外国人講師が英会話を指導中、どうしても生徒と意思疎通ができていない、もしくは理解されていない時、日本語で説明する場合があります。
例えば、何かゲームを使って指導する時に、ルールを全員わかっていないとゲームにならないので、英語で説明して内容を理解させることができる場合もあれば、全員が理解できないなんてこともある。
本当は、英語で全員に理解させることが講師の仕事なのだが・・・・
理解できない生徒がいると、多少日本語ができる講師であれば、日本語で説明することは、とても道理にかなっていると思われるかもしれませんね。
でも、面白いことが起こるんです。
講師は一生懸命みんなに理解してもらおうと日本語で説明するんだけど、生徒が子どもの場合、みんなキョトンとした顔をして、全く理解できないことがあります。
講師が日本語を話しているように聞こえないんですね、アクセントが強くて(苦笑)。大人の場合は多少アクセントが強かったり、片言の日本語でもある程度推測できる能力は備わっているでしょう?。
でも子供の場合、程度の差はあれ、彼らの話すことばが日本語とは聞こえず、全く通じない場合があります。
講師たちは生徒に理解させるために日本語を話しても、ますます理解されなくなるなんてことがあるのです。
大人には通じるけど子どもには通じない日本語。
生徒を混乱させる指導は間違っていると思う。だから日本語能力の問題ではなく、講師の指導力です。
でも生徒が講師の日本語のアクセントは次第に慣れきて意思疎通が図れるようになるものです。
英語のネイティブスピーカーの子供の生徒の場合でも同じ。
例えば、日本語を勉強している子供に、日本人講師が子供達に理解してもらうために途中、英語で説明しても、アクセントが強くて英語として聞き取ってもらえず、全く理解してもらえないのと一緒なんです。
英語を学び始めて間もない、またはしっかりと意思疎通ができない場合、できる限り目で見て理解しやすいような教材を使用して理解の手助けとなるものが不可欠です。
またレッスン中、英語が理解できない、聞き取れないなどわからないことがあれば、やっぱり
「I don’t understand.」ってはっきりと伝えることが必要です。
当たり前なんだけど、ほとんどの学習初心者はこれを伝えらえない人が多いんです。
英語で質問ができないのであれば、日本語でどんどん質問すればいいんです。
どんどん聞きましょうよ〜。
Good luck!
安田 英承
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