“a”、”the” が聞き取れない

英会話を習い始めたときには気にもしなかったことが、段々と気づくようになってきます。

リスニングについてなら、単語の発音の仕方がいろいろあることや、文の中にあるだけで変わることも、聞き取れるようになってきます。

継続的なトレーニングを続けていくと、定冠詞の”a”、”the” などが気になってきます。

“a”と”the” の使い方の違いなど文法的なことは理解できても、”a”、”the” がはっきりと聞き取れないことがあります。

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英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

生徒さんたちから、”a”と”the”の使い方は理解できています。ただし英文を読んでもこれらの音が聞き取れないというのです。

ネイティブスピーカーが読んだ英文を一般的な話すスピードでも聞き取れなければ、一つ一つの単語、”a”と”the” を読でも聞き取れないときがあるといいます。

生徒さんたちは、正確にリスニングができるようになりたい！と望んでいます。だからなおさら”a”と”the” のような短い単語でされも聞き取れないことに、苛立ち感、たまに絶望感に苛まれることもあるようです。

では、どのようにしたら”a”と”the” の定冠詞を聞き取ることができるのでしょうか？

まず知っておいたほうがいいことは、この発音が聞き取れないのは、日本人だけではない、ということです。

外国人も”a”と”the” を聞き取れないことがあるのです。

そして、”a”と”the” を聞き取れる人がいれば、聞き取れない人もいます。

その違いはなんでしょうか？

ちなみに、聞き取れる人（ネイティブ）も含めて本当に微妙な発音されている”a”と”the” の違いがわかりながら聞き取っているのか？ということです。

つまり、”a”と”the” をはっきりと聞き分けられていないけど、多分”a”だろう、とか、”the”だろうな〜、みたいに発音される前に推測していることもあるのです。 

実際には聞き取っているわけではなく、予測して聞いているかもしれないのです。

「予測ができる」ということは、当然英語を聞き慣れているということが前提になってきます。

結果として「聞き取れた」ということかもしれません。

学習者にとって、”a”と”the”の音が気になりだしたということを意味しているのは、今、”a”と”the” を正しく使うことを理解し、聞き分ける、使い分けることができる準備の段階にいます。

そして、これから相手の話す英語を推測して、予測して聞くトレーニングをして聞き慣れてくださいね、という隠れたメッセージであるかもしれませんね。

“a”、”the” が聞き取れないことが気づいたことは、これからも継続していろんな英語を聞くことだということです。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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