「Syntax」を子どもに身につけさせるたった一つの方法

こんにちは。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

単語を並べ替えて正しい文を作りましょ〜

英会話を指導している時いつも、

「なぜこれをやっているのか？」ってその目的と目標がしっかりと合っているのかって確認しながらやってます。

目の前のものをただやっているだけでは、効果的じゃなからです。

我が子と英語のワークブックをやっていると、これがとても自分自身のためになっていて、「どのようにしたら私が教えずに英会話の上達のためのガイドができるのか」ってこと。

私自身、英会話って教えることではなく、効果的に習得する方法を伝えることだと思っている。質問があれば教えるぐらいで、我が子にもそれが合っているみたい。だから一度も「やりたく無い！」（苦笑）って言われたことが今のところない。

近い将来子どもから、「パパ、もう自分でできる！」ってところまでガイドできたらいいなって感じ〜。

子供の英語のワークブックをやっていたら、

Syntaxの練習問題が出てきた！

「syntax」って、「語順」とか「語の並び方」を言います。grammarは「文法」。

大まかに言うと、syntaxはgrammarの中の一つと考えてみる。詳細は言語学者に聞くか、ググってください。

このような英語の問題ってよく、TOEIC、英検、または学校の試験に出題されていますね。苦手な人も多いのでは？

このワークにも、

「is」　 「shirt」　 「a」　 「drying」のバラバラになっている単語を並べ替えて文を完成させてみましょう、ってあります。

並び替えた正しい文は、

ーーーー　A shirt is drying.ーーーー

になります。

この問題の解説に、学校、学習塾、英語塾では、英文法を教えながら生徒に理解させると思う。

例えば、各単語の意味とそこから主語と動詞を見つけて、その語順に合わせて文を完成させる。ある意味、テストの点数を上げるためのテクニックを教えているみたいだな。

ただ、その指導は決して間違いではないですよ。その説明で生徒が理解できればいいのだから。

だけど英文法を説明しても、それを理解できない幼児や低学年の子供たちにこのsyntaxをどのように理解させるのかとなると、全く教え方が異なる。

なぜなら彼らには日本語に「語順」そのものの理解がないし、まずそんなこと考えたことがないからね。

でもなぜsyntax、語順の並び方を幼児や低学年の子供たちに理解させたほうがいいのか？というと、

一般的に、年齢が上がると母語の日本語の影響から日本語をそのまま英語にし、語順を気にせず直訳する傾向になります。

幼児や低学年の子供たちは、面倒な英文法をしっかりと理解することなく、「こんな風に言うのね」ってみたいに結構「いい加減」に身につけることができる。

この「いい加減」に英語を身につけることができる条件ってのは、彼らが英語をたくさん聞き慣れているってことになります。

この曖昧にそれも自然と身につけた英語をしっかりと定着させるためにこのようなワークを使うと効果的なわけです。

どのような過程を踏んで、この並び替えの問題を完成させるのか・・・・、

１：バラバラになっている単語を何回も読み直しをする。

「is」　 「shirt」　 「a」　 「drying」

２：ヒントになっている絵と見比べる。この時単語のイメージとヒントの絵のイメージ（洗濯物が吊るされている）

３：バラバラになっているものを適当に組み合わせて、「a is shirt drying」とか 「shirt a drying is」って自分で読んでみる。

４：子どもから「なんか変な英語だな〜」って

不自然な英語であることに気づく！

その時に今まで聞いてきた英語の量がものすごく効く！

５：完成した文を読むと、その文が自分にとってなじむようになり、子供の気持ちが「納得する」（笑）

これって国語でも全く同じ過程で、完成した日本文が今まで聞いてきたものとなじむことで、母語が完成していく。

英会話の学習でも基本同じ。

どの年齢でも英語を聞くことから学習を始めるってこと。

あとはその人がどれだけたくさん聞いてきたか、その質と量でsyntaxってものが自然と身につく。

これは、子供でも社会人でもこのsyntaxを自然と習得することは可能ってことを意味しています！！

朗報でしょ！？

Enjoy!

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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