テニスしたことありますか?私は上手ではないけど、2、3時間の練習やゲームなどしながら、毎日でも楽しむことができます。最近は全然テニスをする機会がないけどね。プロのテニスの試合を見るより、実際にプレーをする方が好きなセシル代表の安田です。
英語の勉強を始めたいけど、何から始めたらいいのかわからないという質問をたくさん受けます。でも日本で中学校の英語の授業に出席していたら、ある程度英語に触れる機会、学ぶ機会があったはずです。でも身になっていない、全然英語わからない、自信がない、など英語に対してネガティブ感情を持っていても大丈夫です。そんな感情からポジティブにできるような、そんな気づきをテニスに例えて与えることができるといいです。
英会話ができるようになりたい:精神論
まずは、「英会話ができるようになりたい」と思ったら精神論。固い話でしょう〜!
しょうがないです・・・・。目標を定めて、それに向かって邁進すると決めたら、それを継続する意思を持ち続けて、習慣化すること。「継続は力なり」と言いますよね。わかっちゃいるけど・・・。でしょ?でも目標達成するまで諦めないという決断をしないと、英語ってある程度身につけても、使わなくなると、忘れて使い物にならなくなります。だから、習慣化してください。
あなたの目標はなんですか?ネイティブみたいに話せることですか?ペラペラになること?ドラマや洋画が字幕や吹き替えなしでわかるようになりたい?とにかく話せるようになりたい?
テニスを始めるときも同じで、目標が大切ですよね。ラリーができるようになりたい、ゲームができるようになりたい、など。もしかしたらプロを目指しているかもしれませんね。
では、決断したら実行です。さてなにすんべ〜かな〜?
実行編
これからの話は私のテニスの経験です。テニスする人には、とてもわかりやすいと例だと思う。ほとんどの人が英会話学習を始めようと、同じようなことをしている人が多いので参考にしてください。
私のテニスの出会いは、父親が趣味でテニスをしていたので、小学生の時からラケットとボールに触ったことがありました。だからたまに家族といっしょにテニスコートに出かけて、見よう見真似で飛んでくるボールを打ち返したり、遊んでいました。そんな程度。とくにテニスに興味もありませんでした。
小・中・高校と野球やバスケなど団体スポーツをずっとやっていたので、個人スポーツに興味がでてきて、「硬式テニス部」に高校から途中入部しました。
はっきり言ってずーと下手でした。入部して、父のお古のラケットをもらいうけ、テニスシューズを購入して、部活の時間には基礎体力にジョギングや素振り、球拾い、コートの慣らしなどやりました。やっと先輩たちの練習が終わって、数ヶ月して初めてペアを組んでコートでラリーの練習ができるチャンスがありました。「やった!やっとコートで練習ができる!」と思ったものです。さて打ち始めるも、ラケットにボールが当たらないし、打ち始めるも、ボールがネットを越えないし、ホームランは打つし、ラリー相手はボールを拾っているか、私がボールを拾いに行っているかで、ラリーに全然ならなかった・・・・。「テニスって難しい・・・」と思った。
それまで、先輩たちや上手な人のスウィングや試合の様子をみたり、プロの選手のゲームをVHSで鑑賞したりしました。当時、マッツ・ビランデル、ステファン・エドベリ、マイケル・チャン、イワン・レンドル、アンドレ・アガシなどをモデルにしてね。「あんな風にバックストロークができたらいいな〜」みたいに研究もしていました。素振りをしたり、公園で壁打ちの練習をしたり「自主練」もたくさんしました。
でも、全然上達しなかったんですね。先輩や同級生やコーチや担当の先生などは、「真似ろ!」ばかりで、だれも的確に教えてくれないし、質問してもなんか適当なアドバイスだったから、もう我流。ラケットの持ちかたも、入部当初に「コンチネンタルグリップ」は教えてもらったけど、当時そのグリップのまま全てのボールを打つものだと思っていたから、ラケットのスウィートスポットに当たらない。そんな状態で、試合に参加するようになりました。2年間、ほぼ毎日練習したかな、毎日。でも出る試合は全部1回戦負け。「上手になりたい!」と思って、たくさん練習したけど何が欠けているのか当時は全然気づきませんでした。だからテニス辞めた後は、ネガティブな感情しかなかったな。自分には合わないスポーツだ、と。
気づき
その後しばらくして、アメリカに行った時、テニスをまたやる機会がありました。高校の時以来練習していなかったけど、ある程度ラリーはできましたよ。でも、相変わらず下手だった。もう二度とテニスをするのは辞めよう、と思いました。でもその時の知人が、下手な自分でも何回もテニスに誘ってくれたんですね。そしてテニスについていろいろな的確なアドバイスをしてくれたんです。その時、気づいたんです。「おれって、全然テニスのこと知らなかったんだ。」と。
基礎体力をつけたり素振りやラリーなど一生懸命練習しても上達しない、ゲームに勝てなかったのは、テニスのことを全然理解していない、本当の基礎を理解していなかったからだということをその時になって初めて気づいたのです。(遅いって・・・)
英会話もいっしょ。話す練習のための反復練習など「アウトプット」ばかりではだめなのです。それも表面的な学習、学んだつもりでもダメなのです。すべて無駄とは言わないけど、効率的ではないのです。
それからというもの、テニスの本や雑誌を読んで勉強しました。フォーム、様々なグリップの持ち方、スウィング、ステップの仕方、サーブ、トップスピン、スライス、ドロップショット、ボレー、ゲームの進行、戦略の立て方など初めて知りました。
「インプット」作業。コート上の話ではないんですね。机に向かっての作業なんです。
そんな勉強中、「あー、な〜んだ。」と気づきがたくさんあったんですね。
それからというもの、勉強や練習が楽しくてしょうがなかった。また学んだものを試したくて、何回も反復練習しました。そして上手にできなかったところを、またアドバイスしてもらいながら、また練習するのです。できるようになったらこれがうれしんですね〜。
楽しい!
テニスが楽しい!と思ったのはその時が初めてだった。
英会話でもいっしょです。英語でラリーができたら楽しいですよ。当然たまに、ネットに引っ掛けたり、ホームラン打っても大丈夫。会話でも答えられなかったり、うまく表現できなくても全然OK!.
またインプット作業をすればいいのです。単語を暗記して、リスニングの練習をして、文法を理解して、英語を読む練習をして、英文を書く練習して、できることをとにかく地道になんでも継続すること。そして「アウトプット」する。
ほとんどの人がこのインプット作業、本当の意味のある勉強を軽視して、途中でつらくなり挫折してしまうのです。初心者や英語に対してネガティブな感情をもっているなら、的確なアドバイスやカウンセリングを受けることは、ことを始めるのに本当に効果的だと思うんです。
でも、この作業を続けていくと、自分の改善するところ、自己分析能力が上がってくるのです。だから次の目標に向かっていけるし、もっと英会話学習が楽しめるようになってくるのです。
またテニスやりたくなったな〜。
まずテニス仲間見つけないと!
Let’s get moving!
安田 英承
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