「親ガチャ失敗」は確かにある

日本の教育、とりわけ学歴については、親の収入が高いほどその子供の学歴も高くなる傾向があるというデータがあります。

例えば、中学受験。

子供に受けさせようとなると、学校の勉強をしていれば合格できるような試験内容ではありません。

また暗記さえすれば、良いということでなく、試験の問題も特殊で、参考書で勉強できる場合もあるけど、多くは進学学習塾へ通わせないと太刀打ちできない現状です。

ということは、月謝や夜間にまで及ぶ通学などもあり、ある程度お金に余裕のある家庭でないと、子供の受験勉強を支えることができません。

また共働きでは、なかなか子供の勉強を見てあげる、サポートすることが親の余程の決断力がないと、親が子供よりも先にギブアップしてしまうのだろう。

ということから、時間とお金に余裕があれば、学歴は買えるという事も言えます。

ガチャガチャから親ガチャ

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

英会話のクラスで、「親ガチャ」の話題になりました。

硬貨を入れて、ダイヤルを回すとプラスチックのケースが出てきて、その中身を開けてお目当てのものが出たらラッキーというおもちゃを「ガチャガチャ」と言い、それと親を足して、親ガチャ、つまり子供にとって親が当たりであるかどうかということです。

年収が高く、家計に余裕のある家庭に生まれた子供というのは、いろんなことができる選択肢の数が多いのは確かです。

その点だけをみると、お金に余裕の無い家庭に生まれた子供にとってその親は、皮肉的に親ガチャ失敗という見方もできます。

しかし、本当に失敗なのだろうか・・・・。

「子供から、親ガチャ失敗！と言われたら、頭叩いたる！」と多くの子を持つ生徒さん達が言ってました（笑）。

貧困と教育格差はますます広がっているけど、海外に比べて教育水準が高い日本で何ができるかは、政治の力が必要な気がします。

子供にできる限り良い教育を受けさせたいと親なら誰もが思うでしょう。だから親が子供の教育のためにできることを選んで支えてあげるためにも、親自身が賢くなる必要があります。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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