文章を書くことに全然慣れていない、セシルの安田です。日本語って本当に難しいですよね。この年齢になっても、本当に母国語って大切だな〜と感じています。日本語の語彙力や表現力を養うことができるのは、やっぱり読書からだと思うんです。
知人で秀才肌の人や安定した企業経営をされている人たちは、本当にたくさん本を読んでいるし、文章力も抜群で、書く内容が本当におもしろいですね。小さい時から読書することに慣れ親しんでいるケースがほとんどのようです。
私のこんな拙い文章でブログを書いていて恥ずかしい限りですが、興味があったら読んでみてください。
さて、今回は英作文と英会話について。
母国語がしっかりしていないと、英語のまとまった文章を作るのに大変苦労します。これは、英語を母国語とする人も同じです。
「読み」「書き」は、知能と比例しています。「聞く」「話す」は、知能とはあまり関係ないです。
日本の会社の入社試験や学校の入試に小論文テストがあるのは、その人の情報伝達能力を測るためです。この能力の優れている人は、知能が高く、ポテンシャルが高いと言えます。
プロフェッショナルな論文等を書いている人の、文章は素人が読んでもさっぱりわかりません。日本語でも解読不能な場合があります。
小さい時に両親から「たくさん本を読みなさい!」って言われませんでしたか?そんな親御さんは読書の大切さと日本語は大事だってことを知っているんですね。
エッセーやリサーチペーパーを英語で書く
私は、昔アメリカに滞在前まで、まったく読書の習慣がなく、日本語の語彙力さえも乏しいのに、英語でエッセーやリサーチペーパーを書いた経験があります。シアトルの語学学校に在籍中、この課題で自分の英語がかなり鍛えられました。20年以上前のことですが、今でも苦労したことを覚えています。
このスクールのコースの最終課題がアカデミックエッセイ提出でした。
エッセイを書くにも、書き方があるんです。もし勉強してみたいと思ったらこの本をお手元にどうぞ。当時私が使っていたものです。他にも「Research Papers」という本も使っていました。おすすめですよ。
「thesis statement」の書き方、「outline」の作り方など、知識として勉強するとよいですね。
さて、当時初めて書いたresearch paperが「John F. Kennedyの暗殺」だった思う。10ページ以上で必要最低単語数も限られていた。日本語でもそんな作文したことがないのに、この課題は大変苦労しました。
なぜこのテーマにしたのかは、あまり覚えていないけど、出来上がったものはとても好評だった。その内容は別の機会に・・・・・
自分自身はケネディ大統領のことや当時の暗殺された社会情勢などについて、まったく知らなかったので、リサーチすること(情報収集)から始めることになりました。インターネットが当時はまだアメリカでも、情報が十分ではなかったので、初めに、当時放映していた「JFK」の映画を鑑賞し、そしてパブリックの図書館や大学の図書館へ行き、暗殺当時の新聞が保存されているマイクロフィルムを読んだりと、ものすごい時間がかかった。なにせ、英文に読み慣れていなかったので、英和辞書で意味を調べて、その資料の中からノートに必要な情報を書き写したりと、図書館の閉館まで、ありとあらゆる情報を入手していましたね。
いまならインターネット検索してコピペし、ワード形式で提出すればいいでしょうけどね。
さて必要な情報を集めたら、今度はそれを自分の考えを反映していくのです。
これも大変。
英文作ったり、英語を話す時に初心者がしがちなことをちょっと紹介します。
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知っている単語をそのまま英文にする、もしくは話す。
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辞書で調べた単語をそのまま英文で使う、もしくは話す。
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主語と動詞がはっきりしていない。もしくはどちらかが英文にない。
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基本文法の理解があいまい:時制がめちゃくちゃ。
#1は、既知の英単語をそのまま使って英作文しても不自然な場合があります。
#2は、#1と同じです。調べた英単語の意味と日本語の意味は同じでも、英文の内容と合っていない場合があります。
#3は、基本です。
#4は、文法をしっかり理解し、正確に使えるようにすること。特に文章にする時は、「いつの話をしているのか?」ということを相手に伝える意識をすることです。
他に、英語は同じ単語や言い回しを嫌う傾向があります。日本語でもそうですよね。だから、こんな辞書もかなり活用していました。おすすめです。今はこんな辞書がなくても調べたい単語をインターネットで検索できます。
英語の語彙力がないし、英文を書き慣れていないので、初心者にとって難儀でした。また、英文のタイプなんてしたことがないのに、パソコンに何十ページもの英語をなんとか入力し、それをプリントアウトし終わった時は、「やったぜ!」と思ったものです。
そして、今度は書いたものを「推敲」、見直しをします。
誤字脱字もないし、ピリオドなど基本的なミスも見当たらないし、これでOK!。
当時ルームメートのアメリカ人に(のちにメディカルドクターになった)私のペーパーの数ページを添削してもらいました。そうしたら、私の書いた文章はほとんど残っておらず、全部書き換えらえていました・・・・。
「ショック・・・」
理由を説明してもらったけど、簡単にいうと上記の4つ。他にもありますよ、日本語をそのまま英語にしたでしょ?というような言い回しや表現は、まったくダメ。そして日本語の語彙力がないから文章が幼稚だったと記憶しています。
また一から書き直しましたよ。単語力、語彙力というベースがないので本当に苦しんでいました。できあがったものを再度ルームメイトにチェックしてもらい、訂正して・・・そんな作業を繰り返し、繰り返し・・・
本当に鍛えられました。この作業自体は大変だけど、読み書きの英語力はものすごい上がったと実感できました。
だからある程度英会話ができている人には、私のスクールでは英文を作る作業を取り入れたりしています。リサーチしてまですることはないのですが、自分の英文を書いて推敲することをお勧めしています。
英語の「読み」「書き」の訓練は、英会話上達には絶対に必要です。英会話(聞く・話す)ができても、読み書きの訓練や練習をしないと、現状維持のままなのです。
英会話って難しいそうですよね!?はい、難しいです。でも話せるようになったら楽しいですよ!
Let’s get moving!
安田 英承
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