1990年代に生まれた番組で「Blue’s Clues(ブルーのヒント)」という幼児向け教育番組を知りました。
なんと!この番組が、お化け番組の「Sesame Street」よりも教育的にも商業的にも大成功を収めているというのです。
ということで、Youtubeでその動画があったので見てみたんですが、途中から眠くなってきました・・・・。
セサミストリートは大人でも全く飽きさせない内容で、最新の芸能ネタをパロディーにするなど、いつも画面上に仕掛けがしてあり、子供だけでなく大人でも番組から目を離さない。これが子供向け教育番組のスタンダードだと思っていました。
Sesame Streetについて以前のブログで紹介しています。よかったら読んでみてください。
また、別のブログで「セサミストリートと幼児英会話」について書いています。
ただし、この番組は眠くなる・・・。「ブルー」という名の青色の犬のアニメのキャラクターと「Steve」という名の若い男性1人がホスト役で登場し、ブルーの冒険物語のような構成になっている30分番組です。
英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。
この「Blue’s Clues」の構成は、「Sesame Street」のとは異なります。
この番組を発信しているテレビケーブル会社の「ニッケルオデオン(今はニコロデオン(Nickelodeon)」は、この同じエピソードを月曜日から金曜日まで毎日繰り返し放送しています。そして次週になったら新しいエピソードを放映するというスタイルです。ちなみにアメリカではケーブル使用料を払っていないと視聴できません。Youtubeに動画があるので参考してほしい。
このBlue’s Cluesの制作担当者たちは多大なるセサミストリートの影響を受けている世代です。
この番組のエピソードを読みました。”The Tipping Point, Malcome Gladwell”にあります。
1990年代にセサミを越えようという試みだったわけです。そして徹底的に研究、実験、テストを繰り返し、世に送り出したのでした。
この番組の特徴は、セサミのように短い映像をまとめた番組ではなく、一連の物語になっていること。
そして、子どもの特徴を捉えた、「反復」を徹底的にしていること。
セシルの幼児向け英会話レッスンでもレッスン中、子どもたちを飽きさせないように長くても5分ほどの教材を1つの区切りとして、レッスン時間内でできる限りたくさんの教材を用意して、テンポよく進めていました。
そう、まるでセサミストリートのような感じ。
でもこのBlue’s Cluesは違うのです。
シンプルにゆっくりと進行していきます。所々ものすごい長ーい間もあります。たまにホストのSteveが画面越しに、視聴者の子供たちに質問を投げかけたりします。なぜなら知的な活動をさせて、実際に画面の前で子どもにやってみさせることを主としているのです。
だから、Blue’s Cluesを見ている子どもは番組を楽しむだけでなく、本当に学んでいるという結果が、セサミストリートよりも良かったのでした。
セシル英会話の幼児クラスを担当している時、アルファベットとフォニックスを子どもたち全員に定着させるために、多分4ヶ月ぐらい同じことを繰り返し反復させたことがありました。
一部の父兄からは、同じことをマンネリになっている。レッスンを先に進めてほしいとクレームがあったことがありました。
確かにいろいろな英語を子供たちに聞かせることは、英語上達のためにも大切なことです。
でも、記憶として定着させるためにもこの反復作業は欠かせないのです。この作業の結果、基本が身につき、その後の学習効果への影響があるからです。
特に子どもは好きな番組の再放送を何回も何回も見ても飽きない、退屈さを感じない特徴を持っているけど、大人はこの反復作業を好まない。子どもの反復習得について知らない親にすると、同じレッスン内容を繰り返しすることへの苛立ちや不信感はわからないでもない。
この特性を利用して、記憶に残る作業を積極的に取り入れているBlue’s Cluesが子どもたちの学習効果に良い影響を与えているのはある意味、当然の結果だと思った。
そして子どもの集中力の持続性についても、この番組が子どもを30分じっと番組を見させることができるのでした。
我が子が年中の時に保育園で見学会があり、子どもの様子を見に行ったことがありました。
年少から年長までの子どもたち40名ほどが1つの部屋で、先生が読む絵本の前にじっと座って聞いていました。また先生たちのお芝居が始まっても、1部の子どもたちは興奮して、はしゃいでいた子がいたけど先生が席に座らせるとちゃんと見ることができていて、40分の見学会があっという間に終わっていました。
これには本当に驚かせた。幼児の子どもはじっとせず、走り回るものだと思っていたからです。
でも最後までじっとお話を聞いたり、絵本の朗読の途中に、先生が投げかける質問にもみんなそれぞれ好き好きに答えることができて、「なんてお利口な子どもたちなんだろう!」と感心させられました。
そう、この「物語」、ストーリーを子どもたちを巻き込むこと、そして知的に一歩ずつ質問に対して子どもたちが理解できたこと、成功や達成感を感じる要素があれば、大人が単調だと思える構成や内容、マンネリ感満載でも、幼児は同じストーリーを再度体験して「また〜同じ〜!」と言いながらも、実際は、同じものを見ることができたことに興奮し、反復効果もあって学習効果を上げるのです。
未就学の子供たちに新しいことを教えることと、復習を継続させることのバランスをとる難しさがここにあります。
この調和の取りながら、子供たちの英語力の上達が見込めるのです。
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安田 英承
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