「５月病」という社会現象を英語で？

日本ではゴールデンウィークが終わると、「５月病」に罹る人が多くなる傾向があります。

これは日本だけの社会現象だと思う。

では、「５月病」って英語で何というのか？

北海道旭川市の旭山動物園

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

医学用語で「５月病」なんてものはありません。

感染症でもないしね。

つまり日本にしかない現象だから、これを英語で説明する必要があります。無理に「May blues」ってどこかで見かけたように、５月病を強引に一言でとってつけたような表現を使ったところで、日本の事情を知らない外国人にはまったくつうじない。

でも、「５月病」に似たような症状を訴える人たちが海外にもいます。

「burnout」と言います。

燃え尽きた、って感じでしょうか。

仕事や学業に対して達成感もなく自信喪失になり、会社員や学生が精神的な病に罹ることもあるようです。

海外の専門家や研究者の間では、このような症状を患っている患者は、「仕事」が原因とは全く思っていないという研究報告もあります。

もし仮に仕事が原因なら、やりたくない仕事、自分のできる限度を超えた仕事は断ればいい。

断り方を知らないのが問題なのです。

頑張りすぎて、上司や周りの期待に応えようと無理をしすぎてしまうのです。

なんでも「Yes！」と仕事を引き受ける、「Yes-man」は早死にします。

「やりたい」と思える仕事に集中できれば、やりたくもない仕事や会社にとって重要でもない仕事には「No」と上司に断れるだろう。断るには「勇気」も必要だけど、それと同時に休息をとる能力とのバランス感覚を持ち合わせていない人は、結局燃え尽きてしまうんだろう。

「仕事」や会社を言い訳にしているだけで、「５月病」になるのは本人の仕事に対する考え方に問題があると認識していないと、ドツボにはまるんだろうな。

リモートワークをする社会人が多くなったら、５月病も次第には死語になるかも。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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