Cinderella Law：悪法は国を歪ませる。

雨の多かった今年の夏休みも終わりました。

その間、子供達はどのように過ごしてきたのでしょうか？有意義だったのか、それともダラダラしていたのでしょうか。

早く学校に戻りたい！というセシル子ども英会話に通う生徒もいれば、もっと夏休みが長ければいいのにと嘆いている子達もいます。

親とすれば、子どもには早く学校が開始になってほしいと願っていることでしょう。

そんな子供達の中には、学校へ行っていた時間が、友達と会って外で遊ぶことなく、テレビやビデオゲームの時間で一人費やしているようです。

コロナの影響で友達と遊ぶことを自粛している家庭もあったり、マスクを着用したまま公園で遊んで熱中症になるなんていう馬鹿げたことにならないために、クーラーの効いた部屋にくつろいで思う存分ゲームで遊ぶのも無理がないように思います。

ただゲームのやりすぎはよろしくない。

そんな中、チャイナ共産党が子どものゲーム時間を週３時間に制限する方針を打ち出しました。

金曜日と週末、祝日の２０：００から２１：００のみ遊べます。

以前は、一日１．５時間のみ遊べたのが今回で更に強化させました。

この動きのチャイナ共産党は、過去の歴史を思い出さずにはいられないと思う。

ゲーム中毒の子供達の様子を見て、「阿片戦争」の再来と悪夢がよぎったことでしょう。

ビデオゲームの時間制限

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

阿片戦争というとんでもない戦争がありました。

国内に違法に入ってきた阿片により中毒者だらけになり、その結果だれも仕事しなくなりました。戦争でイギリス兵が戦いに侵略されていても清国の兵隊たちも阿片でラリって戦争どころではなく、あっという間に降伏してしまいました。

ゲーム中毒＝阿片中毒なのでしょう。

また子どもは洗脳されやすいことを共産党の人間はとてもよく理解しているのです。

そのために早急に対策を打っているのはよく理解できますよね。

ただゲーム人口を増やしてきたゲーム制作会社やその投資家たちにとってこの方針の打撃は大きいでしょう。

なぜなら一時的にゲームの需要が減るからです。

でもその反面、私はこれは悪法になると思っています。

韓国で「Cinderella law （シンデレレラ法）」とも呼ばれる、「ゲームシャットダウン制」というのがありました。

それは、深夜時間帯における青少年のゲームサイトアクセスを防ぎ、オンラインゲーム中毒を防ぐ目的で制定された法律です。

なぜシンデレラ法とも呼ばれているのかというと、深夜１２時に鐘が鳴ればシンデレラの魔法が解けるように、深夜１２時になれば自動的にゲームができなくするようにしたのです。

ただこの法律も10年で廃止することになりました。

理由の一つには、１０年前に制定されたときのゲーム環境と今とでは比較にならないほど進化しているので、法律自体が古くなっていることもあるでしょう。

でもゲームをやりたい子どもの数を法律によって一時的に減っても、やりたい子たちは親のアカウントでなりすましてゲームをしたりするだろうし、あらゆる手段を探して法とシステムの盲点をすり抜ける道を探すはずです。

その結果、ゲーム中毒を減らす目的だったのがさらに深刻な中毒者を法律によって作り上げてしまったと思う。

昔アメリカにあった悪法、禁酒法も当時のギャングで有名なアルカポネのマフィアグループが闇酒の販売で莫大な利益を得て、暗黒街のボス、アンタッチャブルとなりました。州も警察もだれも彼には手を出せなくなる権力を手に入れたのでした。

また禁酒法によって、アメリカ人の遵法精神がなくなるきっかけにもなって、現在にもその影響を及ぼしているとも言われているようです。

たかがゲームだけど、人の娯楽を強制的に制限すると将来に禍根を残すことになるのは歴史が証明しているはずです。

実際はそんな法律をつくらなくても、個人の自助作用があって、ゲームばかりしていた子たちでも時が経つと、足を洗っている子たちの数も多いのです。セシルの生徒でも結構います。

でも子どもに自由にゲームをさせてしまう環境を初めに作ったのはやはり親がきっかけだろうし、そのゲーム依存の子どもにしてしまった問題を作ったのも親なのです。

2021 セシルスピーチコンテストの参加募集のご案内

自分の意見を自分の言葉で自信をもって伝えられる英語能力を持つこと。

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今後の学習意欲と能力をさらに高めてもらうために、今年も開催いたします。

個人もしくはグループで参加可能です。

最優秀者は持ち回りのトロフィーと賞状を授与いたします。

皆さんの元気でユニークなスピーチをお待ちしております！

セシルスピーチコンテストは「自己紹介」と「音読」と「スピーチ」の３つです。

1. 「自己紹介」では、自分のことを言えるように暗唱します。

2. 次に、「音読パート」です。レベルに合ったものを先生と相談して音読します。

3. そして最後に「スピーチ暗唱」です。好きなテーマを考えて暗唱できるようにしましょう。スピーチの長さは年齢、英語歴を考慮します。

大学生や社会人の参加申込みもこちらからできます。

セシルの現会員ではなくても、以前会員の方であれば参加可能です。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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