「渋谷ではたらく社長の告白」を読んでみた

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「渋谷ではたらく社長の告白」藤田晋

以前に「運を支配する」著書が桜井章一氏と藤田晋氏の本を読んでブログに書きました

その後、藤田氏のコトが気になっていたところ、ご自身の体験談を書いているタイトルを見つけて早速読んでみました。

それが、「渋谷ではたらく社長の告白」。

0からどのように短期間で会社を上場してきたかを書き綴っていました。

とてもおもしろかったです。

一気に読み終えてしまいました。

昔読んだ「スターバックス物語」のような感じがしました。  

「渋谷ではたらく社長の告白」藤田晋

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

普通は何を本業にするかを決めてから会社を立ち上げる人がほとんどだろうけど、藤田氏は会社を立ち上げてから、本業を何にしようかという発想はとても共感できました。

何か商材を見つけて、それをコンスタントに売れる流れを作ることができれば、実績は後からついてくるし、会社であるかどうかはたいして重要なことでもないのですよね。

彼にとってその時に一番重要なこと、大切なことが何であるのかをとてもよく理解されていたので、短期間で何百億円もの利益を出すこともできるんだなと思いました。

藤田氏はこの本によると、「営業畑」の出身で、売れるモノ、商材があればなんとかなるみたいな感性と勝負強さ、直感の鋭さなど類稀なる才能を持っている方のようです。

私も父が営業畑出身でフルコミッションで仕事をしていました。会社から毎月給与がもらえるのではなく、売った分だけ収入になるという今で言うブラック企業で長年仕事をしていました。

営業に出かけるときの靴がすぐにボロボロになり、アポ無し、戸別訪問、朝から真夜中過ぎまで歩いていたようです。

昔は訪問販売法がなくある意味やりたい放題、無法地帯だったようですが、父が一人で始めた仕事も営業チームを作るまでになり、ゴリ押し、お客の自宅に長時間居座り粘って相手のYESをもらうような営業スタイルをとらなかったので、客からのクレームもなく業績を伸ばしていきました。そしてフルコミッションでも働きたいという新入社員を採用し、バリバリの営業マンに仕立てたようです。

フルコミッションで仕事をしたい大卒で度胸の据わった人なんて今の日本にいるのだろうか・・・・。

一人前に契約が取れるまで生活費を稼ぎ出す新人なんてそんなにいませんよね。そのために父が取ってきたアポを新人に回したりして、経験を積ませていました。

私が子供の頃は、仕事で私が朝起きる前にもう家を出て、寝たあと夜遅く帰ってきたので、久しぶり父と顔を合わせたときは、「知らない人が家にいる!」と泣いて叫んでいたようです。

父のチームに参加していた営業マンが転職されても、新たな営業畑でバリバリの営業成績を残されていました。

営業ができたらどこでも生きている強さを得られるなと思いました。

そして仕事の話ができるぐらいに年齢になった私は、そのような仕事ぶりを父から聞いてきて、営業って楽しそうだなと思ったものです。

そして営業の仕事を初めたんだけど、アポ無し訪問、家のチャイムを鳴らして、ドアの後ろやインターホンで「はーい、どうぞ!お待ちしていました。お話を伺います。」と聞いてくれる人は、100戸訪問して1戸あるかないかの打率です。

それでも足を動かし続けていても、いつも「いらない!」「結構です。」なんてことを何百回と聞かされると、自分のモチベーションを維持することが難しいことがあったものです。

そのような打ちひしがれた状態で、この本に出会い読んでいたら、「よっしゃ〜!また頑張るぞ!」と思えたのかもしれません。

営業マンにおすすめです。

当時、まったく本を読んだり勉強をしていなかったのがちょっと悔やまれます。だから今はその反省もあります。

藤田氏のような売り込む話を聞きたいという顧客への営業アポがひっきりなしに問い合わせがあり、自分のスケジュール帳がそんなアポで一杯になる感覚は、営業する人にとって仕事が楽しくてたまりません。

でもそうなるためまでの地道な種まきがすごかったんだろうなと、本ではあまり書かれていないけど大変な苦労があったことを推測ができます。

営業の世界には、「うさん臭い」営業マンがいつの時代でもいるものです。でも猛烈に売り込んでくる営業マンでも、臭くない人もたまにいます。

臭い営業マンとは、自分のこと、自社製品、自社サービスのことばかり話して、あとは適当。出会った瞬間に、「こいつクサイな。」って感覚で分かると思う。

藤田氏は猛烈に売り込んでもうさん臭さを全く感じさせない、相手がすぐに「ほしい!」と思わせる何かを持っているんでしょうね。

うさん臭い営業マンや弱気の営業で取ってきた契約の顧客は、会社にとってフォローが大変になります。なぜならそんな顧客は必ずクレマーになるのです。

自信のある商材を堂々と相手に営業した結果、「絶対にあなたから欲しい」と思わせるぐらい自信がないと、いくら足を動かしても不発に終わるものです。

そしてそんな彼の仕事ぷりでは、仕事仲間は寝る間を惜しんで、寝袋や着替えを会社に持ってきて事務所でずっと仕事をしていたので、自宅の電気やガス・電話の料金の支払いを忘れて、久しぶりに自宅に帰ったら全部止められていたという、猛烈に働く姿が描いてありました。

私も昔、仲間と立ち上げた会社で同じような体験をしたことを思い出させてくれ、思わず笑ってしまいました。

すばらしい仲間と新しい出会いに対して貪欲に門戸を開いて、仕事のパートナーや能力のある社員を増やしていった藤田氏の眼力とフットワークの動きの速さもあって、どんどん先を読みたくさせます。

そんな文章伝達能力も長けている藤田氏のこの本は、「働き方改革」」とかいう日本の産業を貶めるものとは相反するような仕事を定時ではなく、深夜まで残業関係なくたっぷり働いて自分の能力を高めたい、会社のために、そして日本国家のために思いっきり働きたいと思っている人におすすめの1冊です。

 


 

夏休み期間中、小学生・中学生・高校生対象の英語集中プログラムを募集中!

コロナ禍の国内の閉塞感が漂い、さまざまなイベントがキャンセルになっています。

学校の修学旅行やキャンプ、文化祭、運動会など延期やキャンセルになってしまい、子どもたちの人生で一番楽しい時期を、たかがコロナで台無しにされています。

また、海外旅行に行く機会も奪われ、外国人と英語でしゃべってみたい子ども達の目標や夢も形を失いつつあります。

こんな時は、家でじっとするのではなく、子どもたちの能力を磨く絶好のチャンスだと思うのです。

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皆さんの元気でユニークなスピーチをお待ちしております!

セシルスピーチコンテストは「自己紹介」と「音読」と「スピーチ」の3つです。

  1. 「自己紹介」では、自分のことを言えるように暗唱します。

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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