車を買いにディーラーへ行った日本での話。

日本人は「交渉すること」、例えば仕様書、価格、引き渡しの条件など交渉したり、ショッピングでの店員とのやりとり、会社間でのビジネス交渉、または国家間での交渉においても、あまり積極的でもなく、上手に交渉する人は少ないのでは？と思うことがよくある。

日本人は「以心伝心」的に、相手を察する習慣があり、あまりコトを荒立てずにスムーズに進行する様に心がけるでしょう。

だから「交渉」というと、「手練手管（てれんてくだ）」で相手を巧みに騙したり、奪われるのでは？という先入観があり、急に防御体制になったりすると思う。

だから交渉ごとはできる限り避けたい、そんな心理が日本人に働くことがあり、本来あるべき交渉の結果をお互いに共有できないことが多いにあるでしょう。

こんにちは。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

 

消費者、客としてできる限り安く、または支払う額よりもできる限り価値の高いものを得たいと思うのは真理。

また売る方もできる限り値段が高く、もしくは価値相応な対価をもらいたいというのも真理。

お互いが同等の価値を受け取ることが条件。

そんなことはわかっている！、はず。

 

私は、どの車を買うのか決めてました。

１００万円（コミコミ諸費用全部合わせて）のディーラーからの表示。

ただし中古車なので年式と走行距離は値段とそれ相応のコンディション。

私の心の中では、

「この車は絶対に買い！いま即決しないと損！」

担当の店長と、

「安田さん、いいでしょ！この車、かなりお買い得だと思いますよ。ディーラーからこんないい状態で、滅多に他のお店でも出てこない、珍しい車種だから、ラッキーですね〜。ただ、タイヤはすり減っているけどまだ乗れるから、しばらく楽しんで運転してもらえますよ〜」

と、

もう、私は彼のセールストークで有頂天に！

彼の話していることは全く嘘はなく、彼の人柄もあり（昔から彼のところから買っていた経験もある）、

「では、買います！ローンでお支払いします〜！」

と言うところでした。

でも、私の隣で、車のコンディション、一緒に試乗して、私が購入しようと決めた動機やその車の情報も伝えていました。

私から

「Let’s get this car! （この車にしよう！）」と提案したら、

混み合う店内で、私たちが交渉のテーブルに座って、その担当者が私に契約書を渡すところで、

店長に、

「７０万にしてください。故障箇所があるし、タイヤも新品でない状態で売るのはおかしいでしょ？」

担当者と私：「・・・・・（しばらく目が点）」

「どうですか？」

担当者：「ちょっ、ちょっ、ちょっと厳しいですよ〜」

私は開いた口が塞がらず、「Tom & Jerry」のトムのJaw dropping（顎が落ちたまま）に・・・・。

すかさず、

「今すぐにキャッシュで全額支払いますよ。」

店内の混み合う客たちは私たちのテーブルに釘付け！遠くのテーブルからの視線をガンガンに感じながら、

さらに！

「もし７０万でできないなら、タイヤを新品して、他の壊れそうなところを全部直してください。それなら１００万円でオーケーです」

 

WOW! Tough（タフ：手強い）だね〜。

ほんと、駆け引き上手だなと感心させられた。

 

アメリカ人的交渉は、「駆け引き」であり、「ゲーム」なんですね。

私とディーラーとの間で円満にdeal（売買成立）するところを、決定権が変わり、またアメリカ的な駆け引きに、担当者は動揺を意図的に隠すどころかゲームの「流れ」を完全に持って行かれ、ただただ「能のお面のように」無表情になるしかなかった（苦笑）。

 

当事者だったはずの私はすでに「赤の他人」状態（笑）。

 

結果、

「不具合箇所の全修理と若干の値引き」で交渉成立となりました。まだ妥協点に振り幅があったんということ。

 

しかし！、その数日後、担当者から連絡があり、

担当者：「あの車の修理に５０万かかることが判明し、うちに全く利益がなくなることがわかりました。この前の交渉条件では安田さんに売れません！」

私：「先日の条件で契約成立したじゃないですか！？どういうことですか？」

担当者：「不具合箇所が見つかりその修理に５０万かかることがわかり、売るだけで赤字になってしまいます。」

さらに

「修理を全部して値引きなしにさせてください。」

とは言われながらも、私の気持ちはすでに買うモード。値引きがなくなっても、きちんと車として使えたし市場価値とそれほど変わらなかったので特に気にも留ていませんでした。

