子どもが生まれたときから、親とは別の部屋で寝かせていたセシルの安田です。当時狭い部屋(今も)で住んでいたのですが、妻が親子で同じベットで子どもを寝かせることに強く反対したこともあり、子どもは別の部屋のベビーベッドで一人寝かせていました。
アメリカ人の妻で、彼女自身も赤ちゃんのときから一人でずっと寝ていたようです。一般的なアメリカ人の家庭は子ども部屋に一人で寝かせる習慣があり、日本の一般的な家庭のように、布団に親子川の字に、子どもを挟んで親子が寝るという習慣がありませんね。
私は寝相が悪いので、狭いベッドで寝返りを打ったときに、子どもを押しつぶす可能性があるので、子どもが別のところで寝てもらえたのは、私にとって熟睡できたのでよかった。
だから小さい時から子どもは眠たくなったら一人でベッドに行きます。それが子ども自身が当然だと思っています。共働きの親として楽ですよ〜。おすすめします。
ある知人は小学生5、6年生になってもまだ親と一緒に添い寝をしないと寝てくれないと嘆いていましたが、たんへんだなーと思いました。でも子どもがもっと大きくなったらそんなことも次第に無くなるんでしょうけどね。
親離れできない子や、子離れができない親、そして自立した親子
親離れできない子どもや、子離れができない親がいますよね。今回は、子離れ目的の予行練習のために英会話スクールに通学する親子や、自立した親子で英会話を学んでいる様子の話です。
わたしの英会話スクールに、子どもに英会話を習わせる目的で入校します。たまにその目的ではない親もいます。
スクールの入校目的が英語学習よりも、幼稚園や小学校の子どもが、なかなか親離れができず悩んでいて、当スクールに参加している人たちがたまにいます。スクールに参加することによって、家庭以外で親子が離れる時間を少しでも設けることが主な目的のようです。
そんな子達は、レッスン中にずーと泣いていて、英会話の講師の話なんか聞けないしレッスンそのものに参加することが難しい。親子同伴で授業中に参加してもらっている場合もありますが、そんな子どもも、親の側にいると泣き止んでいるけど、あまり英語に興味を示さない。そのような状態がずーと続いたりする場合もあれば、途中で自立して、子どもが一人で参加できるようになる子もいます。
いろいろな家庭の事情があるんでしょうね。普段親が子どもにかまってあげられなかったり、複雑な親子関係だったりと。でも共通しているのは、子ども自身がママやパパのことが一番好きであること。
人って、なにか力を借りると反作用的に自分の弱さを作り出す
ごく普通の親子関係でも、なかなか子どもが親離れができずになんとかしなければと悩みんでいる場合も当然あります。でもそんな心境って、スクールに通うことになっても、ほとんどうまくいかないんです。なにか自分ではできないもの、変えられないと勝手に思っている親ほど、なにかに依存する傾向が強んですよね。私たちのようなスクールなどに力を借りても、ますます親子関係に弱さを作り出しかねないと思っています。
親も精神的に自立していれば、子ども自身も自然と親の姿を見て自立してと思います。
自立した親子がレッスンに参加して英会話を学んでいる人達の学習効果は素晴らしい。こんな親子は英会話習得という目的がしっかりしているので、とても充実して学んでいます。
たとえば、小学生や幼児の子を持つ母親との英会話レッスンでは、親子で英語を学び、また親子同士で学んだ英語を使って練習しながら、英会話を習得しています。
日本で英語の学習経験がある大人のほうが子どもに比べて英語に対する知識がありますが、いざ簡単なフレーズを身につけれるための練習に、家庭でのシチュエーションを設定しながらでの学習でも、大人の親のほうが、なかなか英語が口からでてこない何てことがあり、子どもが逆に上手にできたりします。
親子でいっしょに授業で学んでいる最大のメリットは、レッスン以外の日常生活の中で、レッスンで覚えたフレーズや単語を親子で復習しあえて、学びあえることです。だから学んだことが忘れにくい。そして上達しやすい。
他のある親子は、子どもがレッスン受講中に、親が同席し、子どもが学んでいることをノートにきちんと書き留めています。親自身、全然英語は苦手でわからないと言います。でも、子どもが何を学んだかを復習のためにがんばっています。
そんな子どもは授業で学んだことを復習するとき、とても恵まれた環境にあります。だから学んだことが忘れにくい。そして上達しやすい。
そんな親の姿をみていた子どもは、親が同席することがなくなっても、自分で何をしたらいいのかわかっているので、自分で勉強できる習慣がきちんとできるようになっていきますよね。
親として最初は大変な労力を要したけど、長い目で見るとどちらが効果的かはお分かりいただけるでしょう。
また、大人同士の親子で英会話を受講している場合もあります。レベルの違いがある場合でも、仲の良い親子でのレッスンはとても微笑ましく、親子ならではの「つっこみ」もあり、とても充実したレッスンを受講できていますね。親子であっても、好みや学習方法が異なるのはおもしろいですね。
どんな親子関係でも、英会話習得がお互いの目的であれば、子どもがたとえ小さい年齢でも親に甘えることもなく、親子揃って上達することができます。
そんなすばらしい親子関係のある生徒さんたちを見て、私も子を持つ親の一人として、親自身が精神的に自立することの重要性を確信しています。
安田 英承
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