Effective Exchange Rate:海外旅行時に感じたこと

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北海道、富良野散策へ

2018年にアメリカへ行ったとき、ものすごい衝撃を受けました。

アメリカへ訪れるときに一度は、「IHop(パンケーキハウス)」へ、家族で朝食を食べに行ったものでした。(現在IHopは倒産)

家族全員、注文するメニューはいつも一緒。

そこでウェイトレスがメニューを持ってきて注文するものを見ると、値段が上がっていました。

それもものすごく。

アメリカで食事をすると、チップ代も料金に上乗せすることになるので、値上がった割合に合わせると、朝食としてあり得ない額になったのでした。

ちなみに「IHOP」は日本で言うところの「デニーズ」のようなところ。そのときに支払った金額は、一般的な日本の朝食の2倍から2.5倍でした。

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英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

30年程前にアメリカにいた時は、日本に比べて物価が安いと感じてました。その感覚がその時までずっと続いていました。

一般的にモノやサービスの値段を見る時に、

currency-exchange rate (為替レート)、この場合、アメリカドルと日本円の為替レートを見て、高いか安いか判断できますよね。

30年前だと、1ドル80円切ったこともあったほど円がドルに対して異常に強かった記憶があります。

だから当時、アメリカでモノが必要なとき、案外安い!という気がしたものです。

為替レートはその後2021年まで、浮き沈みを繰り返しながら、だいたい100円前後をずっと続いているようです。

ドルと日本円の価値がさほど変わっていないので、物価も変わっていないだろうと日本人からすると錯覚しちゃうわけです。

日本で生活をしていると、ものやサービスはずっと値上がりせず、むしろ安くなっていますよね。

例えば、牛丼とか回転寿司とか、安くて美味しい食事ができるし、すばらしいサービスを受けられる。

2011年のときに、韓国の親戚に会いに行った時、ソウル市内のカンナムのスタバに行きました。

当時日本のスタバで注文していた、「アメリカーナ」をソウルでも注文したら、なんと日本の2倍ほどしていた。

「高い!」

こんな高いコーヒー飲めるか!と思って店内の若い子達を見ていると、アメリカーナよりも値が張る、「フラペチーノ」のグランテサイズを普通に買っていました。

確か、韓国のスタバが世界で一番高いと言われていたけど、当時、「韓国は元気がいいな〜」と思っていたぐらいでした。

そして従兄弟に滞在中にお世話になったお礼に、市内のお店で服やアクセサリーを買ってあげようと思ったのでした。

30年ぐらい前にもアメリカから帰国時に、韓国ソウル経由の便で、親戚や祖父母に会ったときにもショッピングに出かけていて、お値打ち感がものすごくあったものでした。

その感覚で、お店の値札を見ると、日本でも買えるような服やレストランなどのサービスが、日本と変わらないか、もしくは1.5倍から2倍ぐらいの肌感覚でした。

高い!

そして、コロナ騒動以前まで、中国人観光客が日本に大量に来て、爆買をしていくさまを見て、「中国、元気がいいな〜」と思ったのでした。

日本のモノやサービスは安いということ。

この現象は裏を返すと、

「日本、元気ねーなー。」ってことなのです。

日本にずっと生活していると、それほど日本の物価について気にならない、気にしないものです。

でも海外に行き、海外から日本を見ると、日本のモノやサービスって質がいいのに、ものすごく安いな〜と感じます。

だから、日本に観光に来る外国人は、爆買するのです。

日本の不動産も外国人に買われています。(これは国の防衛の問題です)

よく、海外ランキングで「生活費の高い国」で日本がよく上位になっています。

日本人からすると、日本は生活費の高い国かもしれないけど、海外からすると、生活費が安く、住みやすい国のランキングの1位になるだろう。

そこで、currency-exchange rate (為替レート)の他に、 effective exchange rate(実効為替レート)と呼ばれる指標を見てみると、物価のことがよくわかります。

これの定義は調べてもらうことにして、話を続けると、要は、

1ドル100円の感覚をずっともっていたんだけど、実際は、1ドル200円ぐらい(推測)が本来あるべき為替レートだと思う。

例えば、

10000円を100ドルに交換できたとしよう。(1ドル=100円)

30年前の朝食が一人$9〜$12ドル

日本では600円から800円ぐらいか。(今もデニーズで朝食するならそれぐらいかな?)

今はアメリカや韓国は30年前から物価が(当然)上がり続け、朝食も値上がったけど、日本円の為替レートはそのまま。

アメリカのレストランの朝食は、チップなどもあわせて$15から$18(現在)になるのではないかな。

ここで、実際のeffective exchange rate(実効為替レート)で考えると、1ドル=200円で計算すると、

3000円から4000円の朝食になるわけです。(それに近い金額になると思う)

日本の経済が元気がなくなったと言われて久しいです。

よく海外で日本の企業の看板を見かけたけど、全然見なくなってしまった。

また給与も上がっていない。

それにともない、物価もそれほど上がっていない気がします。

セシルの授業料も2年ほど前にすこし上げさせてもらいましたが、1989年の開校当時の授業料と比べると、ほとんど値上がっていません。頑張っていると見るのか、値上げができないとみるか、もしくは経営が下手くそか。

最近、日本の学校のALT(英語教員補助)として来日する外国人が少なくなっている、少なくなってくるだろうな、と感じます。

特にアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなどから来日する人たちです。

だって彼らの母国でもらえるはずの給料より日本で働くと安くなってしまうのです。そして生活費は高い。

外国人にとって住みにくい国になり、移住したいと思えるほどの魅力がなくなってしまった。

私のように昔の為替レート感覚のまま、給料も上がっておらず、海外旅行に出かけると、現地で買い物すると高いと感じる人が案外多いと思う。

もしかすると、コロナ後の海外旅行は、航空会社や旅行代理店が大打撃を受けたため、業界がどんどん淘汰され、気楽に行ける、格安航空券もなくなり、本当にお金と時間に余裕のある人しか海外旅行を楽しめない日が、もうそこまで来ているのかも。

セシルの経営をもっとしっかりして、皆さんのお役にたてるようにがんばろう。

そして、日本がもっと元気になるように一緒にがんばりましょう!

それには、教育だと思うのです。


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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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