Skin picking：皮膚をむしるのがやめられない子どもたちの親へ

自分の皮膚を継続的にむしる、むく行為がやめられない子どもたちが多くなってきているようです。

たとえば、鉄棒や靴擦れでできた足の裏や手や指先の水ぶくれをむしるのは、一度皮膚が破れ、ヒリヒリしてたらもう同じ行為をしないのが普通だけど、ささくれを繰り返し引き抜いたり、かさぶたになった傷跡を取って、出血し、またかさぶたになったら剥く行為が止まらないというのです。

自分の皮膚のむしりを止められない。傷がどんどん深く多くなるのが特徴です。

そんな症状を医療では無視してきた、止めさせる手立てがないほど複雑な要因らしい。でも無視できないほどの患者数が増えてきて、今では、「皮膚むしり症」と呼ばれているようです。

北海道旭川市の旭山動物園

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

彼らの手先や足だけでなく体中の皮膚に及ぶこともあります。

子どもたち本人も、剥きすぎで血が出る、見にくくなることからやってしまった後に後悔や恥ずかしさでいたたまれなくなるようです。

この繰り返し行う行為を親はなんとか止めさせようと、病院や精神科に通って薬を処方してもらったり、カウンセリングを受診したりします。

しかしなかなか良くなりません。

皮膚をむしる行為を行う原因の一つとして、compulsion（強迫観念）、ストレス、不安などが上げられています。

そこで親が子どものむしる行為を叱ったり、叩いたり、なだめたり、また子どもがむしる行為をがんばって止める事ができたときに励ましたりすることもあります。

ときには、子どもの好きなゲームを取り上げたりする罰を決めて、なんとか頑張ってもらおうと試みたりします。

親も必死なのです。

また子ども自身もカレンダーに何日間がんばれるかチェックをつけたりして奮起します。

皮膚に注意がいかないようにするために、ローションを塗ってすべすべにしたりします。

「がんばって治そう！」と諦めずに親が子どもに元気づけたり、発破をかけたりもします。

しかし！！どれもうまくいかない、効果がありません。

当然、病院に行って処方箋でも絶対に良くならないのです。

子ども自身が自分の態度を変えたいと思っても無理なのです。むしりたいのです。その行為自身、本人たちはやっている最中はトランス状態になっていて他のコトができなくなっています。

狂ったように集中してむしりとっています。

そして大量の出血になり、自戒の念に苛まれます。

この繰り返しなのです。

では、その行為は止まらないのか！？

パラダイム・シフト（目からウロコ）があります。

子どもの症状によっては、皮膚をむしる行為は自分の体のためになること、皮膚をむしり、出血までするほどしていることは、自分自身で治癒をしていることもあるということを教えていただいた。

つまり親は子どもの行為をやめさせる必要はなく、子どものやりたいままさせることで改善するというのです。

子どもが問題ではなく、親の子どもの行為の見方が問題なんだということもあるのです。

当然、食生活や栄養バランスなど個人差があるので、全ての子どもに当てはまることもないかもしれません。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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