英会話学習を続けていると、少しずつ相手の話している英語が理解できるようになり、少しは上達したかな?!と英語学習が楽しくなってきます。でもそれもつかの間。
また別の大きな壁にぶつかります。
簡単な質疑応答ができるようになり、相手の質問も理解できるようになってくると、2、3単語程度で構成される英文を作って、応答ができるようになってきた人達からアドバイスを求められたことがあります。
セシルの安田です。
簡単な質問にも的確に応えることができるようになり、また質問されている内容も理解できるようになってきました!
でも、
長い文が作れないというのです。
伝えたいことが3単語以上含まれるような文になると、止まってしまい、話せなくなる、と悩んでいるというのです。
そんな時、どんな場面かというと、「何か説明する時」や「自分の意見を述べる時」がほとんど。
相手の質問は理解しているけど、言いたいことが言葉に出てこない・・・・・。
なぜでしょう?
いろいろな理由が考えられますね。
こんな状態って、幼児も一緒で、親の言っていることは理解できているけど、語彙量が十分でないため、子どもの発する言葉を親や周りの大人が推測する必要があります。
でも、子供と違い、大人の場合は、表現力、ある程度の英語の語彙量、基礎文法を理解しているレベルであれば、言葉に詰まることは、「ない」はず。
*もし十分な語彙量がないと英文を作ることさえできませんよ。
たとえ単語を知っていても、英語が出ないんです。
不思議ですよね。相手の言っていることはわかるのに、本当にもどかしい。
よくわかります、その気持ち。
でも、「こんな風に英語で言えますよ」とアドバイスをすると、
「こんなに簡単に英語にできるんですね〜。」とすごくびっくりされます。
って、そんなすごいアドバイスをしたつもりはないのですが・・・・・。
それは、どんなアドバイスかというと、伝えようとしている日本語が難しすぎる!ということ。
ほとんどの英会話学習者の人の頭の中は、伝えたい日本語を英語に訳して、それを英語にしますね、簡単に言うと。
また相手の英語を聞いて、それを日本語に翻訳して、相手の英語を理解できるようになっていると思う。
いきなり、英語で質問されて、英語で考えて、英語で答える、つまり普段日本語での会話と同じように反応することができる、英会話学習初心者はほとんどいないでしょう!?
英語に慣れるまではどうしても、この一手間が必要です。
その一手間とは、普段何気なしに、無意識に使っている日本語が難しいのです。
だからその日本語を強引に短い文にして、子供にも理解してもらえるような優しい表現の日本語に変換する、こと。
普段日常的に使っている日本語を大人に対して話す言葉と子どもに対して話す言葉は違うと思う。幼児言葉の「〜でちゅよ〜。」というなことではないです。(笑)
子どもに話す時、長い文で話しますか?簡潔に分かりやすく伝えるように心がけますよね?
難しい単語や表現を使って語りかけますか?
ないですよね?
伝えたいことをそのまま英語にしようとしても、それ相応の英語の語彙量などがないので、言葉に詰まってしまう。
先の3単語以上の文が作れない話に戻ると、
伝えたい日本語の文を書き出してもらうと、長〜い。主語と動詞で構成されている文を一つとして考えると、多分3文ぐらいを一度に伝えようとしている。
それは、英語に出てこないでしょう〜。
そして、主語がよくわからないので、何を伝えたいのかもわからない場合もあります。
そして、日本語の表現が難しいから、日本語での解説が必要(笑)でやっと伝えたいことがわかる場合もあります。
英語の問題よりは、母国語と日本語の表現力に工夫が必要でしょうね。
でもある程度パターン化した英語構文が英文作成の助けになるという人もいますが、そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
言葉に詰まって、何も伝えることができないよりは、3単語ぐらいの表現でもいいので、伝えること、話すことに慣れる練習が必要です。
そこに完璧さや正しい英語は求めないでください。
そんな日本語のコツを掴んでくると、3単語以上の英文の壁も突破できる人が多いようです。
当然ですが、日本語で普段伝えたい表現ができる限り正確に英文を作れるようになることを望むのであれば、それ相応の語彙力などを身につける継続学習が必要なのは言うまでもないですね。
Good luck!
安田 英承
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