子ども英会話の体験レッスンとは?

英会話スクール

「スクール」や「教室」と名がついて生徒募集をしているところは「体験レッスン」と称して、模擬レッスンが受講できたり、カウンセリングをしてもらえたりしますね。無料で受講できたり、有料で提供しているところもあります。受講回数も1回から何十回、もしくは期間限定で何回も受講できるところもあります。

「体験レッスン」とはサービス内容が異なりますが、商品のサンプルみたいなものもありますね。食品であれば、その場で試飲や試食でき、おいしいものであれば、その場で購入ということもできます。

あと学生の就職先などでの「インターンシップ」もある意味その職場で体験ができます。学生側と会社側との思惑がマッチしやすいことで、お互いにとってよい関係ができやすくなる機会と見ることができるでしょう。

今回は、もし子どもに英会話を習わせようと考えていて、無料体験の受講を検討している人にオススメの内容です。

 

子どもが対象の体験レッスンの場合

スクール運営サイドとして、無料体験レッスンの受講をオススメする最終目的は、「生徒募集・入校を促すこと」や「スクールの認知度をあげる」ため。

体験希望者は、年齢や学習歴に応じて、既存のクラスに参加して受講する場合や、新規のクラスで模擬レッスンの受講をおすすめされることがあります。

そんな体験レッスンでは、子どもの興味や様子を注意深く観察しながら進めていきます。

親や先生も予期しない出来事があるものです。
親や先生も予期しない出来事があるものです。

 

子どもの体験レッスンでは、様々なハプニングがあります。

ある子は、教室に入室する前からすでに「いやいやモード」で、「嫌だ」「帰りたい」「なんでこんなところにいるの?」と険悪・・・・。そんな子でも暖かく見守りながら授業を進めていきます。子どもによって、いろいろな表現の仕方がありますからね。ある子は、レッスンが始まる前からずーと泣きっぱなしで、「帰りたい!」の一点張りだったけど、終わりの時間には、「また来たい。」と言って、「See you next time!」って、さっきまではなんだったんだ?という子もよくいます。わからないものです。

また別の子は、「やる気満々」で、活発な子でも、レッスン終了時には、「全然やりたくない。」という子もいます。

いろいろな子がいますよ、最初から最後まで緊張している子、恥ずかしくてなかなか英語が言えない子、全然先生の言うことが聞けない子、自分のことをずーと話している子、途中から寝てしまった子、持病が悪化して病院に運ばれた子など、いろいろな子がいましたね。

 

私自身、昔は自宅に訪問して、訪問先の玄関先などをお借りして、親子や子どもとの体験レッスンを実施していました。多くの人に受講してもらった経験がありますが、訪問先での模擬の授業を受けた子どものほうが、教室に来てもらって受講するよりも、入校して子は多かったです。

おそらく自宅のほうが子ども自身が安心するのでしょう。だからいろいろなことを初対面の私にでも話してくれました。

教室の体験レッスンでは、心理的に新しい場所で不慣れなことや人見知りの子どもだと、緊張したりすることが多々有ります。子どもが英語を習うことに興味があっても、実際に教室に来て体験レッスンに参加しても、いい思いをしないこともあるようです。

 

オススメ:その1

体験レッスンを受講前に、親子でよく体験レッスンについて話し合っておくことです。

普段から親子のコミュニケーションがとれていないと、いずれクラスで問題が大なり、小なりと発生しやすくなります。例えば、子ども自身、本当は英会話スクールに通いたくないのに、通うことになってしまった場合、授業中も当然やる気がないわけです。また、子ども自身は英語を習いたいけど、子どもが理解できる説明を受けていないと、「本当は遊びたいのに、親が勝手に決めた」、なんてこともあります。そんな子達の体験レッスンでは、本人が戸惑いながら受講している場合が多々見受けられます。

 

オススメ:その2

体験レッスンを受講する目的をしっかり持つことです。

  • なぜ体験レッスンを受講しますか?
  • 体験レッスンで何を体験してみたいのでしょうか?

「子どもが習ってみたいという授業」、「他の生徒の様子」、「先生の指導方法や子どもへの接し方」などなど、こだわりがあれば、これらを明確にして受講してみてください。

なぜこれを伝えるかというと、目指すものがしっかりとしているので、子どもの英会話の習得のためのベースが整っていることになります。

あと、たまーに、「そちらのスクールでは強引な勧誘とか営業とかありますか?」と質問されたりします。

まだこんなことをしているスクールがあるんだと呆れますが、これはスクールに限らずどんな会社やお店でも、「客にとってありがた迷惑な」活動をしているところは今も昔もあるものです。強引な勧誘などを未然に防ぐためにも、「受講目的」をしっかりと持つことをお勧めします。

また、体験レッスン専用のスタッフや先生が体験レッスンを盛り上げるようなところは、「その場のノリ」で入校を促すところもよく聞きましたね。「催眠商法」でしょうか・・・・

 

オススメ:その3

授業内容を子ども自身が理解できるかどうかの判断は担当講師やスタッフに質問をしてください。

これは、英語ができない、もしくは日本語しかできない、第2言語ができない親にとって一番判断が難しいところでしょう。なぜならば、子どもが理解できているかどうか、授業での様子を推測するしかないからです。

だから、わからないこと、知りたいことを積極的にまた具体的に質問することが必要です。

 

先生も結構緊張しているんです

あと、英会話講師やスタッフ(私も含め)は、体験レッスンでの親御さんとの初顔合わせは緊張するものです。普段のレッスンと様子が違うのと、親御さんが体験レッスン時に子どもの様子を見学にクラス内へ参加する場合、先生は「厳しい目」で見られている訳です。ある意味、受講している子どもよりも緊張しています。

 

子どものやる気と親の考え方、スクールや担当の先生との考え方が一致すればいいですね。親子で納得するスクールを見つけられるよう願っています。

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安田 英承

1970年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。1児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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