高齢の親の運転を止めさせた家族の話を伺った

高齢者が運転する自動車事故で、幼い子どもを持つ家族が殺された記憶が新しいです。

加齢による運転ミスとも言われています。

車のバンパーやドア、ヘッドライトあたりに無数の傷やタッチペイントの跡、凹みがいたるところにある車を運転している高齢者をよく見かけます。

隣を並列して走っていても、平衡感覚の衰えによって道路の線からはみ出しながら運転していて、こちらがヒヤリとすることもあります。

高齢者が運転する車の特徴とは？

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

知人宅へ遊びに伺ったとき、高齢の親父さん（８０代前半）が車を運転するのを止めたというのです。

以前はいつでもどこでも車で移動していたこともあり、驚かされました。

理由を聞くと、

「子供や妻がやめろ、やめろとうるさいんだわ。まだまだ全然乗れるし、どこへも行けるのに・・・・。」

「まだ免許は返納するつもりはないよ。ただ車はもう売ってしまったし、車庫もリフォームしてしまったよ。」と、未練タラタラと同時に、まだまだ運転はできるよ！と家族の前でアピールしているのでした。

親父さんがトイレに行っているときに、奥さんが彼の運転を止めさせる過程を話してくれました。

「子供達が『お父さん、もう運転止めて！』と何日も説得してね。もし必要ならいつでも車で迎えに行くから！と言ってくれてもね、敬老パスやタクシー券もあるんだけど、全然使おうとしないんだよ。」

「止めさせる決定打は、新車を買ってね、買って１週間で毎日ドアやバンパーに傷を付けたり、ぶつけてきたの。そしてテールランプを割って帰ってきたときでも、『こんなもん大したもんないわ！』って言っていたけど流石に堪えたらしいよ。若い時はいつも車は無傷でピカピカにして運転していたからね〜。」

まー大きな事故する前でよかった。

高齢者にとって、住む地域によって公共交通機関が充実していないところで車がないと生活できないこともあります。

運転を止めても、車の移動範囲の感覚で今度は自転車を乗りはじめると、転倒して大怪我をする可能性が車よりも高くなるものです。

親父さんいわく、運転止めて３ヶ月で、もう体の衰えを感じるようになってきたと言っていたな。

自動車事故を起こす割合の高い年齢は、若者の方が高齢者よりも高い。

でも車がないと親が自活できない場合、家族は親をどう支えてあげたらいいのだろうかと考えさせられました。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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