しかし、そのことを話すと、

「こんなdeal（取引）、アメリカで聞いたことがない！」

怒り心頭。

（私もこんな話は日本で聞いたことがないが・・・。今考えると、ディーラーは相当冷静さを失っていたってことか）

 

翌週、改めて、交渉のルールを破った相手に怒りが冷めやらなくテーブルにつくことになりました。

結局、割引なしで新品のタイヤ２本をつけて故障箇所を全て修理した状態での引き渡しで取引終了となりました。

「すごいdealするね〜。」

「アメリカで車を買うときは当たり前。タイヤが４本とも新品でないなんてありえない」（まだ不服そう・・・）

日本人のように交渉ごとでお互いのいいところを褒めあったり、自分のいいところを見せる「お見合い」っぽいことなどしません。

トランプのポーカーゲームしたことありますか？手札を一枚一枚切り、チップを上げながらハッタリしたりもする駆け引き。

でも交渉が成立すると、握手してお互いに「にっこり」スマイル。

 

彼女にとって交渉ごとは、生活を豊かにする手段が前提と考えているんですね。

そんな交渉ごとに「恥」を感じる必要もないのです。大阪人の「もうちょっとまけて〜な〜」と似てます。

 

A tough negotiator（手強い交渉人）ぶりをまたの機会に紹介します。

Enjoy!

 

夏休み！サマースクール 特別クラス開講！「英会話+英検（託児完備）」＆　「TOEIC（託児完備）」のご案内

 

サマースクールのパンフレット拡大

今まで開講してきたサマースクール、ウィンタースクール、スプリングスクールの内容をさらにボリュームアップした英語集中プログラムを開催します。

英語学習をもっと楽しく有意義に身につけることができます。

今回は、幼児から中学生までを対象に、英会話プラス、英検５級から３級取得を目指す内容になります。

また、TOEICコースでは、高校生クラス、女性限定クラス、ビジネスマンクラスを開講します。

レッスン日時（全１０回レッスンのコースになります）

 

英会話+英検コース講師は、　

安田　英承（セシル代表）　

 

TOEICコースの担当は、

2017年4月に出版社の研究社から出版されたTOEIC　スピーキング及びライティング本の共同執筆者であり、大学で実施するTOEIC　リスニング＆リーディングテストの教材でも共同執筆をするなど、現在のTOEIC傾向に精通するカリスマ講師！が夏休み限定で担当します。

 

参加表明はこちらか電話(0120-506-346)でご連絡ください！

入金など詳細については、お申込みの方に後日メールを致します。

 

心よりご参加お待ちしております！

 

 

７・８月開催中の英会話トレーニング集中セミナーのご案内

知っているわずかな単語で簡単な英文を作って、英会話に自信をつける！

【講師】　安田　英承（セシル代表）　Yay!

１日目は英語の基礎をがっつりと学びます。

２日目は自分で伝えたい英文を作ります。その文を使って会話を習得していきます。

 

【対象】　小学５年生以上、中学生　

【日時】　夏休み！（【１】か【２】どちらか）

【１】７月２３日と３０日、日曜日、９：３０から１１：３０の２日間　

【２】８月２０日・２７日、日曜日、９：３０から１１：３０の２日間　

【会場】SOHOプラザ丸の内（地下鉄：久屋大通駅徒歩５分）

 

【対象】　社会人

【１】７月３０日と８月６日、日曜日、１２：３０から１４：３０の２日間　

【２】８月２０日・２７日、日曜日、１２：３０から１４：３０の２日間　

【会場】SOHOプラザ丸の内（地下鉄：久屋大通駅徒歩５分）

 

【参加費】　１０,８００円

「英語で話せるようになりたい人」におススメセミナーです。

詳しくはこちら

参加表明はこちらか電話(0120-506-346)でご連絡ください！

 

 

 

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