Gaslighting（ガスライティング）という言葉を知って親の「在り方」を知る

子どものしつけや親子関係の記事を読んでいたら、「Gaslighting」という言葉が出てきました。

「ガスでライトを灯す」という意味かなと推測はしてたんだけど、この言葉と、人との関係性にどう関係するのかさっぱりわかりませんでした。

どうも心理学用語のようです。とても恐ろしい・・・・。

Gaslight（ガス灯）１９３８年に発表された劇のタイトルから「ガスライティング」という言葉が生まれた

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

映画や演劇で「Gaslight（ガスライト）」を観たことがあるでしょうか？正常な人間を精神異常者に仕立て上げていく内容なんだとか。

ここから「Gaslighting（ガスライティング）」という言葉が出てきたようです。

ガス灯が一般家庭で普及していた当時、夜寝る前にガス灯のガスをしめて明かりを暗くして寝る夫婦が、夫がわざと奥さんが気づく前にガスの火を締めておいて、彼女から夫に「あなた、ガス締めた？」と質問しても、旦那は「お前がさっき、締めたじゃないか。大丈夫か？」と。

旦那はそのようなことを毎日、毎日、少しずつ、奥さんにバレないようにしていきます。

彼女も「あれ？私が自分でしたの？」と最初は半信半疑だったのが、こんなことを続けられて、何が正しいのかさっぱり自分で判断ができなくなり、最後精神的にキチガイになっていき、旦那に洗脳されていく。

怖いですね。

How a parent can gaslight a young child・・・（親がどのように子供にガスライトすることがあるのか・・・・）。親が子どもに不真面目であったり、子どもの尊厳を損なうような態度で接したりしていないか？！というチェックリストとその例があった。

ガスライトの１例として、

幼い子どもが自分がしたいことができずに母親の前で駄々をこねて泣いていました。泣き止まないことに腹を立てた母親が強い口調と態度で、その子の真似をして、「ワーン、ワーン！赤ん坊みたいに泣いているよ、ワーン」」と嘘泣きすると、子どもは親の反応に混乱してますます泣き止まなくなる。そして親は子供をそのままにしてその場を去る・・・・。その子の気持ちはどうなっていると思いますか？

私も我が子が小さい時に同じようなことをやってました・・・。その時子どもが悪いことをして、それについて叱られたために私を腹いせに泣きながら叩いてきたことがありました。

叩いてきたので（当たりどころが悪くちょっと痛かったのだが）顔を塞いで、「痛いよ〜。ワーン、ワーン。」と、泣いている子供よりも大きな声で泣いて真似をしました。

すると子どもは一瞬泣き止みました。「パパ、Are you OK?」と心配そうにききます。

それでも「痛いよ、痛いよ〜。ワーン。」と泣き続けると、子どもは先ほどよりももっと泣き続けます。自分が泣かせたという、うしろめたさの気持ちが加わったからでしょう。

私が「叩いて痛がって泣いていたら、どうするの？」と顔を塞いで嘘泣きしながら質問すると、

「I’m sorry…..」と。

その言葉を聞いて、私、ケロっとした笑顔で

「もういいよ！」と元気に返事をすると、我が子も安心した様子。

もし同じような場面で親である私が、幼い子供に対してバカにする、親の強い立場を利用した強硬な態度をし続けると、その子供は一生立ち直れなくなる、という記事であった。

ガスライトを誰かにしている人は、自分の親からもガスライトされていたのかもしれないな。これって現代のイジメの構造と似ている。人の弱みにつけ込んだ最低な心理作戦です。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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