日本の伝統文化体験で感じた面倒くささ

日本の伝統文化を体験したことはありませんでしたが、京都に行った時、この年になって初めてお茶の湯をしてきました。

レストランに入ろうとすると、席が空くまでしばらく待つ必要があるとのこと。そこの店長さんが、待っている間別のところで「茶の湯」でおもてなしをしたいとこと。

お腹も減っていたのだが、無碍に断る必要もないので、着物を着た可愛らしい若い案内人として、私に茶の湯に招いてくれた。

「浜松市楽器博物館」へ行ってきました。
これらドラム缶も楽器

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

小さな茶室っぽいところに案内されしばらく待っていると、そこで先の案内人が、茶の湯の準備をしていた。

茶器を一式揃え、和菓子を用意してもらう。

私のような作法知らずは、出された饅頭を一口でパクリ。本来は、楊枝で切り分けて、それを楊枝ではなく、手で口にするらしい。

その間、案内人の茶の湯の準備をそばで見ていると、何かを忘れたのか立ち上がり、戻ってきては、また何かを忘れたのか。

正座から立ち上がる時に、和服を着ることに普段から慣れていないらしく、立ち上がった瞬間に後ろの方に尻もちをつくところだった。あらら・・・

やっと一式が揃ったらしく、布切れを取り出し、折り畳んでは広げて、また折りたたんでいた。何かをしたかったらしい。

なんとか型として折り曲げると、茶杓にその布を当てていろいろしていた。

全くお茶のことについて知識がないが、あまりにも手際が悪い。

それとも伝統文化とは、そもそも時間のかかかるものなのか。

やっと、お湯を茶碗に入れて茶筅で立ち始めた。

もうこの席につき始めてから３０分は待っていた。席があくまで２０分ぐらいと言っていたんだけど、お茶のおもてなしよりも腹が減ったのだった。

でも形式格式を重んじるべきなのだろうか。

外国人観光客向けの「茶の湯」ゴッコならいいかもしれないけど、茶碗の景色なんか、私のような茶碗の価値が全くわからないアンポンタンには、どうでもいいのである。早くメシなのだ。

日本の伝統文化を嗜むには、作法を楽しめる気持ちと時間と心の余裕がないと全くエンジョイできないものだろう。

喉が渇いてお茶が欲しければ、出されたお茶をなんの作法に従わず、飲みたい飲み方でそのまま飲むだけ。お茶の流派には、表千家、裏千家ともう一つあるらしい。

次回は、茶道と言う飲み方で飲んでみたいものです。茶道には「道」があるので、相当深い世界であるんだろう。

Enjoy it!

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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