Condominium Reconstruction：マンション大規模修繕工事前の点検を一部見せてもらった

形あるものを維持するためには、定期的なメンテナンスが必要になります。

もし、そのメンテナンスを長い間放置したままにすると劣化が一気に加速していきます。

マンション大規模修繕工事の下見に立ち会ったことがあります。

業者が現在の建物の状態を把握し、診断して修繕するための見積もりをし、納期が決まれば工事となります。

その診断ですが、職人が打診棒と呼ばれる鉄のボールが付いた棒をコンクリート外壁を軽く叩いたり、擦ったりして打診音の違いを聞き分けて、外壁の浮きや欠陥を探っていきます。

表面上は塗装できれいになっていれば、補修の必要は無いように思われましたが、打診音を聴き比べると明らかに外壁が浮いている、もしくは外壁の内側が空洞になっていると思われるところがあるんですね。

ひび割れとか苔がコンクリートの表面に生えていたら、かなり壁の損傷が激しいと考えていい。

ましてや水漏れなんて、とんでもないわけです。

たとえマンションの一部に損傷が見つかっても、ビル全体の耐久性に関わってくると言います。

知人が神戸でマンションを購入しようとしていたとき、阪神大震災がおこりました。

新築のマンションの１室が地震で崩れてしまったけど、結局マンション全体の耐久性に問題が今後生じてくるということで、マンションの値崩れが起こり、さらに今後の修繕費用が莫大なものとなったケースを教えてもらったことがあります。

マンションか一軒家の購入がいいのか、そんな話題でした。

マンションの大規模修繕工事

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

アメリカのマイアミビーチという高級リゾート地があります。一年中キレイなビーチを眺めることができる最高のロケーションに１３階建てのプール付きの１３６戸の築４０年のマンション（condominium)がなんと突然全壊崩落してしまったのでした。

この事故で９８名の方がお亡くなりになり、まだ行方不明者がいますが、大量の瓦礫の下からの長期の救出活動の甲斐もなく終止符が打たれました。

マンションが倒壊した瞬間の動画を観ましたが、New YorkのWorld Trade Centerのビルの崩壊を思い出しました。

ではなぜクラッシュしてしまったのでしょうか？

報道によると、

マンションの大規模修繕、メンテナンスをしてこなかったツケだったようです。

何が一番の原因で倒壊したのかは明白ではないようですが、複雑な要因が重なってそれが一気に起こってしまったのでした。今後の調査で判明していくとこのことです。

でもこのマンションは以前から構造的な問題をすでに指摘されていたのでした。

倒壊が起こる３年前に警告を受けた時点の修繕費が６００万ドル、日本円で６億６千万円！

このときに何もしなかったのです。

そして再度、倒壊寸前の喫緊の大規模修繕の見積もりが１５００万ドル、日本円で１６億５千万円。

とんでもない金額になっていたんですね。

ついに住居者は、貯めていた積立修繕費用で工事の着工を進めるところで崩壊してしまったのでした。

ちなみに日本のマンションの大規模修繕工事は１３年ぐらいを周期に行っているのが一般的なようです。

この周期の長さも、建築工事の時点で素人には分からないグレーゾーンの欠陥があったり、デザイン重視のおしゃれな建物にした結果、耐久性が案外脆い場合もあるらしく、その周期が一気に短くなり、そして住居者への負担金も多くなります。

メンテナンスの大切さよりも金額の大きさに目がいってしまい、工期を先延ばすことになりがちなんだそうです。

そして日本のように地震がよく起これば、一気に建物全体にガタが進むのは明白です。

マンションやアパート、一軒家でも、部屋のデザインや色、間取りなどに注目してしまいがちだけど、本当は建物全体の状態を知ることも重要で、新築でも中古物件でも、物理や気候のことや、素材や建築のことがよくわかる人には、避けるべき物件を知っている、建物の寿命を推測できることがよく分かりました。

日本のバブル時期に建てられたビルや家は、景気の良さから材料費や人材費にお金をかけることができたので、この時期の物件は比較的頑丈にできていると聞いたことがあるけど、やはり形あるものはメンテナンスを定期的にしなければ、たんなるコンクリートのガラクタになります。

人間の体も一緒で、日頃のメンテナンスを怠ると一気に足腰の筋肉が弱まり、運動量が減りフットワークが鈍くなり、加齢とともに不健康なベッド生活になってしまうだな。

マイアミのマンションの倒壊後、その地区の築３０年以上で3階建ての建物全てに検査が入ることになり、そしてこの事故による被害者には保険とその土地の不動産価格相当の165億円の保証金が支払われ、責任者追求と刑事告訴がされることになるんだそうです。

たかがメンテナンス、されどメンテナンス。

怠ったその代償はデカイ！

2021 セシルスピーチコンテストの参加募集のご案内

自分の意見を自分の言葉で自信をもって伝えられる英語能力を持つこと。

このイベントは皆さんにとって、とても有意義であるとセシルは考えています。

今後の学習意欲と能力をさらに高めてもらうために、今年も開催いたします。

個人もしくはグループで参加可能です。

最優秀者は持ち回りのトロフィーと賞状を授与いたします。

皆さんの元気でユニークなスピーチをお待ちしております！

セシルスピーチコンテストは「自己紹介」と「音読」と「スピーチ」の３つです。

1. 「自己紹介」では、自分のことを言えるように暗唱します。

2. 次に、「音読パート」です。レベルに合ったものを先生と相談して音読します。

3. そして最後に「スピーチ暗唱」です。好きなテーマを考えて暗唱できるようにしましょう。スピーチの長さは年齢、英語歴を考慮します。

大学生や社会人の参加申込みもこちらからできます。

セシルの現会員ではなくても、以前会員の方であれば参加可能です。

ふるってご応募ください！

子どもに英会話を普段からしっかりと習得させてみたい親御さん！

以下の場所でクラスを開講しています。

社会人の方でコツコツと勉強しながら英語が話せるようなりたい方！

以下の場所で開講中！

各教室やコースのスケジュール等のお問い合わせは、こちらから。

もしくは

0120-506-346　か

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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