「三つ子の魂百まで」を英語で言うなら

「三つ子の魂百まで」というのは、昔から日本で言い伝われていました。

これは、「３歳までは家庭でしっかりと育てることがとても大事なんだ。」ってことを昔の日本人は感覚として知っていたんですね。

このことが現代の科学で証明されています。

脳科学の分野では、３歳までに大人の６０％ができあがるというのです。そして１０歳までにはほぼ大人の脳と変わらなくなります。この１０歳前後を臨界期と言われています。

ハワイ、パールハーバーにある、「Battleship USS Missouri Memorial」
ミズーリの艦内に「戦艦大和」や「零戦」の模型が展示してあります。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

「三つ子の魂百まで」は、日本で伝承されていることなので、英語にするには説明がいるのでしょうね。

あえて言うなら、”Old habits die hard. “が一番近いかもしれません。

ただし、old habits〜には、３歳までに身に着けたことはという意味は含まれていません。

単に、「昔身につけた習慣は、なかなか治らない。」になります。

この「三つ子の魂百まで」の考え方に対して、多くの今の母親は否定しないかもしれないけど、現代社会では、母親が仕事を持つこと、家庭にいることができない現実もあります。共働き、もしくはシングルマザーで働かざる負えないのは仕方ないです。

ただし子を生めるのは女性のみ。 女性である母親が子どもが３歳までは家庭で育てることであり、決して楽して育てること、手抜きができることではないでしょう。子どもを正しい大人にするのは父親にも責任があることは歴史が証明していると思う。

でも母親、父親の役割、男と女の役割が変わってきている、男と女の壁を無くそうみたいな傾向があるようです。

そんな話を生徒さんたちと話をしていたら、会社の若い従業員、いっぱしの大人が、みんなで食べるケーキを切ってもらうためにその従業員に包丁を渡したら、包丁の持ち方を知らないし、ケーキの切り方を知らなかったんだそうです。その様子を見て、合点が行ったと言ってました。なぜならその母親を知っているらしく、その母親は女性だけが子育てをする必要がないみたいな考え方だったらしいのです。

親としての責任感の希薄の結果だ、と。

「三つ子の魂百まで」の見方からすると、赤ちゃんをもつ家庭にとって、便利な現代社会のようだけど、なんとも住みにくい世の中かもしれないな。大人になる今の子どもたちのために禍根を残さないことが必要だと思う。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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