英会話ができるようになるためには、繰り返し、反復練習を継続する必要があります。以前に「英会話習得のリピートの必要性」について書きました。
これは、英会話に関わらず、どんなことも何か習得しようとするためには、避けて通ることができません。これをなんとかショートカット(近道)できないものかと、「これをしたら〜!」、「これを使えば〜!」、「ここに通ったら〜」みたいな、お手軽系のものに手を出す人が多いようです。
そのようなものでも、繰り返し、継続しさえすれば「ものになる」場合もあります。
この反復練習が辛い、退屈と感じて、さまざまな理由で継続ができないんです。
「反復すること、継続することが大事なことは、わかっている」。
改めて、継続した反復練習の必要性を再認識するには、このグラフが示しているものが役に立つと思います。
ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」
ドイツの心理学者である、ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」を見たことがあると思う。
時間の経過とともに、反復・復習練習する時間を適宜入れると、記憶する効率が良くなるという理論。ちなみに記憶量を表すものではないです。
例えば、
3時間のセミナーに参加して、セミナー終了後、「あー、いいお話を聞けて楽しかった。」と自己満足!そこで、自宅に戻って、「どんなお話だったの?」と質問されると、自分のしたこと、発言したことはものすごく鮮明に覚えている。
でも3時間前に話した内容を思い出すのに、「うー、なんの話を聞いたっけかな?」みたいなことになる。思い出すのに時間がかかるわけです。
それから1週間後、なにも復習をしていないと、「セミナーに行って、ためになった話を聞いたことは覚えているけど、詳しい話は忘れてしまった。」ということに。
つまり講師の話した内容や講義中、別のこと考えていたりしたら、全体のうち、何%ぐらいセミナー終了直後、会場を出た瞬間、記憶として残っているのかな、と思う。
視覚、聴覚、触覚、嗅覚など使えるものは全部使って、80%ぐらい維持できるのか。
質問です。
先週、夕飯は食べましたか?
食べた記憶があったら、
なにを食べましたか?
記憶に残っている場合、相当豪華なディナーだったか、毎日一緒の夕飯か。
だから、子どもでも大人でも
復習が必要であることは、当たり前のことなんだが。
私の大切な知人は、記憶に長けた人がいます。その人にはクレジットカードを見せません。なぜなら、見せるとカード番号をずーと、記憶しているからです。
記憶を強化するために、ホームワーク(宿題)、自主学習をすれば、もっといいですね。
Let’s get moving!
安田 英承
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