ダメダメオンライン授業と授業料返金裁判

武漢ウィルスの感染拡大防止による緊急事態宣言が発令されたことで、世界中の教育が一変してきました。

学校、大学が封鎖されたことにより通常の教室での授業からオンラインへと移行となっていますね。

セシル英会話でも、オンラインレッスンをこの騒動以前から開講していますが、導入当時はスカイプなどのアプリの使い方から、回線状況の確認など試行錯誤しました。

英会話講師のみんながみんなパソコンについて知識があるわけでもなく、自宅環境や授業をオンラインで行う場所によってはインターネットの接続状況が全くダメになったことはしょっちゅうでした。

ネットで授業をやりながらも途中で、画面がフリーズしたり、音声が全く届かなくなったりし、レッスン開始して５分後にこんな災難が起こったり。画面は見えるけど、音声が届かない場合は、携帯から電話してレッスンをしたり、画面が見えない時は音声だけの時も。どちらもうまくいかない場合は、そのレッスンを振替にして、経営的にも痛い目にたくさん遭ってきました。

自宅のパソコンでオンラインレッスン中に、我が子が授業の邪魔にならないようにと、風呂上りに服を取りにそ〜と裸で歩いている姿がカメラの後に写っていたのは焦った！！（笑）

また全くパソコン、インターネットに慣れていない生徒や父兄の場合、アプリのインストール方法、アカウントの作り方から接続方法まで、英会話を教えているのかパソコン教室を無料で指導しているのか、わけわかんないことなんてしょっちゅうでした。

新入生でオンラインレッスンを目的で入校した場合は、幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人でも、急にシステム上問題が起こった場合でも、よほどの大きなトラブルでなければ大体満足しくレッスンができています。気持ち的に多少余裕がある。

ただ、今回の緊急事態宣言で通常の授業からオンラインに切り替えることになった生徒や先生の場合は大変な苦労をされているであろう。

小学生の生徒さんが見せてくれたルービックキューブのコレクション。あっという間に全部解いて見せてくれた！

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

日本の教育界でも早くオンライン授業を学校に導入するべきだ！みたいな意見があるけど、各家庭にWi-Fiを導入していない、もしくはスマホやタブレット、パソコンが自宅にない、あっても子ども用のものがない場合もある。これは予算の話になる。

世の中、簡単、便利になればなるほど、リスクが高まったり、別の問題が起こったりするものです。

学校、大学側も急遽オンライン授業にと、システム導入にセキュリティーに大問題を抱えた「ZOOM」を安易に採用したり、先生もオンラインコースのための授業の準備が十分ではないだろう。

アナログの知人の大学の講師たちはパソコンなんてさっぱりで、大学側から急に今回の件でオンライン授業にするように言われても、彼らはシステム自体わかってない。また彼らの授業は生徒間で英語で対話練習に大半の時間を使っているのに、オンラインでは録画した授業を生徒たちに見てもらうことになるという。

学生たちに配布する課題のアップロードの仕方や音声ファイルの再生方法など教えてあげても、さっぱりの様子・・・・。

大学側もお金儲けだし、学生もやる気ないと嘆いていたな。そんな大学ほどバンバン新入生が入って大盛況らしい。どこの大学か名前は伏せます。

でもそんな準備不足な授業をしていたらますます、生徒たちは離れていくだろう。

彼らの多くはインターネットネイティブ世代だろうから、つまらない内容や映像はバンバン指で弾き飛ばしていく。

Youtuberの映像見たらわかるけど、彼らの多くは言葉選び、映像の使い方、編集方法など私のような素人でもわかるぐらい、ものすごい時間を費やしているんだろう。視聴者の興味を絶対に逃さない工夫が散りばめられている。

それが授業を受ける気もない、面白味も感じない、勉強する気もない学生にしてみたら、９０分以上の授業を画面をじっと見るほど苦痛なことはない。

だから昨今、アメリカの大学で学生たちの授業料返還の訴訟が全土であちらこちらで起こっている。

この話に乗った原告側（学生側）弁護士たちは、いいカモが舞い込んできたとほくそ笑んでいるだろうな。

学生たちの言い分は、一言で言うと、オンライン授業に全く満足していない。簡単な録画した授業のビデオを配信し、十分な説明もない課題やフォローアップでボロボロ。これが授業か！と。

ライブの教室で他のクラスメイトや先生たちと議論をしたり交流をしたい、専攻によっては大学の機材がないと研究ができない、または体育館や図書館などの使用が授業料に含まれているのに一切に入室ができないのに、授業料の返還がないのは不公平だと言う言い分です。

学校側にも言い分があって、同じ先生が同じ内容の授業を教室ではなく、インターネットで提供しているのだから、返金に応じる必要がないと言っています。当然、新しい環境に向けた取り組みを学校、講師陣で行っているとのこと。

でも生徒は、

しかるべきサービスの提供ができないなら、支払った代金は返金するべきだ、と真っ向反対しているようです。

またその背景には、アメリカの大学の授業料は近年値上がりしているし、この武漢ウィルスで仕事ができなくなりバイト代などの収入が減ってきた苦学生がたくさんします。大学でたくさん学びたい、いい成績をとって、とっとと卒業したい学生にとって辛いだろう。

反面、世の中にはオンラインに特化した学校もあるよね。

以前中学生や高校生のセシルの生徒さんたちで、世界中を転々としているため日本の学校で在籍する場合、いつ帰国ができるか分からないため出席日数が足りなく卒業、もしくは進学ができない場合、学校に通わなくてもオンラインで単位が取れる、授業が受けられ卒業もできる学校もある。

生徒のために先生は何ができるのか。生徒の期待を明確にして先生は何ができて、何ができないのかを初めから相互理解していたら、どんな環境になっても揺らぐことはないよね。

この武漢ウィルスの影響にブーブー文句言うのではなく、これが収まったら教育の考え方も多様的になって、これからもっと楽しくなるだろう。そう思えば今のこの辛い状況も少しは安らぐと思う。

,Stay safe!

５月開催中の英会話トレーニング集中セミナーご案内

知っているわずかな単語で簡単な英文を作って、英会話に自信をつける！

【講師】安田　英承（セシル代表）Yay!

「英語がしゃべれるようになりたい人」におすすめセミナーです。

問い合わせ・参加希望の

子供（小・中学生）対象は、こちらから

高校生以上・社会人対象は、こちらから

もしくは、電話(0120-506-346、052-385-8423)でご連絡ください！

子どもに英会話を普段からしっかりと習得させてみたい親御さん！

以下の場所で開講しています。

社会人の方でコツコツと勉強しながら英語が話せるようなりたい方！

以下の場所で開講中！

各教室やコースのスケジュール等のお問い合わせは、こちらから。

もしくは

0120-506-346　か

052−385−8423　までご連絡ください！

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

最新記事 by 安田　英承 (全て見る)

• 英語が話せるための教材の選びの心得 - 2024-04-12
• 英語で質問できる力を鍛えることは大切 - 2024-03-29
• 日本人のレベルに合わせた英語テスト：TOEIC - 2024-03-19