英会話を学ぶ楽しさと、遊びを通した学び

英語で子育て

幼児から英会話を学ばせようと考えているなら、親として何をするか前に、どうあるべきか考えてみました。

幼児がただ単に遊んでいるだけでは、英語は身につきにくいものです。なぜなら、子どもが好きなもので遊んでいるなら、英語の環境でなくてもいいからです。

よく聞くスクールに通うわせようと考え中の親の理由の大半は、「子どもが英語に慣れてくれればよい。」という。

では、日本の環境の中で、どのように英語に慣れさせることができるのかが、課題となります。

 

まず、親が、子どもを一人の人間として尊重し、子どもの英語に対する好奇心を刺激できるように周りの大人の親がしっかり計画を立て、英語を通じて遊べる環境を構築することがいいと思う。

例えば、私事ですが、自宅近所に子ども向け公園があり、夕方になると多くの親子連れや子どもたちで溢れかえっているところです。そこへ3歳ぐらいの時に子どもをよく連れて行きました。子どもの言語環境は当時、自宅では、妻が英語で接し、私は日本語と英語、また私の父が韓国語で接していた影響、私の母は日本語でした。だからか、子どもが話し出したのはとても遅かったです。子どもの言葉を聞いていても、ほとんどが喃語で、たま〜に英語や日本語、韓国語の単語やフレーズが出てきて、周りの大人は理解するのに苦労しておりました。

そんな子どもを連れて、公園に行っても、私は、「危険がないようにだけ」子どもを見守るために、ベンチで座っていることだけを子どもに伝えていました。そんな子どもは、公園に着くと、誰振り構わず、年齢差関係なく、子どものいるところに仲間入りをしてもらい、自然と仲良くなっていったようです。ここの近所の小学の高学年の女の子たちは面倒見がよかったですね。また親子で遊んでいるところに、どそくさと遊ぼうとすると、よく他の親に「ママかパパはどこ?」と質問されていたようです。

そんな時、周りに大人がいないうちの子どもが、一人でぽつんと遊んでいるところ、小学生の男の子や女の子6人ぐらいが、心配そうに、私の子どもに声をかけてくれたようです。子どもが話していることは喃語ばかりなので、全く理解できない様子。でもたまに口から出てくる英語の単語やフレーズを聞いたその中の男の子が「この子英語話している!!」と興奮気味。

私は遠くのベンチに腰掛けて様子を見ながら、「また楽しそうな仲間をみつけてきたね。」みたいな感じでいました。するとその男の子が英語を習っているようで、しきりに英語で子どもに語りかけてくれていて、「パパやママはどこ?」と英語で質問したかったのでしょうね?その他の子どもたちもいっしょになって英語と日本語で子どもに話しかけながら、私を探していたようで、微笑ましいというか、周りに心配かけすぎかな?とも思いながらも、私はできる限り干渉しないようにしておりました。

 

子どもの社会性や社交性に干渉していないつもりでも、当の親や大人が自分の子どもの側にずっといれば、その子どものところには、なかなか他の子どもは寄りつかないものです。公園で観察していると、そのような親子が多かったですね。

公園での親と子の距離

親と子の距離

 

周りの親や大人がいなくても、安全性だけ確保すれば、2、3歳の幼児でさえ一人の人間として他の子や大人ともうまく渡り合えることができるんだよ、という認識が必要だと思った。そんな認識は日本の保育園では保母さんたちが昔からやっていることです。

そんな経験もあり、英語を身につけようとする幼児期の子どもには、できる限り英語を通じて子どもから何かを主体的に伝えることができるような遊びの環境と、子どもと親との適切な距離をとることが好ましいと思っています。ただ単に自分が好きなもので遊んでいるのはなく、人とのコミュニケーション、社会性を育みながら、また子ども自身が何でも「自分でできる!」と言えるようになるといいですね。

それができるようになって、「学ぶ楽しさ」というのを発見していくものだと思う。

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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