Moochers: 意外と身近にいるけど、自然消滅する人

家族でも、友達同士でも、会社や近所付き合いでもなんでも、人と付き合うとき、シェアする気持ち、気持ちよく分け合うことって当たり前でしょう。

そのとき、フェアで嘘なく、ひいきすることなく、お互いの暗黙の了解ってのもあると思う。

ただし、どこにでもある人との関係において必ず存在する人がいます。

A moocherと呼ばれる人です。

人がまばらの新千歳空港にて

英会話ができるようになってみたい子どもから社会人までサポートしている、セシル英会話の安田です。

ネットでmoocherを調べてみると、「せびる人とか、ねだったりする人」になっているけど、ちょっとニュアンスが違うと思う。

例えば、

近所でとても社交的な男性がいます。その人は、手作りのピザが得意で、キッチンにある冷蔵庫とは別に、お気に入りのビール専用の冷蔵庫がガレージに置いてあります。

仕事がいつもより早く終わり帰宅すると、近所を歩いてお隣さんとかに声をかけて自宅の自慢の庭に呼び寄せて、手作りのピザ、お気に入りのビール、そして彼の奥さんが好きなワインを出して、ちょっとしたパーティーをしています。

多い時は４、５家族ほど集まることがありました。

彼らの会話の中で、いつも自宅に呼ばれていた夫婦が自然消滅的に来なくなった話になりました。

彼らは、moochersだというのです。

毎回招待されていたその夫婦は、彼の手作りのピザやステーキやパスタなどをごちそうになっても、食べるだけ食べて、飲むだけ飲んで、お礼はきちんと言っても、彼らの料理を持参したりとか、料理をしないのならどこかのテイクアウトを持ってくるとかもなく、またワイン１本でさえも持参するとかが一度もないのでした。

彼らにすると招待されたんだし、タダならもらっていこうみたいな人をmoocherと言います。

そんな人、周りにいませんか？

別に彼本人は、彼らの料理を持ってきてくれることを期待しているわけではないけれど、彼の奥さんが彼ら夫婦のことを非常識なのでは？という、話になっていました。

その話を聞いていた他のご近所さんも、激しく同意していたのでした。

その夫婦が何も持参しなかったのは、悪気があったりとか、わざとしているわけではないようなのです。また彼らがお金に困っているわけではなかったのです。

要は、人への気遣いがまったくない性格とのことでした。

シェアしよう、感謝しようという気持ちがその夫婦にはまったく欠けていました。

そんな人達は、結局だれからにもお声がかからなくなり、自然消滅する存在になり、孤立していくのでした〜。

でもどうしてそんなmoocherになってしまうのだろうか・・・・。

これはきっと親の躾だと思うのです。

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安田　英承

代表 ： セシル（CECIL）

１９７０年、日本国生まれ。「セシル」代表。英会話スクール、留学斡旋、翻訳・通訳業務、日本語教室運営を名古屋中心に行っている。韓国人と日本人のハーフで、妻はアメリカ人。１児の父。ハーレーとアメ車好き。 別アカTwitterで「ハーレー英会話」してます。

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