい」ということは伝えました。

すると、「Nintendo Switch　Lite」が廉価版で販売されているよと、我が子が言いました。（よく知っているな〜）

そこで今度は、ゲームばかりして中毒になって死んでしまった子供たちがいることや、人を殺してしまった事件があった韓国の話をしました。韓国は教育のための各家庭にオンラインが普及した反面、ゲーム依存を増やしてしまったんだな。韓国人のいとこの子供たちの写真にはやはりゲーム機が一緒に写っている。

我が子にとって「ゲームをやって死んでしまうの？！」ってことがかなりショックな話だったようです。

ゲーム会社は、子どもから大人まで、ゲームに夢中になってもらうことが仕事。それは全然悪いことではないし、それで成功して社会のためにいいことをしている。でも、子供がゲームばかりやって、中毒になってしまうのは、ゲーム機を買い与えた親の責任なんだ、と話しました。

「パパとママは、他の子やお友達がゲームを持っていてもいなくても気にしないよ。それに他の子がずーとゲームして、中毒になってもそれはしょうがないと思っている。でもパパはあなたが大切だから、パパには、親の責任がある。だからゲームを欲しいからって買ってあげるバカチンなことはしたくない。」

アメリカに家族で行った時のステイ先に、現地の中学生の子がいました。夏休みで学校の宿題もなく、朝からず〜とリビングにある大画面のテレビにゲーム機を接続して、オンラインゲームをしながら、自分のスマホを常時通話状態にして、学校の友人と夜中までくっちゃべりながらお互いにゲームしてました。

ゲストの私が話しかけても、ゲーム中は全く会話にならず、ゲーム休憩中はソファーで疲れて寝てました。

その子の親が仕事で数日留守にしていていた時がありました。帰宅して、子どもの姿が、数日シャワーも浴びず、仕事で家を出発した時と同じ服を着替えずに着ていたのを見て、親の雷が落ちたのは言うまでもない。

叱られていた様子を我が子がそばで見ていて、「あーにはなりたくない。」と、ゲームばかりして、頭がおかしくなってしまった中学生の子を思い出したみたい。

そして、少しずつ私たち親の話を聞いてもらえるようになったようです。

そこで、

一度は手にしてみること、「持つ」という経験をすることも大切だからと、

「「Nintendo Switch」をレンタルしてみよう」と、提案してます。 （レンタル料金も高いな〜）

でも我が子は、

「もうゲームいらない」と言っています。

でもしばらくしたら、ほしくなる日が来るだろうから、また我が子の話は聞いてあげようと思う。

今度はスマホだろうな。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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