生徒さんが本を貸してくれました。
「あの駅に着いたら・・・終着駅のない原信太郎という旅」という題名の「原信太郎(のぶたろう)氏」の伝記でした。
その名前は聞いたことがなく、貸していただいた時はあまり本の内容には期待していませんでしたが・・・・
こんにちは。
英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。
結論から言うと、面白かった!
読みやすいこともあり、あっという間に読み終えてしまいました。
原信太郎氏のことは全く知りませんでした。生徒さんからは、原信太郎氏のお子さんと生徒さんが知り合いとのことでした。戦後は「コクヨ」に勤めて、ものすごい量の特許を得て、会社だけでなく社会にも大変な貢献をされたとのこと。
そしてもう一人の彼は、世界的に有名な鉄道模型のオタク。
彼の作った鉄道模型は飾っておくだけでなく、レールや枕木なども自作。そして実際にその模型を走らせることもできました。またレールを走っているときは、本物の音も充実に再現させるほどの腕前だったようです。
彼の何千とある自作の模型鉄道コレクションが、横浜市に「原鉄道模型博物館」として開館されているほどのマニアでした。
ブッとんでますね〜。
鉄道ヲタクやファン、鉄道模型とか好きな人ならこの方の名前は知っているか、聞いたことあるんだろうな。
1919年生まれで、鉄道好きで、その情報を得るために、小学生の時から独学で英語を学び、中学・高校でドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語を習得し、自分で作った短波受信機で海外の放送を聞いていたと言います。
彼のするコトは、何から何までぶっ飛んでます。
この人が単なる鉄道好きで、お金持ちの家庭のおぼっちゃまではないな、と思ったエピソードを1つ紹介したい。
鉄道好きから探究心が芽生え、鉄道の世界、業界を通して、世界中の産業、技術、工業について様々の生の情報を各国から、それもすぐに掴みむことができていました。
だから、大東亜戦争に日本が突入した時、日本はアメリカと比較するとあらゆる面で圧倒的な差で負けることを、彼の情報収拾能力の高さと技術者の目で知ることがすでにできていました。これは負け戦だ、と。
当時の日本は、「戦争で日本は優位!」と国民はたぶらかされて、今で言う、「フェイクニュース」や政府からのインチキ情報に惑わされることも無かった強みが彼にはありました。
でも時代は、そんな彼を見放さなかった。
彼の技術力の腕前と語学力で軍部は彼を採用しました。でも彼は「日本は必ず負ける」ってことは知っていました。でもそれを口外するものなら即投獄。もしくは自分の気持ちを押し騙し戦地で戦っても、戦死することはわかっていました。だから重傷を装い徴兵から逃れようと試みました。
しかし、その演技はすぐに軍医に見破られます。
でも彼は、
「嘘のために死ぬのなら、自分の意思で死んだほうが!」
と、軍医の前で懐に忍ばせておいた短刀で本気で死のうとしたところ、軍医が自決を止めるよう説得しました。
彼の熱意と信念から、その軍医の計らいで徴兵から逃れました。
「死の覚悟」を決めている人間というのは、本当に強いなと思った。この覚悟があるから、何をしても途中から諦めないし、目的達成のためならあらゆる手段を考えて考え抜いている思考状態なので、「いろんな視点」を持って物事に対処することができるんだな〜と思った。
その後徴兵から逃れても、鉄道好きの活動は全く止むことがなかったようですが・・・。
「自分の好きなコト」から始まったことから、この精神力が鍛えられたんだろうな。それが家庭、会社、社会へと今でも受け継がれているようです。
この本では、生徒さんの友人である原氏のお子さんが、子供から見た父親像について語っていると話してくれました。これもとても面白いです。
この本では、
「もし原氏が自分の子供なら」という視点で、彼が子供の時のいろんなエピソードがありました。
彼が小学生の時に、どうしても欲しい鉄道模型を親にねだったようです。もう親からすると目が飛び出るほどの値段だった。
ではあなたがその子の親なら、ローンなり消費者金融なり、家などを売ってお金を工面してまで買ってあげることができますか?それとも子供を説得して諦めさせますか?
それついて、夫婦で話し合いました。
我が子が本当に好きなことなら、まずは子供の話を聞いてから。そして「親が正しい判断をできるかどうか」ってことだね。
ただ単に買い当てるのは、誰でもできるバカ親だからな〜。
でも我が家では、父親である私がお金が全然ないことを知っているので、私に欲しいものをねだったりしてこない〜。
この本、オススメですよ〜。(アマゾン等では販売してないみたいだけど、多分、横浜市に「原鉄道模型博物館」で購入かオンラインで買えるかも)
いつの時代でも、「好きなコト、興味のあるコト」をトコトン極めると、なんでもできる!と思った。
これ、英会話学習も同じ!だと思った。
Good luck!
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安田 英承
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