英語のyankeeと卒業式のヤンキー

３月は卒業式のシーズンです。

セシル英会話に通っている子たちから、彼らの学校の卒業式の様子を聞けるのが今頃です。

車で移動していると、制服の男の子や女の子たちが手に一輪の花を持っているのを見かけたとき、微笑ましいな〜と思ったものです。

夕方、コンビニの駐車場にいると、卒業式を迎えた中学生のグループ３０人以上が店前や店内をたむろしていました。

車から彼らの様子を見ていると、スマホでグループで写メを撮っていたりで、これまた微笑ましい。こんな感想言ってる自体、自分もおっさんだな。

彼らは全然その場から解散するつもりもないらしい。

その中で、長ランやセーラー服に胸と背中に大きな和柄と文の刺繍を施して、髪の毛は真っ赤やマッ金に染め上げた男の子や女の子たちもいました。

昔のヤンキーと変わらず、なぜかタバコを吸ってます。

中学生がコンビニでたばこが買えるのは、外国人従業員だから簡単に手に入れることができるんだとか。

別の中学校に行っても、なぜか数名同じような格好をしたヤンキーな子たちが毎年いるんですよね。少子化で規模は少なくなったり、やんちゃの度合いが低くなっても、昔と比べて出現する割合は変わらないと思う。不思議です。

世界から観ると「面白い文化」なんだと思う。

大きな派手な刺繍の入った特別仕様の学ランや特攻服は、決して安いもんではないです。もし卒業した先輩から引き継いだものでないなら、親や祖父母が彼らのスポンサーなんだろうな。

ただこのヤンキーと呼ばれる子たちの親、その親の躾や親子関係はめちゃくちゃなパターンが多いのも昔から変わらないと思う。

個人的にはヤンキーって昭和の響きがするんだけどね。

英語の”yankee”には、「不良少年」という意味はありません。だから通じません。 

北海道、小樽市内探索。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

yankeeという言葉は、アメリカ南北戦争時代にさかのぼります。

当時の南部軍が北部軍の白人に対して呼んだのが始まりです。今でもタブーになっています。この言葉を使う人もいないと思う。だから「不良少年」なんて意味はないのです。

では、New York Yankeesの “Yankees”はニューヨークの不良か！というと、これまた違い、”Americans（アメリカ人）”の意味になっています。

New York Yankeesは、New York Americans です。

では、不良少年をなんて英語で言うのか。

“a punk”

他にもあるけど、これが一番。

そのようなpunksを同じ卒業生たちは冷ややかに「あ〜あ」と傍観していることも、昔と変わっていませんでした。

この子たちが親の世代になったときでも、また同じ卒業式の風景を見ることができるんだろうな。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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