まとまった英文を一度で聞きとるリスニング力を鍛える

セシル英会話では、リスニングをたくさん練習してもらいたいと思い、いろいろな課題を生徒さんたちに出したりします。

初心者の場合でも、何度も同じ内容の英文を聞いてもらうトレーニングをしてもらいます。

短い文です。それも不自然なスピードの対話文ではなく、ごくごく一般的な速さで、アメリカ南部のアラバマ州の黒人のアクセントからオーストラリア訛りなどを聞きます。

生徒さんたちは、何度も聞き取れないところの音声を止めて、聞き取れるまで行います。

１つの短い文の英語が全部聞き取れなくても、ひとつひとつ根気よく聞き取ってもらうことで、英語の音に慣れていきます。

気の遠くなる作業です。

北海道、小樽駅前。いつもは観光客でいっぱいだけどだれもいません。でも涼しい〜。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

毎回欠かさずこの作業を根気よく続けると、聞き取れる英語の量が増えてきます。

これはものすごい上達感があります。

国によってアクセントがあり、英語の訛りの違いが分かるようになってきます。

ただ、量が増えても、しゃべれるまではまだなかなかできません。

質問、相手の言っていることは理解できるけど、それを英語で答えることができないのです。

一度で聞き取れる英語の量に限りがあるので、伝えたいことを英語にするにはまだ大きなギャップがある場合が多いのです。

なかなか英語が口から出てこないので、イライラしそうですが、それでも英語を聞き続けることです。

でも大丈夫です。しばらくすると、英語がすこしずつしゃべれるようになってきます。

簡単な受け答えはできるようになるのです。

つまり相手の英語を聞き取れ、理解できるようになっているのです。

それが少し出来るようになったら、今度は、まとまった英文を一度で聞いてみることに挑戦してもらいます。

その内容を理解出来るようになっているなら、まとまって聞いた英語をどのくらい精確に頭にインプットされているでしょうか。

おそらく断片的な言葉しか記憶に残っていないはずです。

でもこれが日本語文であれば、ほぼ間違うことなくコピーできるはずです。

このトレーニングが慣れてくると、かなりしゃべれるようになってきますよ。一度にしゃべれる単語数が４とか5単語だったものが、自然な対話が出来るようになっているのです。

しかし面白いのは、人によって結果がものすごく異なるのです。

同じトレーニングをしてリスニングの力がついてきても、なかなかしゃべれない人もいれば、ず〜としゃべり続けることができる生徒さんたちもいます。

この差は何なのか。

比較してみると、なかなかしゃべれない人たちには共通点があります。

それは、声が小さい。そして適当さ、いい加減さがないことかもしれません。

「なんとなくつうじればいいか〜」ぐらいの適当さの片言の英語をず〜としゃべっていくと、次第に片言でなくなっていくのです。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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