シアトルに滞在時にハワイ出身の学生7人とシェアハウスをしていました。
週末にもなると、シアトルに滞在するハワイ出身の学生たちが私たちの家に来て、パーティー三昧だったセシルの安田です。
楽しかったですよ。
ハワイの人ってメインランド(本土)のアメリカ人と異なり、英語のアクセントだけでなく、独特の表現、文化や習慣を持っていて、とてもユニークです。
そんなパーティーに100名を超えるハワイ出身の参加者が来ることもありました。バックヤードには、ハワイアンバンドを組んでいる連中がユクレレを弾いてみんなでハワイワンソングを歌ったり、踊ったり、そしてリビングルームには、DJブースを作って小型冷蔵庫並みのスピーカーからハワイアンミュージックや当時流行りのR&Bなど、さながらクラブな感じ。
そして、シアトルの大学に通うハワイ出身のSamoan(サモアン)と呼ばれる15名ぐらいが遊びに来た時はすごかった!
彼らは大学のアメフトの選手でした。体格はとにかくでかい!彼らの平均身長は190cm以上。またディフェンダーの選手達だったので、もう「壁」です・・・。そしてパワーも半端ない。
彼らの一人のふくらはぎを見せてもらった時は衝撃だった。その大きさは、大学のアメフトの試合の時の実況中継のアナウンサーからこのように紹介されていました。「彼のふくらはぎにはスイカが入っていますね〜」と。
彼らの足首はほんと、丸太です・・・・。
そんな、パーティーも盛り上がり、彼らもいい感じに酔っ払って来た時、喧嘩が始まってしまった。酔っ払いのサモワンの喧嘩。
誰も止められない。
止めに行ったら殺される。
喧嘩の最中に、彼らは素手で車の窓ガラスを割っていました・・・・
わかりますか?
一気に酔いが醒めました。
あるパーティーで印象的だったのは、元横綱・曙の弟さんが遊びに来られた時でした。彼も当時大学でアメフトの選手で、体格がでかい!彼もお兄さん同様に相撲の世界に入れるのでは?と思ったぐらい。彼は遠慮していましたが。
パーティーの参加者で日本出身者はいつも私だけなので、兄の曙が横綱になり、いろいろな女性問題などのスキャンダルが日本であった時の裏話を、彼からいろいろ教えていただいた。
またお兄さんの日本での生活も大変だったようです。あんなでかいハワイの人が日本で生活するのは、日本人が考える以上に大変です。また大相撲界独特の文化で日本語ができない彼らが頑張って横綱になったことは、すごいことだと思った。
前置きが長くなったけど、今回は、日本国内の外国人力士の日本語環境と日本人英会話学習者の英語環境について。
大相撲のインタビューに応える外国人力士の日本語の堪能ぶりは素晴らしいですよね!?
日本語学校にも通わず、先輩、同期の力士や親方や女将さんからびっしりと叩き込まれた、という話をよく聞きます。敬語や謙譲語なども使い分け、ある外国人力士はスマホで絵文字付きの日本語をLINEとかでやりとりできるというから、すごいです。
サモワン(ハワイ出身)力士同士がカメラの前のインタビューに応えるときお互いに日本語で会話をしているのを見ると、彼らが飛び込んだ過酷であろう環境で結果を出した努力に感心します。
では、日本で普段生活している英会話学習者が彼らが日本語を流暢に話せるように、私たち日本人もそんな努力と生活環境を整えることは可能でしょうか?
その努力はあなた次第。
環境に関してもあなた次第。環境は作れるのです。
日本から一度も出ずに、流暢に英語を話す人をたくさん知っています。そんな人たちの努力もすごいんです。
そして、継続して学習しています。
英語って使わないと結局忘れてします。日本の環境は英語を使わなくても生活できるし、英語を話す必要さえないから、学習から遠ざかったり、使う頻度が少なくなると、せっかく頑張って身につけても、限りなく0の状態に近づいていきます。
現役を引退した外国人力士たちが、今でも流暢に日本語を話すところを見聞きすると、彼らの現在の日本語の生活環境が少なからず推測ができるのです。
Let’s get moving!
安田 英承
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