マイクロマネジメントとは、仕事において上司や監督者から部下に対する過干渉のことを言います。どちらかというとネガティブな言葉です。
有能な部下からすると、そんな上司に対する感情というのは、おせっかいと、鬱陶しいとあまりいいことではない。
私のスクールで勤める英会話講師に、私から細かく指示をするタイプではないと自分では思っています。
「丸投げ」ではないですが、「結果が全て(生徒の皆さんに英会話ができるようにさせること)」と思っています。
各講師、彼らは十分な能力のある(ポテンシャルのある)人たちなので、私はただ後ろから、黙って彼らが責任を持って仕事に全うし、十分なパフォーマンスをしてもらえるようにサポートするように心がけています。
これは、私の子育てにも言えているし、また意識して実践しています。
子どもがまだ自分のことができない年齢や能力がない時は、私が全部やるのではなく、子どもと一緒にやりました。
例えば、お片づけ。
子どもがおもちゃで遊び終わり、部屋中が散らかっているときにそのままの状態にはさせません。必ず片づけを一緒にしました。
だって、おもちゃのレゴのブロックが床に落ちていて、それを思いっきり裸足で踏んだら痛いでしょう〜。怪我の防止のためにも、必ずお片づけ。
また親の自分だけでさっさと片付けることもしませんでした。私がすると適当なので、子どもも良い気持ちがしないようで・・・。
子どもが小さいかった時は、お片づけも遊びと思えればいいわけで、親子一緒に適当なフレーズにリズムを乗せて、「お片づけ〜♩、お片づけ〜♩!」っと。
ハイハイができるようになり始めてからも、「お片づけ〜♩、お片づけ〜♩!」
とにかく根気よく毎日、毎日、「お片づけ〜♩、お片づけ〜♩!」
どこに何を元に戻すのかをしっかりと遊びながら教えました。
子どもが肩づける場所が5箇所ぐらいあるようで、妻が片付けやすいように100キンで買ったバスケットを5つ以上用意していたので、あとはそこへおもちゃなどを入れるだけ。
毎回、綺麗に片付いたお部屋に親子共々ご満悦。ハイタッチ!
お片づけをしたら、次に遊びたいことができること、またしなければならないことがすでに決まっているので、子どもがきっと理解しやすかったのでしょう。
そんな調子で、親の手助けなしで、自分で少しずつお片づけができるようになってきました。
自分でできるようになった時には、ご褒美のスティッカー!
以前のブログで、私たち夫婦は子どもが自分でできるようになってほしいことをイラストに「Happy book」と名付けたノートを子どもにあげて、自分でできた項目のイラストに対して、自分でできたかを評価をしてもらい、自信持ってできたら、子供がスティッカーを張っていました。項目として例えば、服の片付け、歯磨き、顔洗い、風呂に入る、など、日常の当たり前のこと。
でもなかなかお片づけが自分でできない、ムーディーなことも当然あります。そんな時に限って、私を呼び寄せて、
「I can’t do it by myself. Help me plea~se~.」
(人の使い方までマスターしていて、なんか利用されてるな〜と感じないこともない・・・)
子どもも自分でできなかったことを理解しているので、残念だけどスティッカーをもらえないことを自分で話してくれます。(笑)
達成できた時には、子どもはスティッカーをもらえてハッピー、私たち夫婦は部屋が片付いてハッピー!
こんな当たり前のことを、今後自分で率先して、それが習慣になってもらえるといいな。
子供が自分でできる能力があるのにもかかわらず、親自身が子どものためを思って(大きな勘違い?)子供にマイクロマネジメントすること、つまり過干渉、口出しする、そんな親自身が自分のことを我慢できない人をよく見かけるな。
親の心境として、不安なのかな?それとも?
私も不安になることはあるけど、やっぱり親としてぐっと我慢することでしょ?
でもいろいろな人がいるな〜。
安田 英承
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