葬儀、告別式が終了し、棺が閉じられ亡き人との最後のお別れをして出棺。
そして火葬場で火葬となる。
火葬することを「Cremate」と言います。
たんに火葬を「cremation」と名詞になる。
以前のブログに焼骨について書いた。
火葬事情についてはこちら。
亡き人の火葬が終了したら、待合室で火葬が終わる1時間半から2時間ほどの間、遺族は待つことになる。
そして焼き上がると火葬室まで足を運ぶ。
炉の扉が開き棺桶が乗っていた台を取り出すと、棺は燃えて、遺体も無くなり、骨と灰だけが台の上に残っている。
英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。
その後、箸を持って焼骨を拾いあげて、骨壺に入れる。
骨壺のことを英語で「Cremation Urn」と言う。
日本では、白か銀色の布のカバーが掛けられた陶器の丸い壺が一般的。
アメリカではいろんな色と形がある。顔写真を骨壺にあしらったり、メッセージを添えたりで日本と違う。
別の違いとしては、アメリカや他の国では火葬したあと、遺族が焼骨を拾うことはしない。その代わり火葬場の係の人が粉砕機で骨を粉末状にして、それを袋に入れた骨壺を遺族に手渡すことが多い。だからご遺体の灰と骨を遺族が見ることはない!
しかし日本の文化では、亡き人の体が骨になって出てくるところ現場を見て、その骨を拾う。
外国人にとっては、ものすごくショッキングなことでもあるらしい。
ましてや子どもであれば尚更である。
大切にしてくれた人、大好きだった親、祖父母、親戚や友人が死んでしまい、棺桶に入れらたその死顔を見るのも怖くて近寄れないものである。
葬儀では、知っている人だと分かっていても、棺桶に「死人がいる」ことが子どもたちにとってあり得ないこと。だから棺桶の顔の部分だけの扉が開いていても、子どもたちは怖くて近寄ることさえできない。
さらに火葬場では、さっきまであった体をあっという間に焼かれことが子どもにとって全く理解できない。なぜ焼かれなければいけないのか!可哀想!と思い、葬式、火葬場が恐ろしい場所になり、火葬の現場に連れて見せることが子供の心に傷をつけることになる。
さらに追い討ちをかけるように、大好きだった人があっという間に骨と灰になって炉から出てきて、大変なショックを受ける。
大好きだった人が、ハロウィンなどのガイコツと重なって見える。
もう子どもの心は大混乱であろう。
そして箸を持たせられ、骨を拾いあげ骨壺に入れる・・・・。
私は子供の時に親戚が亡くなった時、骨を拾った経験があったけどトラウマにはなっていないと思う。
でも子どもにとっては、日本の葬式や特に火葬場に子どもを連れていく必要は全くないかもしれない。子どもにとって亡き人との思い出を、遺族のために行われれる儀式、風習のために、わざわざ子どもの心を壊すことはない。
アメリカでは、葬儀の間はベビーシッターに頼んで葬儀に出席させないこともあると言う。
日本でも火葬場や葬儀場に託児所があるといいと思う。
でも子どもが出席するのは当たり前の文化だから、託児所のサービスはなかなか受け入れられないかもな。
Rest in peace.
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安田 英承
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