普段、何気なしに使っている言葉で、本来の意味、その歴史的な背景を知らずに使っていると思う。
だから、それをそのまま英語にしたりします。
英和・和英辞書やネット上の「英語の先生」達の知識をなんの疑いもなく信じることは、結構危ないことが多々あります。
英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。
例えば、「漢方」ということば。
英会話のレッスンで、生徒さんたちから
「『漢方薬』ってなんて英語で言うんですか?」と質問されれば、
「Chinese medicine」とふつ〜に答えていました。
また、生徒さんたちから「Chinese medicine」の話題になったときに、なんの疑いもなく「漢方薬」という意味で理解していました。
しかし、英語は知っていても、日本の歴史を正しく知らないと話にならないなと思いました。
そこで、「漢方」についての歴史を紐解く(ツムラさんのホームページなどを参考としています)と、5,6世紀に中国大陸から日本に医学が伝わりました。
当時の日本の治療とは、神様へ祈りを捧げて病理退散していました。
その後が日本らしく面白いです。
明治時代以降の日本人だけでなく、当時の日本人でも海外のオリジナルを国内に持ち込むと、それを発展させることを得意とする力量によって、日本の風土、日本人の体質に合うように、伝わった医療を改良に改良を重ねて、日本独自の医療が出来上がっていきました。
例えば、みかん。
古事記に、「天皇の命を受けた使者が、不老長寿の果物として中国から持ち帰ったのが橘(たちばな)」と書かれていました。それを日本の風土に合うように改良し、今ではみかんの実を食べるけど、昔はみかんの皮を干して薬として使っていたのです。
今でも「七味唐辛子」の中に「陳皮(みかんの皮)」として使われています。
良い生薬があることを聞きつけると、日本国内だけでなく、世界中から様々な取り寄せて、日本独自の医療に発展していきました。
ただし、外科的な治療、例えば、戦などの侍の刀の切り傷の治療には、当時の「床屋」が傷の手当てをしていました。店先にある三色のサインポールはその名残か?
でも時代が合わないと思う。
そして内科的な治療がまさに、自然のもの生薬を利用した日本独自の民間療法だったのでした。
江戸時代になり、西洋医学、「蘭方(オランダ医学)」と呼ばれるものが日本に入ってきました。
では、日本で今までおこなわれていた医療をなんと呼んだらいいのでしょうか?
当時は名前なんてなかったわけです。なぜなら唯一のものだったからです。
そこで、「漢方」と名付けられました。
つまり、
「漢方薬」の英語訳は、「Chinese medicine」ではなく、
「Japanese-Kanpo-medicine」が適切だと思う。
日本独自の医療、薬のことなのです。
その後、医師の資格ができあがると、床屋は髪結に特化し、蘭方の勉強を5年ほど行うと医師に慣れたのに対し、漢方医になるのに20年ほどかかっていました。
学生の経済的なことを考えると、医者になるための勉強に20年もかけられません。
自然と「漢方医療」が廃れていくことになっていき、今の蘭方が主流となりました。
現代では、「漢方」が見直され、復権してきたように思います。
ちなみに中国人観光客が日本のドラッグストアで薬を爆買しているのは、チャイナ国内で販売されている薬よりも、日本の漢方薬が安全だからなんだそうです。
また漢方の現在の現場では、患者を診るときに1時間以上かけて問診します。そして薬の処方は患者のためだけの特別に配合した漢方薬で治療します。
今の医師は、待合室でもらう質問表と、診療室内で医師から質問される5分ほどの会話で処方される薬です。
ふざけるな、と。
このような現代のAIでもできるような医療体制を続けていたら、漢方医の復権はもう間近になるのは、間違いないと思う。
昨今の効くか効かないかよくわからない外国製コロナワクチンを輸入すのではなく、漢方と先端医療を融合させた日本独自の「ワクチン」を開発し、日本人が安心して接種できる医療を勧めてもらいたいものです。
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安田 英承
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