小学校英語教育禁止で家計の教育費を削減できるのか

日本の小学校では、英語が教科となって成績表に成績がつきます。

小学校から英語を科目として導入することに疑問視する声は今でもあります。

導入賛成派は、早い時期から英語に慣れ親しんだほうがいいと言うのが主な理由でしょう。

反対派は、子どもには母語がまだしっかりしていない。英語を教えるよりも国語にもっと力を入れるべきと考えています。

このような論争がチャイナでも起こっているんですね。

上海の小学校で英語の試験を廃止する動きが出てきました。

家族と京都市内観光してきました。

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

以前、チャイナの英語教育について、クレイジーイングリッシュについてブログに書きました。

チャイナでは、一人っ子政策が廃止されて、３人子を進める政策に法律化までしています。ただ未だに一人っ子の呪縛が人民を解き放しておらず、それが原因で人口減少にこれからますます歯止めがかけられなくなるとチャイナ共産党は危惧しています。

また子どもにかける教育投資が強烈な競争の学歴社会に煽られて、家庭の家計にしめる教育費の割合がものすごい負担になっているようです。

そこで「英語」がターゲットにされています。

日本でも有名な英語学習アプリが国内で禁止され、オンラインゲームにいたっては、キャラクターの名前の英語表記が中国語になったりと、「国語」から人民を変える動きになってきています。

英語教育の禁止から、文化大革命みたいな恐ろしいことが起こりそうです。

チャイナも日本と同じように英語よりもまずは国語を大事にするべきだと考える人達も多いようですが、英語の授業が禁止される代わりに「習近平・共産党思想」を広げる政治的思惑だと言われています。

内モンゴルでもモンゴル語が廃止され漢語が国語として強制され、町中の広告や道案内もすべてモンゴル語が撤去され、そんな学校教育に嫌気をさした保護者たちがボイコットを始めると、共産党は親の職場に介入し職を失う脅しをかける事態になっています。

モンゴル語を教える教師が首になり路頭に迷っています。

母語を強制的に失う恐ろしさです。

英語が禁止になった子を持つ親で英語の大切さを知っている保護者は、子どもには英語を理解して外の世界を知ってほしい、海外に留学して広い知見を持ってもらいと思うのは自然なことだと思う。

チャイナは「習近平・共産党思想」を洗脳させるのに一番適した時期を知っているのです。子供をターゲットにするのです。

教育熱心な保護者や自由な教育を望む親は、この状況下でどのように子どもに教育を与えていくのか想像がつきます。

私自身、学校の英語教育導入は反対の立場です。

反対派同様、国語に力を入れるべきだと思っているけど、まるっきり学校の英語教育に反対なわけではなく、選択制がいいと思っています。英語を学びたい、なんとなく楽しそうと思う子どもが自ら選んで勉強すればいい。そんな子たちが望むのであれば海外留学する道を開けるべきです。

変な平等を謳う英語教育を廃止するには、社会的学歴教育システムになっている受験の改革が必要で、東大の英語入試を廃止すればすべてまるく収まると思っています。当然大量の英語教員の血は流れるけどね。

でも英語を勉強したい子どもが増えれば、システム自体が変わる必要になるだろう。そしてそういう子を持つ家庭の教育費は当然増加するでしょう。

またチャイナ共産党は、学習塾の営業も禁止させたようです。

日本の学習塾産業がチャイナに展開していると聞いているけど、なぜあのような危険なところでビジネスしようとするのかわかりません。

政府が何かを禁止すれば必ず裏の手を考えるのが常です。

子どものためと思えば、たとえ大きなリスクを負っても裕福な家庭は、当然、闇営業の家庭教師やオンラインのリモートに莫大な授業料を支払い、競争を勝ち抜くための教育を与えるはずです。

結果、国内ではますます教育格差が広がります。

今の日本も昔から、親の収入が高い程、教育にかける金額が高くなります。

英語教育を禁止しても、少子化は収まらないし教育費の負担が軽減されないものです。ニーズを持つ人々の経済や活動に政府などの外敵要因で禁止、制限されると必ず、より多くの人がそのニーズを満たすために負担が増え、二人も３人も子どもを持とうと思う余裕もなくなります。

英語教育が禁止こそされていないけど、より良い教育を望むほど社会的になんらかの歪が生じるのは避けられないような気がします。

セシル英会話も営業禁止を政府から言い渡されたら路頭に迷うのだろうか・・・・。

多分口コミで闇の授業を続けてるだろうな（苦笑）

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セシルスピーチコンテストは「自己紹介」と「音読」と「スピーチ」の３つです。

1. 「自己紹介」では、自分のことを言えるように暗唱します。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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