元外国人のセシルの安田です。私は、見かけは日本人です。でも見かけ日本人でアメリカ国籍の妻と一緒に韓国へ行くと、どこへ行っても、私だけ韓国語で話しかけられます。今は韓国籍から帰化していますが韓国語はできません・・・・。そんな中途半端な元韓国人が、「韓国語話せないよ」と韓国語で伝えると、驚いた様子を見せられます。すると、「韓国語話しているのに、なぜ話せないの?」みたいなことを言うので、日本語か英語で事情を伝えます。
さて、今回は外国人英会話講師 VS 日本人英会話講師 : ネイティブ英会話講師 VS ノンネイティブ英会話講師について。子どものための英会話スクールを探している人向けに書いてみたいと思います。今回特に、子どもが英会話学習初心者であったり、スクール等学習した経験はあるけど、まだ英会話ができない人向けです。
私はこの英会話スクール業界で20年以上いますが、講師に関する質問は20年前と変わらないです。
たとえば、「先生は日本人ですか?外国人ですか?」「ネイティブですか?」などです。話をよく聞くと、「きれいな発音で英語が話せるようになってほしい」とか、「外国人に慣れてもらいたい。」、「リスニングが上手になってほしい」が主な理由のようですね。
外国人英会話講師か日本人英会話講師かで悩んでいますか?
「英語が話せない」、「外国人と英語を話す経験があまりない」親はどちらかというと、外国人講師を選ぶ場合が多いようです。
最近は外国人英語助手が小中学校に赴任している影響もあり、以前ほど外国人講師を望む傾向は減ってきているように感じます。
「日本人講師」というと、日本人の間ではまだまだレベルが低いと見られているようです。たとえば発音やアクセントについて指摘する人が多いです。
学校の英語教師や日本人英会話講師、大学の教授など確かに発音やアクセントの強い英語を話す方たちがいますが、それで指導力が劣っているとか、生徒が英会話ができるようになっていないという話は、ほとんど聞いたことがありません。それで日本人講師のレベルが低いとは、考えにくいですね。
個人的に日本人だろうと外国人だろうと英会話講師は、どちらでも良いと思っています。もし日本人講師に対してまだ疑問をもっているのなら、いろいろな日本人講師が指導しているクラスに見学するといいと思う。その講師の英会話能力が高く指導力も高いといいですね。でも探している本人に英語能力がないと、その講師の能力がわかりづらいです。だから単純に外国人講師という選択になってしまうかもしれませんね。
ネイティブ英会話講師かノンネイティブ講師か
日本人でも英語しか話せない人がいます。また外国人でも日本語しか話せない人がいます。また、国籍・人種関係なく、第1言語が英語であったり、英語が第2言語である英会話講師について。
ネイティブ英会話講師にこだわる親は、子どもに「きれいな発音」とか「ネイティブみたい発音」ができるようにさせることや、「ネイティブ講師から習うのが一番でしょう」と、ただなんとなく信じている場合がほとんどのようです。たまに外国人の話す第2言語である英語が、ネイティブスピーカーだと勘違い、もしくはまったく気付かず、聞き分けられない日本人がとても多いのはおもしろいですね。
これは、英語を母国語としない国の親もその傾向です。たとえば、フィリピン人、韓国人、中国人などは「アメリカ人ネイティブスピーカー」を好む傾向です。どんなアメリカ英語かは、ここでは言及しません。私が前回書いたブログを参照してください。
あと日本国内でネイティブスピーカー講師から学んだ経験のある子どもの英語の発音が、通う小中学校や高校で褒められるという経験話を聞いたことがあります。同じようにノンネイティブ講師の外国人講師の生徒の父兄からも聞いたことがありますし、日本人講師も同じです。講師の指導力よりも、子ども自身の長期間の努力の結果でしょうね。
リスニング上達についても、同じでネイティブかノンネイティブ講師かで差はあまりないと思います。
私の義理の父は、アメリカ人です。私がアメリカで滞在中、彼のパコソンが調子悪くなり、テクニカルサポートへ電話をしていたところ、義理の父親が、「電話を代わってもらえないか?彼の英語が何を言っているのかさっぱりわからないから〜。」と突然、私に受話器を渡された経験があります。「ネイティブスピーカーのあなたがわからない英語って、私がそのサポートの英語がわかりますか?」と質問をしたのですが、「任せた!」ということに。
私が話し始めると、サポートはインド系の人の話す英語であった。パソコン関係の業界は、テクニカルサポートの電話はインド国内へアメリカから転送されているなと感じました。インド系の話す英語はよくわからないという話を日本の国内でよく聞きます。でも私は、バングラデシュやインド、パキスタン人英会話講師と仕事した経験があるので、彼らの英語には慣れていました。親切なサポートと早口でアクセントの強い英語でも大変満足して電話を切ると、義理の父が驚いていた。
そう、慣れているか、慣れていないかの問題だけの話です。
「日本人英会話講師」 VS 「外国人英会話講師、ネイティブ英会話講師、ノンネイティブ英会話講師」に、ひとつ大きな違いがあります。
日本語が母国である英会話講師の場合。
たとえば、生徒が英語で質問ができないときや、もしくは日本語で質問をしても講師がその日本語を理解できない場合があります。私も留学中に経験があります。英語で何か伝えたいのだけど、日本語から英語にできなかったときは、私は英語のできる日本人に全て教えてもらっていました。今はインターネットがあるので検索すればある程度探している英語は見つかるかもしれないけど、インターネットの翻訳はほとんどが的外れな英語なんてことがあります。
また子どもの生徒から、日本人講師のほうがわかりやすいと、聞いたことがあります。だからといって、外国人講師の説明がわかりにくいということはあまり聞いたことがない。
つまり、子どもの質問の難易度と理解度によって、その子にあった講師を探すことが重要な場合もあります。
子どもが英会話スクールに通う主な目的は、英会話ができるようになること!?でしょ?
外国人、日本人、ネイティブ、ノンネイティブの英会話講師であってもその目的は達成できます。もし達成できないのであれば、それは、その講師自身の指導力不足と子どもが「英会話ができるようになりたい!、英語が上手になりたい」と思ってもらえるような講師のコミュニケーション能力不足が原因だと思います。
いい英会話講師と巡り会えるといいですね。
Let’s get moving!
安田 英承
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