各出版社から2016年度版の英会話教材のカタログが10冊ほど送られてきました。
いろいろありますよ〜。でもたくさんありすぎ。選ぶのが大変です。
子どもの英会話教材について。
カタログは見ていて結構楽しいのですが、実際に選ぶとなると、指導する側が使いやすい教材と生徒が親しみやすい、学びやすいものができる限りマッチングしている必要があります。
そこで、子どもに何を中心に学んでもらうかで、ある程度絞ることができます。
例えば、歌が中心で単語もの、聞くこと、読みこと、書くこと、フォニックスもの、会話練習、文法中心などから選べます。
そこから、子どもの年齢にあったものを選ぶことができます。
例えば、幼児〜小学低学年(4歳から7歳)、中学年(7歳から10歳)、高学年(10歳以上)、中学生と一般的に別けられています。他にも、どの年齢でも使えるような教材もあります。
そして、子どもの理解度から選ぶこともできます。
初心者から学習年数、理解度に応じたもの、またはネイティブが学校で使っているものも選べます。
子どもの年齢と理解度があったものから、選んでいくのが比較的選びやすい。
例えば、私のスクールなら、初心者の小学低学年なら、会話中心で指導し、アルファベットなどの読み書きを宿題用にテキストを購入してもらうこともあります。
でもまだ絞りきれないかもしれません。
この時点でも3〜5冊ほど候補が上がっているなら、実際に教材の中身を見て判断することになります。でも、中身は絵や構成が違っているだけで、指導内容はほとんど同じであるかもしれませんね。
実際、教材のカタログや紙媒体のテキストを見ていると、20年以上前より教材数が増え、またかなり細分化されています。昔からある教材も今風に刷新されて、色使いや絵もデジタル化した風合いになっていますね。
例えば、以前はカセットテープから、CDやDVDに、インターネット上で学び、タブレットを使う教材も増え手段が増えたことは、指導する側だけでなく、子供にとっても素晴らしい事だと思うな。
でも肝心の内容は、20年前以上のものと、さほど変わっていません。
内容が昔からさほど変わっていないということは、評判がいいということと、講師は昔から使っている教材をあまり変えることがない?かもしれません。
一旦何を使うかを決めると、年齢と理解度が上がるにつれて、その後は初めに選んだ教材のシリーズ化したものを使用することが多いでしょう。途中、他のものに変えたり、試したりする英会話講師の数は意外に少ないと思う。
どんな教材を使うにしても、講師自身が自信を持って勧められる教材を使用しながら、講師の指導技術と能力に磨きをかける事で、子どもは有意義に学べ、英語ができるようになる第1歩になります。
でも、実際に販売されている教材が、こどもの英語力や英会話能力の上達に貢献しているのかな?と思うこともしばしば。
本当にベストな教材を選ぶのは難しいな。
安田 英承
最新記事 by 安田 英承 (全て見る)
- 英語が話せるための教材の選びの心得 - 2024-04-12
- 英語で質問できる力を鍛えることは大切 - 2024-03-29
- 日本人のレベルに合わせた英語テスト:TOEIC - 2024-03-19
コメント