英会話クラスのベスト生徒数:少人数がいいのか?

英語教育

アメリカ滞在中のデリバリーピザならPizza HutのPEPPERONIしか注文しないセシル英会話代表の安田です。うまいんだよね〜。

今年の梅雨は、そんなに蒸し暑くなくいい感じですね。でもこの梅雨が明けたら急に暑くなりそうです。

小学校、中学校などの学級サイズを意図的に小さくしよう、もしくは少子化でしょうがなく小さくせざるおえないところもあります。あと学級人数を少なくして、学校の先生の負担を軽くしよう、なぜなら教職員の現場は「ブラック」だと・・・。そこに通っている生徒はなんでしょうかね。

政府が財源を教育方面に分配できない、なぜなら高齢者や医療対策に分配されて教員の人数を増やせないなどから、大きな学級での対応しかできない。また世界では少人数クラスが当たり前で、小さい学校や学級のほうが教育には適している・・・。

当然大きいクラスや小さいクラスには一長一短がありますね。今後の日本の都市部を凝縮したような過疎化し廃校寸前の学校や少子化の影響をまともに受けている都市部の学校では、子どもの流入が激しい地区のような大きい学校でできるイベントは無理ですし・・・・また、私のスクールの講師で前職が学校の先生で、大きいクラスを担当していたときの話を聞きました。その先生は、発展途上の国の学校で1クラス400人を一人で毎授業担当していたり、財源がなく、教科書が不足している環境のため授業内容の質にばらつきがあり、苦労したと話してくれたことがあります。日本の教育システムは最高!と。

一般的に教育の質というのは、教師の人数とそれに対する生徒の人数によって決められてる、もしくは信じられているように感じます。だから、少ない生徒数のほうが教育の質が高まる、また人数が多くなると教育の質が逆に低くなる。

本当でしょうか??

私は、経験上クラスの人数と教育の質は関係ないと思っています。条件はありますが、もし、生徒自身が学んだことを他の生徒に教え、シェアする習慣やそのような指導方法が確立できていれば、教師以上に学ぶことができる場合が多々あります。もし子どもであれば、親に教えることでさらに学習効果が高まりますよね。だって教えることが一番効果の高い学習方法だからです。だから自然と教育の質が高まるんです。そんな例をアメリカの学校で直に見てきました。

また学んだことをすぐに実践・実行できるシステムや環境があって、さらに一人一人の生徒の学習意欲と能力を向上が期待できるだけでなく、その効果が全員にまで波及していくことになるのです。

私の英会話スクールでも、「グループクラスの人数に関して」問い合わせがあります。今回は生徒と講師の人数と授業の質について。

日本の一般的な英会話スクールでは、クラス形態はマンツーマン、講師一人に対して生徒一人、個別対応クラスで講師一人に対して、生徒が2から3名、そしてグループレッスンです。また、少人数クラスやマンツーマンクラスを売りにしているスクールを多く見つけることができるのはないでしょうか。

まずはそれぞれのクラスの本来の特徴から:

マンツーマンクラス:手厚い指導が受けられます。特にフリースピーキングやフリーライティングなどのアウトプット系重視の場合がおすすめですね。英会話に関わらず、ゴルフのレッスンやテニスなどの専任コーチの役割は一人一人指導してもらえるので、的確なアドバイスや診断をしてもらえる。医者が患者を診るときも患者をひとりひとり診察して診断するように、英会話でも同じです。初心者からでもお勧めできます。

グループクラス:画一的になりやすい。でも他の生徒とも学ぶことができる楽しさがあります。先の、生徒間同士で教え合うことができるスタイルの指導方法であれば、講師一人に対して生徒800人以上のクラスでも、十分対応できます。

ただし、あなたに英会話能力があり、フリースタイルの会話練習では、生徒一人一人が自由に話すことになるので、生徒間に会話能力の差があると不都合な場合があります。たとえば、会話がある程度できる生徒とできない生徒が同じクラスで、フリーカンバセーションのスタイルだと、会話ができる生徒だけが主に話す傾向になってしまします。講師の力量と指導方法によるでしょう。

授業内容がおもしろくないと、生徒の人数関係なく眠たくなります。

授業内容がおもしろくないと、生徒の人数関係なく眠たくなります。

 

では、人数によって授業内容や学習内容に違いがあるのか?

基本的に学習内容は同じです。なぜなら会話習得は「聞く」「話す」英語を使うインプット、アウトプットの頻度を増やせば増やすほど、能力が高まるからです。あと違いは、担当講師独自の指導方法、もしくは「講師の味」「ユニークさ」があります。講師へのこだわりがあれば、体験レッスンでその講師のレッスンを受講されるといいでしょう。

会話がある程度できるようになっている学習者は、マンツーマンクラスなら講師とのフリーカンバセーションスタイルの授業や、グループクラスでも同じぐらいの会話能力の在籍しているクラスメイトとのフリースタイルのクラスだといいかも。

もしまだ会話までできない初心者レベルであれば、在籍人数に関係なく、マンツーマンでもグループでもいいでしょうね。

また学習者にとって、一人での学習スタイルが合うとか、他の生徒といっしょでも気にならないなどもあります。例えば、性格上、シャイでなかなか他の人と溶け込めない、他の生徒に自分の英語を聞かれるのが恥ずかしい、もしくは他の人の話す英語には興味がない、などの理由であれば、マンツーマンクラスがオススメかもしれません。

グループレッスンだと他の生徒との授業後の付き合いが苦にならないのであればいいでしょうね。授業を受けにスクール行っているのか、授業のあとのクラスメイトとの飲み会に行っているのか、通い続けているとよくわからなくなり、そんな付き合いも大変なんて話も聞いたことがあります。いろいろありますね。

 

英会話クラスのベスト生徒数:少人数がいいのか?の答えです。

少人数がいいかもしれませんし、グループレッスンでもいいかもしれません。

なぜなら学んだことを使えるようにすること、つまり英会話習得は、「聞く」「話す」のインプットとアウトプットの頻度を、クラス以外で増やすことが重要なのは言うまでもありませんね。

Let’s get moving!

 

The following two tabs change content below.
アバター画像

安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

コメント