アメリカ人の妻の妊娠がわかり、赤ちゃんのための準備をしていた時、ベビーベッドを購入するかどうかの話しをしていた時のこと。
日本とアメリカの幼児期における子育ての考え方が違うな〜とその時思った。特に、子供との添い寝について。
日本では昔から「親子一緒に布団で川の字で寝る」ことが一般的であり、私自身も親になったら子どもと川の字で添い寝をすることに、何も疑いを持っていませんでした。
しかしアメリカの一般的な家庭では、「添い寝」をしないことを妻から聞きました。乳幼児はベビーベッド、幼児から子ども部屋で自分のベッドで寝るように躾されるのです。
アメリカの小児科の友人のドクターは、「添い寝」は絶対勧めていないし、「危険」とまで話していた。確かに一般的なアメリカ人の体格は大きいこともあり、寝返りを打つことで添い寝の際、子どもを窒息させたりするようなこともあるらしい。
だから、日本でも、実際には睡眠時の事故が結構あるのでは?と推測していた。
でも日本の小児科の医者や子育てに関する情報からそんな話は聞いたことがないし、日本では昔から川の字での添い寝は普通だよと伝えると、非常に驚いていた。
韓国でも親子で添い寝はあっても、「夫婦の間に子供を挟んだ川の字」で寝る習慣はないと思う。
私自身も小さい時、母親に添い寝をされていた。韓国人の父親は夜遅くまで仕事をしていたので、親子川の字で寝ていたのか私の記憶には全くない。
なぜ母が添い寝をしていたかというと、理由は簡単で小さいアパートに暮らしていたから。添い寝する以外、子どもが寝るまで電灯もつけられないし、ましてやテレビも見れなかったから。
アメリカでベビー用品のショッピングで面白いものを見つけました
子どもを別室で寝かせるアメリカの家庭で一般的なベビー用品の一つは、「baby monitor」でしょう。子ども部屋に置く監視カメラです。子どもの様子をカメラで見ることができ、なお赤ちゃんの声も常時聞けます。
大きな家や子どもを一人で寝かす文化のアメリカならではの商品かな。でも川の字で添い寝が一般的な日本の文化では、全くニーズのない商品でしょうね。
日本や海外における、いろいろな添い寝についての意見
結局、我が家では、妻の意見を尊重し、赤ちゃんの時から親子別々で寝ていました。
よくある意見として、親子別々で寝ることは、「子どもの自立を促す」、「自尊心を高める」とか聞いたことがあります。
また添い寝することは、「親子の信頼関係を築くために、非常によい方法」だということも聞きます。
日本とアメリカの文化や考え方の違いを比較していると、それらの意見って本当かな?って思うようになっていきました。
兄弟の人数関係なく、小学生高学年になっても、親と添い寝をしないと寝ることができない子どももいれば、ただ単に親が子どもと一緒に寝たい場合もあるでしょう。
いろいろな価値観があるから、どちらでもいいんじゃないの?と思っています。
では、私たち夫婦がなぜ親子別々で寝ることに決めたのかというと、子どもにとって必要な睡眠時間の確保(19:30就寝)と夫婦共働きの関係で、添い寝することは私たち家族には、全く理にかなっていないのでした。
だから、子どもは小さい時から一人で寝ることは当然だと思っている。
「寂しい」とか「暗いのが怖い」なんて言う時には、一緒にいてあげることもありましたよ。
でも、あなたがもし子供だけで寝かせたいと思っているなら、よく子どもと話し合うことでしょうね。
言葉を理解し始める年齢であれば、親子で話しをして、お互いに理解さえできていれば、子供も納得して一人で別室で寝るようになりますよ。
ちなみにうちでは、子どもが親のベッドに入りたいと催促しても、一切入れたことがありません。
添い寝で親子の信頼関係が構築できるとか、子供一人で早い時期から寝ると独立心を育むとか、そんなことはあまり関係ないでしょう〜。
子どもは日頃から、規則正しい生活をして、たくさん遊んでいれば、就寝時間になると、自然に眠たくなるのです。眠たくなったら子ども一人でも、兄弟がいても親がそばにいてもいなくても、どこでも、どんな環境でも寝るのです。
夫婦の子育てに対するお互いの考え方の理解と子どもの安全性を確保できていれば、川の字で添い寝しようが、別の部屋で寝かせようがどちらでもいいと思う。
寝る前のbedtime story book(本の読み聞かせ)は、付き合える範囲で毎日しています。その時は私の方が知らぬ間に寝ていることがありますが。
今回は英会話習得と関係ない内容だけど、たまにはいいでしょう〜。(笑)
安田 英承
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コメント
~子どもは日頃から、規則正しい生活をして、たくさん遊んでいれば、就寝時間になると、自然に眠たくなるのです。眠たくなったら子ども一人でも、兄弟がいても親がそばにいてもいなくても、どこでも、どんな環境でも寝るのです。~
その通りだと思います。
海外で川の字や赤ちゃん以上の添い寝をしないのは、子供の自立を
助ける以外に、性犯罪防止だと思います。
川の字寝は、日本でも、性的虐待のきっかけになってる事例が多いので
よくありませんし、全く必要がないです。
性的児童虐待は3歳以上から、レイプは小学校から起きている事例が一般的です。
思春期でなければいいということじゃないし、父親だってそれがのちのち欲情することに繋がる可能性があります。
性的児童虐待の加害者に一番多いのは実の父親です。
そうじゃなくても、川の字寝も、異性同士のお風呂も犯罪です(海外では逮捕される。)。
たいていの場合、子供は家族を壊したくないとか、幼児や児童の時代に被害が起きるため、レイプまで発展したとしても通報しない場合が多いのです
(子供が多重人格になる精神病とか、自殺をしても、です。)。
それでなくとも、ほとんどの女性が実の父親からセクハラを受けています。
こうした川の字寝や異性の親子同士の入浴などがきっかけです。
直接のセクハラが無くても、親に全裸を見せる理由も、
身体を洗われる理由も、ベッドをともにする理由もありません。
行為に及ばなくても、近親相姦にしか過ぎません。
精神的な近親相姦であっても、です。
それを日本では家族の絆、と呼んでます。
近親相姦と愛情の区別がついていません。
特に実父親の娘への性犯罪が多いのですが、
男性の身体のしくみに国境はないし、
日本でだけあるこの異常な習慣は、
実父親の娘への性犯罪を作りやすくしているか、
言い訳に出来るのが理由です。
日本の親は川の字寝も異性の親子の入浴も今すぐ止めるべきです。
全く不要な川の字寝 さん、コメントありがとうございます。
川の字寝が、日本で性的虐待のきっかけになってる事例が多いのは知りませんでした。男はアホな生き物ですね。父親であっても、所詮「オス」だから、川の字寝や異性同士のお風呂も禁止しないといけないのかもしれません。
また、小学生や中学生の子供を持つ母親達から、「一人で眠れないから」と子供からの催促で毎晩添い寝しているよと、聞いたことがあります。
何れにしても愛情という言葉を履き違えているかもしれませんね。