AED：応急手当の体験をしてみた

セシル子供英会話のレッスンで、教室でクラスの子が急に倒れて救急車に運ばれた話題がありました。

それも違う地区で連続で同じような話しを聞きました。

クラスの子が倒れた原因は両方とも恐らく「癲癇（てんかん）」が原因だったようです。

急に目の前の子がバタンと倒れて、床が痙攣（けいれん）を起し、「う〜、う〜」と唸っていて、どうしてあげたらいいのかパニクったという話しでした。

二人とも無事だったようですが、目の前の人が突然倒れて、意識を無くし動かなくなった場面に遭遇したら、だれでも何をしたら良いのか分からなくなると思います。

AED（automated external defibrillator）自動体外式除細動器

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

私自身、目の前で交通事故で人が車にはねられて、人が飛ばされたり、ありえない体の形に変形した場面を目にしたことがあります。

初めて人がはねられた瞬間を見たときは、何ができるのか分からなくなった記憶が今でも鮮明に覚えています。

でも２回目に事故現場を目撃したときは、冷静に対応でき救急車を呼んだり、けが人への対応ができました。

しかし、心肺停止を起こした人がいたときに、その応急手当を知っておきたいなとずっと思っていたところ、地元の町内会の防災訓練で心肺蘇生とAEDの装着の体験をしてきました。

まず応急手当のために何をするのか。

１．倒れた人や反応がない人を見かけたら助けることです。

周りの人に応援を呼びます。

そして１１９番通報するように頼みます。

早く、早く、早く！

とにかく早く助けることです。

２．呼吸を確認します。

呼吸があれば、救急隊の到着を待てばいい。

でも呼吸していない場合、

３．心肺蘇生をします。

心肺蘇生とは、胸の骨のところ、心臓のあるところに５センチ位深く強く、早く圧迫して心臓が動き始めるように１分間に１００回以上おこないます。

生徒さんで看護師さんが交通事故の現場で医師と一緒に駆けつけ、前の車と挟まれた運転手が心肺停止を起こしそうになったとき、体を車内から出すことができないので、通常の心肺蘇生ができないために急遽、胸部を執刀し開いて、直接心臓を手で揉んで蘇生を試みた体験談を話してくれたことがあります。

肋骨が折れてもいいぐらい、心臓を直接刺激を与えるために圧迫をする必要があり、一人だけで続けることが体力的に大変な作業になるため、できるかぎり通行人や周りにいる人に応援を頼み、心肺蘇生を代わりにやってもらう必要があります。

４．人工呼吸

そして本来なら人工呼吸を試みます。

でもコロナということで、相手の口に直接息を吹き込むことをためらう場合は、胸骨圧迫のみでもいいので続けましょう。

５．そしてAED（automated external defibrillator）自動体外式除細動器を利用します。

名古屋市内で公共施設に必ず設置してあります。

AEDを応援を頼んだ人に持ってきてもらっても、その使い方が分からず説明書を読んでいては、助かる命も助かりません。

とにかく早く、早く、迅速にです。

でも使い方はとても簡単です。

この装置はとても優秀で、音声が流れるのでその指示に従います。

指示の内容によっては、心肺蘇生をする必要がある場合や、電気ショックを与えたりします。

電気ショックが終わっても引き続き心肺蘇生を続けます。AEDからの音声に従いましょう。

流れを知れば簡単な作業ですが、実際に目の前に人が意識を倒れたりしたら、見つけた本人がパニクります。

講義中に町内に住む元看護師さんが体験談を話してくれました。レストランで食事中に隣のテーブルの人が急に倒れ、呼吸をしておらず心肺蘇生をしたところ、気道に食べ物を詰まらせてしまったことがわかったのでした。

日本で昨今のコロナの死者よりも餅を喉につまらせて窒息死した死亡者数が多いぐらい、食事中に死ぬ人が多いのです。

心肺蘇生途中に、背中を思いっきり叩いて喉につまった食べ物を吐かせることをしました。

店内にいた人たちが彼女が背中を思いっきり叩いたり、心肺蘇生で胸部を思いっきり深く押しているのを見て、

「そんなに思いっきり叩かなくてもいいんじゃないの」

とか

「胸の骨が折れちゃうからもうすこし優しくしたら！？」

など雑音がうるさかったようです。何も知らない人は黙りましょう。口を動かす前に体を動かしましょう。

救急隊員が来た時は、喉をナイフで開いて、直接酸素用のチューブをそこから入れて救急車に運ばれて行ったようです。

この講習を受けただけで、心の準備ができているので落ち着いて対応できるだろうなと思っています。

一度受講をおすすめしますよ。

路上のマンホールを利用した災害用仮設トイレ。災害時は水とトイレの確保です。

名古屋市内でも珍しく町内会で防災訓練をやっていて、近所の方たちとも交流でき、いつ起こるかもわからない自然災害からお互いに生存できるためにもいい機会でした。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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