The blind leading the blind：医療現場を見て

勝手な思い込みだけど、「医師」という職業は、「聖職」だと思っていました。

なぜなら人の命を救う、痛みをすぐに取り除くことができるのです。これってすごいなと。

最近、別の見方で医師という職業の現場を見たとき、自分の思い込みは間違いだったことに気づきました。

本当にショックでした。

ハワイ、パールハーバーにある、「Battleship USS Missouri Memorial」
戦艦ミズーリの装甲艦橋にある司令官席

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

自分の思い込みが間違えであったことに気付かされた点はいくつもあるけど、今回はこの一点だけに絞りたい。

患者のことを分かろうとしないで、どうやって診断ができるのか。

例えば、胸焼けがすることを訴えているので、食道や胃などに問題がないか調べたけど、原因になるようなところが見当たらない。だけど患者に大量の薬を投与する。

胸焼けがする原因って、医学的にいろんな原因があると思う。

でもその原因を探るためにあらゆる手段を使って、それに対する処置をすること、患者の望みを叶える、期待に答えることだと思ってました。

でも医師は原因がよくわからないけど、薬を与える。

また患者側も、胸焼けの理由を医師から説明を受けられていないまま、与えられた薬が本当に効くのかよく分かっていないのに、医師に言われたまま飲み続けしばらく様子を診ることをしています。

これって、The blind leading the blind.  （盲人が盲人を導く）。比喩表現で、よく知らない人が、よく知らない人に教えるさまを言っています。医者と患者がこのような関係のように見えてきてしまっています。

なんか適当にやってるな、と感じるのです。

これには、いろんな原因があるんだろうけど、大きな病院の医師や小さなクリニックの医師でも、患者に接する時間があまりにも短いような気がする。

当たり前だけど、患者のことをよくわからない、知らないと診断できないのは、素人の私でも分かります。

でも、垣間見てきた病院では、検査以外で患者のために十分な時間をかけて診断するところは見たことがありません。

たしかに病院側にとっては、患者で混み合っていることと、経営上より多くの患者をみることで、患者一人に費やす時間を深刻度に関わらず、短くすることで採算を合わせる都合もあるのだろう。

医師という職業は、医師になるまではとても大変な道のりだと思うけど、一旦医師になれば、ものすごく適当に仕事をしているなと感じる現場を見ることが多いのです。

医師の免許があっても、コミュニケーション力（もしくは診察技術）がないがために、患者の痛みの原因を探ることができず、薬を与えてしばらく様子を診る。

これって本当の医療なのかな、と気づいてしまいました。

私のこの考えが間違っていると思わせる医師にまたご縁がありたいと思っています。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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